VIDEO魅力を紐解く動画
FEATUREおすすめポイント
小さなお部屋でも、美しく、心地よく。
「線の細さ」を追求したチェアです。
「お部屋の広さが足りない...」
それは、コンパクトな日本の住宅において、多くの人が一度は感じる悩みです。
都心の賃貸でも、家族で暮らす戸建てでも。「限られたスペースを、どのように心地よく整えるか」は、私たちにとって共通の課題といえるでしょう。
物理的に間取りや広さを変えるのは簡単ではありませんが、インテリアの工夫によって、お部屋を「広く感じさせる」ことはできます。
その代表的なアプローチのひとつが、「線の細い家具」を選ぶことです。
家具の線が細くなると、視線が奥へと抜けていき、空間に自然な「抜け」や「奥行き」が生まれます。
さらに、家具そのものの体積がコンパクトになることで、お部屋全体がすっきりと整い、のびやかに感じられるようになるのです。
お部屋を、広く。そして、美しく見せるために。
今回、Re:CENO productから新たにリリースする「ダイニングチェア Pair(ペア)」は、その「線の細さ」に徹底的にこだわって設計しました。
たとえば、約6畳のダイニングに、チェアを4脚並べたとしましょう。
上の画像は、ナチュラルな木製チェアが4脚の場合。
木の素材感はあたたかみがありますが、素材の特性上、脚にはある程度の太さが必要になります。そのため、限られた空間では、やや圧迫感を覚えることもあるかもしれません。
一方、下の画像は、ステンレス脚の「Pair」を4脚並べた様子。脚のラインがすっと細く、視線が奥まで自然に通ることで、すっきりとした印象になります。
このように、同じ間取り、同じレイアウトでも、チェアの「線の細さ」ひとつで、広さの印象がこれほどまでに変わるのです。
もちろん、ただ細くすればいいというわけではありません。家具としての強度をきちんと確保しながら、どこまで線を細く、美しく仕上げられるか。
そんな絶妙なバランスを目指して、開発したのが今回のチェアです。
ここからは、このチェアが生まれた背景や、デザインに込めたこだわりについて、もう少し詳しくお話ししていきましょう。
線の細さが、「美しさ」を引き出します。
モダンデザインの魅力を、暮らしの中に。
「線が細い家具」は、空間を広く見せるだけではありません。見た目にも、「美しさ」をもたらしてくれます。
モダンデザインは、余計な装飾をそぎ落とし、「形や構造そのものの美しさを引き出す」ことを大切にする考え方です。
シンプルで、軽やかで、すっきりとした佇まい。そのミニマルな美しさは、空間に凛とした印象をもたらしてくれます。
こうした流れが生まれた背景には、産業革命以降の技術革新があります。
機械や鉄道の発展にともなって金属加工の技術が進み、それまで木材が主流だった家具づくりに、「金属」という新たな選択肢が加わりました。
装飾をそぎ落とし、細くて軽やか、潔いフォルムをつくる。金属は、そんな表現にぴったりの素材でした。
「線の細さ」を美しさとして捉える感覚は、こうしたデザインの歴史とともに育まれてきたものなのです。
「Pair」は、そうした背景をふまえながら、日本の住まいに合わせてデザインしました。
細くても、しっかり強い。
安心して使える「ステンレス脚」
ここまでお話しした通り、このチェアの大きな魅力は、「線の細さ」にあります。けれど、ただ細ければいいというわけではありません。
見た目を軽やかにしつつ、「毎日使っても安心できる強度」を保つには、適した素材選びが欠かせませんでした。
たとえば、木製のチェアは、素材の性質上、ある程度の太さが必要になります。細く削りすぎると、どうしても強度が足りなくなってしまうからです。
そこで、私たちが選んだのが「ステンレス」でした。
ステンレスは、「錆びにくく、強度が高く、見た目も美しい」という特性を持つ金属です。
水や湿気にも強いため、キッチンや浴室などでも多く使われており、実用性の高さは折り紙つきです。
さらに、スチールよりも錆に強く、アルミよりもたわみにくいという特性もあります。
このステンレスを使えば、毎日使うダイニングチェアとして、「確かな強さ」を実現できると考えたのです。
とはいえ、素材が決まったからといって、すぐに理想のかたちが完成するわけではありません。
線の細さと強度のバランスをどう取るか。どの太さで、どの角度であれば、見た目も美しく、安心して座れるのか。
その見極めのために、ステンレスパイプの寸法や構造を、何度も調整しました。
また、ステンレスと聞くと「指紋が目立ちやすそう...」というイメージをお持ちの方も多いかと思います。
たしかに、一般的なステンレスは手垢がつきやすく、お手入れがやや気になることも。
そこで今回は、特別な「指紋レス加工」を施したステンレスを採用しました。
指紋が残りにくい加工をすることで、見た目の清潔感がキープされやすく、 日々のふとしたストレスも、少しだけ軽くなります。
工場と相談を重ね、試作を繰り返しながら、ようやくたどり着いたのが、「Pair」のデザインです。
アーム部分には、「オーク無垢材」を使用。
金属のシャープさに、温かみを添えます。
ここまでご説明した通り、線の細さを実現するために、脚部の素材には「ステンレス」を選びました。
ただ、金属だけで構成してしまうと、空間に「冷たさ」や「無機質さ」が強く出てしまいます。
温かみのあるインテリアにも自然に馴染むように、アーム部分には「オーク無垢材」を取り入れました。
金属のシャープさに、木のあたたかさをひとさじ加えることで、全体の印象をやわらかく整えています。
オーク材は、古くから家具に用いられてきた木材のひとつです。
しっかりとした硬さと、美しい木目を持ち、ヴィンテージ家具などでもよく使われています。
使い込むほどに風合いが増し、少しずつ飴色に変化していくのも魅力のひとつ。時間とともに育っていくような感覚で、長く付き合っていただける素材です。
金属のシャープさ × オーク材の温もり。
「ナチュラルモダン」にぴったりのデザインです。
木のあたたかさと、金属のすっきりとした印象。そのどちらも感じられるデザインは、「ナチュラルモダン」なインテリアにぴったりです。
リセノでは、インテリアスタイリングをわかりやすく「ポジショニングマップ」として、まとめています。現代のインテリアテイストは、以下の4つに分けることができます。
・あたたかい
・かっこいい
・明るく、さわやか
・味わい深く、個性的
このチェアは、その中でも「明るく・さわやか」と「かっこいい・洗練」の要素を掛け合わせた、右下のポジションに当てはまります。
つまり、温かみの中に、ほどよい抜け感のある「ナチュラルモダン」なお部屋づくりにぴったりの一脚なのです。
たとえば、木製のダイニングテーブルに合わせた場合。
テーブルのやさしい木目に、チェアのステンレスが軽やかさを添えて、全体がぐっと洗練されます。
「木製テーブル × 木製チェア」の組み合わせももちろん素敵ですが、そこに異素材が加わることで、抜け感と上級者らしいコントラストが生まれます。
このチェアは、そんな「差しアイテム」としても優秀です。
一方、白天板+ステンレス脚のようなモダンなダイニングに合わせると、チェアの繊細なラインがより際立ち、空間全体がすっきりミニマルに。
そこにオークのアームが温もりを添え、アクセントとして味わいを加えます。
木のやさしさと、金属のすっきり感。そのちょうどいいバランスこそが、このチェアの魅力です。
お好みのインテリアに合わせて、自由にコーディネートを楽しんでみてください。
肘をそっと添えられる「ハーフアーム」
テーブル下にも、すっきり収まります。
毎日使うダイニングチェアには、「見た目の美しさ」と「使いやすさ」の、どちらも欠かせません。
このチェアでは、そのバランスを丁寧に考え、細部まで設計しました。
ひじ掛けには、「ハーフアーム」のデザインを採用。長すぎず、短すぎず、自然に自然に肘を添えられるちょうどいい高さと長さに仕上げています。
読書をしたり、食後にコーヒーを飲んだり...。背もたれに寄りかかりながら、肘をそっとあずけることで、ふっと肩の力が抜けて、リラックスした姿勢がつくれます。
さらに、アームがあることで、立ち上がるときもスムーズ。
肘に軽く力をかけるだけで体がふっと起き上がり、足腰への負担を軽減してくれます。
ご年配の方や、足腰の弱い方にもやさしいつくりです。
また、アームの高さは、テーブル天板より少しだけ低く設計しています。
座ったときにテーブルへの出入りがスムーズで、見た目にも圧迫感がありません。すっきりと整った印象を保ちながら、使い勝手にも配慮しました。
「肘をかけて、くつろぎたい」でも「スペースは取りたくない」。
そんな想いに応える、ちょうどいいアームチェアができあがりました。
サイズはすっきり、でも座るとゆったり。
圧迫感をおさえた「横幅50cm」サイズ
アームチェアというと、少し大きくて場所を取るイメージがあるかもしれません。
一般的なアームチェアは、肘掛けの分だけ幅が広くなりがちです。多くの製品では、「横幅55cm」前後のサイズが一般的。
たしかに、ゆったりとは座れますが、2脚並べたときにテーブルに収まりきらない...という悩みも出てきます。
そこで私たちは、「アーム付きならではの快適さ」はそのままに、「ダイニングに収まりやすいサイズ感」を両立させることを目指しました。
最終的にたどり着いたのが、「横幅50cm」というコンパクトな設計。
肘を自然に置けるハーフアームながら、身体がすっぽりと収まるラインに整えることで、狭さを感じさせない快適な座り心地を実現しました。
さらに、チェアにとってもうひとつ大切なのが、背もたれの角度です。
人間工学的には、90〜110度の範囲が「座りやすい」とされていますが、実際に快適と感じられる角度は、その中でも限られています。
私たちはこれまで、数多くのチェアを座り比べ、設計してきた中で、「自然に体をあずけられて、心地よくくつろげる角度」を追求してきました。
その経験からたどり着いたのが、「103度前後」という角度。
直角(90度)のように窮屈すぎず、後ろに倒れすぎることもなく、背中をふわっと預けたくなる、絶妙な角度です。
背もたれの高さやカーブも含めて、何度も調整を重ねた設計だからこそ、すっと背中が落ち着く感覚を味わっていただけます。
サイズはすっきり。でも、座るとゆったり。日常使いにちょうどいい、やさしいチェアに仕上がっています。
ぜひ店頭で、その心地よさを体験してみてください。
座面カバーは、取り外して洗濯OK。
汚れてもおうちで簡単にケアできます。
毎日使うダイニングチェアは、どうしても汚れがつきものです。
特に小さなお子さまのいるご家庭では、食べこぼしや飲みこぼしなどで、座面が汚れてしまうことも多いはず。
そんなお悩みにお応えして、このチェアは「カバーリング仕様」に仕上げました。
座面カバーは取り外して洗うことができ、清潔に保つことができます。
また、一般的には座面ごと取り外してカバーを外す構造が多いなかで、Pairは「座面を外さず、カバーだけを外せる」設計に。気軽にお手入れがしやすく、扱いやすさにもこだわっています。
軽い汚れであれば、ご家庭で部分洗いも可能。お風呂場などでサッと手洗いすれば、気になる汚れもきれいになります。
家族みんなが使うダイニングチェアだからこそ、気軽にお手入れできるのは大きな安心。いつでも清潔な状態で、気持ちよく使い続けていただけます。
また、一番のおすすめは、買った直後のひと手間。
「ユニタス テキスタイルプロテクター」を振りかけていただければ、さらに汚れが落ちやすくり、万が一に飲み物などをこぼしてしまった場合にも安心です。
1本あれば、4脚を1年以上保護できますので、ぜひご一緒にお買い求めいただくことをおすすめします。
床掃除のときは、テーブルに引っ掛けて。
ロボット掃除機も通れます。
ダイニングの床まわりって、意外と掃除が大変ですよね。チェアをひとつひとつ動かして、脚の間に掃除機をかけて...。
そんな手間を、少しでもラクにできたらという思いから、このチェアには「テーブルに掛けられる設計」を取り入れました。
朝の忙しい時間。掃除機をかけるのも、なかなか手が回らない...という方も多いはず。
そんなとき、サッとチェアをテーブルに掛けておけば、床下がすっきりと空いて、掃除機がけがスムーズになります。
実際に掛けると、床からの高さは「約10cm」。
ルンバなどのお掃除ロボットも、そのまま通れるように設計しています。
出勤前に引っ掛けておいて、帰ってきたら床がきれいになっている...そんな、ちょっと嬉しい日常が叶います。
お掃除の手間を少し減らしてくれるのも、このチェアのやさしさのひとつです。
ペットと安心して暮らせる
「引っ掻きに強い生地」を採用しています。
「うちには猫がいるので、布張りの椅子はちょっと心配で...」
ペットと暮らすお客様から、よくそんなお声をいただきます。
爪とぎまではいかなくても、ジャンプしたときに爪が引っかかったり、ふとした瞬間にひきつれができてしまったり...。
ペットと暮らす方にとって、チェアの張地選びは意外と大切なポイントなんです。
そこで私たちは、ペットにも安心して使っていただける張地を、オリジナルで開発しました。
一般的に「ペット対応生地」と呼ばれるものは、スナッグ試験という検査で「糸の飛び出しやすさ」をチェックし、100回の引っかきに耐えられれば合格とされています。
でもリセノでは、その基準をさらに大きく上回りたいと考えました。
私たちの生地は、2000回のスナッグ試験をクリア。専門機関での評価でも、「5段階中4.5」という高いスコアを獲得しています。
糸の構成や織り方から見直し、何度もサンプルを織っては調整。ようやく「これなら大丈夫」と言える安心感のある生地が完成しました。
猫や犬の爪が引っかかりにくく、小さなお子さまのいたずらにも強い。日々の暮らしの中で、気をつかわずに使えるというのは、思っている以上に心強いポイントです。
「アイボリー」と「グレージュストライプ」
2種類のオリジナル生地から、お好みに合わせて選べます。
座面の生地は、「アイボリー」と「グレージュストライプ」の2種類からお選びいただけます。
どちらも、リセノがゼロから開発した、完全オリジナルのファブリックです。
目指したのは、美しさと実用性の両立。ふだんの暮らしの中で使いやすく、それでいて空間を整えてくれる...そんな視点で、糸の選定や織り方の細部までこだわりました。
「アイボリー」は、すっきり明るく、やさしい印象。どんなお部屋にも自然と馴染む、軽やかで爽やかなカラーです。
「グレージュストライプ」は、落ち着いたニュアンスの中に、さりげない個性を添える仕上がり。
単なるストライプではなく、ラインごとに糸の太さや織り組織を変えることで、角度によって見え方が変わる、奥行きのある生地感をつくり上げました。
控えめな表情ながら、インテリアにほどよいアクセントを加えてくれる一枚。写真だけでは伝えきれない魅力が詰まっています。
ぜひ店頭で、質感や立体感をお確かめください。
確かな品質と耐久性にこだわりました。
BOKENでの耐久試験もクリアしています。
このチェアでは、第三者機関(BOKEN)による強度試験を実施しました。
体重約95kgの人が、1日20回座ると仮定して「約7年間分=5万回」繰り返し、 背もたれ・アーム・座面のそれぞれに負荷をかけて確認しています。
その結果、すべてのパーツで基準をクリア。普段使いで想定される強度はしっかりと担保されていることがわかりました。
もちろん、ご家庭での使用状況や頻度によって耐用年数は前後しますが、 日常的に安心して使える基準をしっかり満たしている、というのは大きな安心材料です。