
「NychairX」の2つのタイプで迷っている方必見!それぞれの座り心地を動画で詳しく解説しました。
https://www.receno.com/pen/recenotv/u37/2021-06-28.php公開日 2025年07月09日(水)
更新日 2025年07月08日(火)
こんにちは。
品質管理チームの澤登です。
キッチンや家具の天板・脚などに使われ、
実用性だけでなくインテリアのアクセントとしても
活躍するステンレス。
ステンレスはサビや汚れに強く、
お手入れしやすい素材です。
さらに、金属特有の上品な光沢が
空間にアクセントを生み出してくれて、
インテリアとしても魅力的です。
そんなお手入れ簡単のステンレスですが、
実は水あかや指紋、油分などは表面に残りやすく、
サビや拭き取れない汚れに繋がってしまうことも。
どんな素材にも言えることですが、
ステンレスも同様に、見た目の美しさを保つため
日々のお手入れが欠かせません。
今回は、そんなステンレスを
美しく保つための日常のお手入れ方法と、
サビや水あかへの対処法をご紹介します。
日本でも古くから、
キッチンなど水回りによく使われ、
とても身近な素材の「ステンレス」。
まずは、ステンレスの特徴から
深堀りしていきましょう。
ステンレスは英語表記で「Stain less steel」。
つまり直訳すると「Stain(サビ)」が
「Less(しにくい)」「stell(鋼鉄)」です。
その名の通り、ステンレスは耐食性、
つまりサビや熱への耐性がとても優れている合金。
その特性が、名前の由来となっています。
合金とは?
二種類以上の金属が混ざり合った物質のこと。
ステンレスは鉄を主成分として、炭素やクロムが含まれている合金です。
ここで一般的なサビのメカニズムについて、
解説します。
サビの主な原因は、水分と酸素です。
鉄などが水分と酸素に触れると
化学反応により溶けだしますが、
その化学反応のことを腐食と呼びます。
腐食した鉄と水分・酸素が混ざり合ってできたもの、
それがサビの正体です。
またステンレス自身ではなく、他の金属から
移ってしまうもらいサビという現象もあります。
本来、さびやすいはずの鉄を主成分としている
ステンレスですが、なぜさびにくいのでしょうか。
それはステンレスに含まれる
クロムの特性によるものです。
クロムは鉄よりも早く、空気中の酸素と反応し、
表面に数mmの膜=不導体被膜を張ります。
この不導体被膜によって、
水分や酸素を内部に侵入するのを防ぎ、
腐食が発生しにくくなっているのです。
ステンレスの特徴やサビの原因を理解できた所で、
普段のお手入れや、サビへの対処法、発生しがちな
水あかのメンテナンス方法をご紹介します。
日常のお手入れは、木製家具などと同様に、
水分やほこりなどの汚れがたまらないよう、
二日に一度など定期的に乾拭きすることが基本。
それでも取れない汚れが付いた場合は、
中性洗剤を薄めた溶液に浸して
硬く絞った布巾でふき取ります。
最後に水拭きで洗い流した後、
乾拭きするのを忘れずに。
普段気をつけていても、
いつの間にか発生してしまう「サビ」。
日常のお手入れでは取りにくくなってしまった
サビのメンテナンス方法についてご紹介します。
まず、粉末タイプのクレンザーや重曹などを
ご用意ください。
少量の水でペースト状にし、布巾やスポンジなどへ
乗せて、軽くこすり洗いしていきます。
この時、強くこすって傷がつかないよう
注意しましょう。
事前に目立たない所で試してから、
実践いただくと安心です。
サビが取れたら、水拭きで洗い落とし、
最後に水分が残らないよう乾拭きして完了です。
頑固なサビを取るには?
重曹のペーストを塗布したキッチンペーパーなどでサビを覆い、5~10分ほど放置。
その後、水拭き・乾拭きで仕上げると、落ちる場合があります。
サビと同様に、日常で発生しがちな
頑固な汚れ「水あか」。
その正体は、水分が蒸発した跡に残る、
水道水などに含まれるミネラル成分です。
そんな水あかを取り除くには、クエン酸が効果的。
水 200mlに対して小さじ 1杯ほどのクエン酸を
溶かした溶液に浸した布巾などで、ふき取ります。
水拭きで洗い流した後、
水分が残らないよう乾拭きをして完了です。
サビのメンテナンス同様、頑固な水あかは、
5~10分ほど浸しておくと取りやすくなります。
ここまでメンテナンスについてご紹介してきました。
ステンレスは、ただ実用性が高いだけでなく、
強度が高いので木製品より線の細さを表現出来たり、
木材とはまた変わった美しさを
家具に落とし込むことが可能です。
リセノでも、そんなステンレスの美しさを
採用した商品がありますので、ご紹介します。
脚部全体にステンレスが施された
Nychairシリーズ。
家具デザイナー新居 猛(にい たけし)によって、
1970年にデザインされた、日本の名作チェアです。
ラウンドタイプとロッキングタイプの2種類があり、
座り心地や用途に合わせて選ぶことができます。
「NychairX」の2つのタイプで迷っている方必見!それぞれの座り心地を動画で詳しく解説しました。
https://www.receno.com/pen/recenotv/u37/2021-06-28.phpくつろぎとアクティブさを兼ね備えた「Nychair X 80(ニーチェアエックス 80)」。暮らしに馴染む、美しく機能的な日本の名作チェアです。
https://www.receno.com/loungechair/nycrx80.phpこちらも全体を支える脚部にステンレスを施し、
座面はファブリックのカバーリング仕様、
背もたれはオーク無垢材を使用したチェアです。
脚部の細さを徹底的にこだわった
Pair ステンレスチェアは、ステンレスの特徴である
強度を活かして設計されています。
お部屋を広く、美しく見せるダイニングチェア「Pair(ペア)」。線が細くすっきりとしたフォルムが、圧迫感を軽減してくれます。
https://www.receno.com/diningchair/pairdc-sv.php天板の素材・サイズ・形、脚部の素材を選べる
Pair ダイニングテーブルシリーズ。
ステンレス脚はオーク天板・ホワイト天板どちらも、
組み合わせが可能です。
オーク天板と組み合わせると、木材のあたたかみと、
少しすっきりした印象をあわせもつデザインに。
ホワイト天板と組み合わせると、オーク天板よりも
スタイリッシュで洗練されたデザインになります。
カスタマイズできるダイニングテーブル「Pair(ペア)」。あなただけの暮らしにフィットします。
https://www.receno.com/diningtable2/pairdt.php耐久性が高く、実用的なステンレスの、
メンテナンス方法について、ご紹介しました。
最後におさらいです。
▼ステンレスの特性は、
▼サビと水あかの原因は、
▼サビや水あかがついてしまったら、
さびにくいとされる「ステンレス」ですが、
お手入れをしなければ、汚れがたまっていき
劣化に繋がります。
定期的なお手入れで、劣化を防いだり、
もし頑固な汚れがついてしまっても、
上手にメンテナンスすることで、
家具を長く愛用していきたいですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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