VIDEO魅力を紐解く動画
世界中で40年以上愛され続ける、北欧の名作「ダイニングチェアー PP68」。美しいオーク材を活かした、シンプルで洗練されたデザインが魅力です。
おすすめポイントを動画でご覧ください。FEATUREおすすめポイント
機能と美しさを追求した、
北欧デザインの名作「PP68」
北欧家具の巨匠「ハンス・J・ウェグナー 」がデザインした「ダイニングチェアー PP68」は、シンプルで美しく、耐久性に優れた機能的なチェアーです。
背もたれの曲線や少しテーパードのかかった脚部など、ディテール部分から北欧デザインの洗練された美しさを感じることができます。
「PP68」は別名"The Last dining chair(ラストダイニングチェアー)"と呼ばれ、ウェグナーによる最後のデザイン。40年以上に渡り機能性と美しさを追求し続け、生涯で500種類以上ものチェアーを手掛けたウェグナーの、まさに集大成と言えます。
もともとこのPP68は、DSB(デンマーク国有鉄道)が就航するフェリーの客室用にデザインされたもの。フェリー用ですので、不特定多数の乗客が長時間、しかも様々な姿勢で座る事を想定して作られています。
このチェアーは、酷使されてもそう簡単には壊れない「耐久性」と、どんなスタイルのお部屋にも合わせることができる「美しさ」を兼ね備えています。
今回「名作」と呼ばれるこのチェアーを採用した背景には、Re:CENO productが掲げる「Good feeling design(心地のいいデザイン)」「Long life devise(長く使える工夫)」と共通した特徴を持っていることが、大きな要因のひとつです。
ナチュラルヴィンテージのスタイリングとの相性がよく、このチェアーがひとつ空間に加わることで、洗練された上質なスタイリングに仕上がります。
人間工学に基づき計算された、
特別な座り心地
もちろん、長く使い続けるためには、デザインだけでなく座り心地も快適でなければなりません。
人間工学に基づき、緻密に計算されたデザインは、シンプルな構造ですが、この構造こそが長く使い続けるための「耐久性」と、椅子本来の役割である「座る」という機能面での、使い心地を実現しています。
座面は「PP68」の特徴の一つであるペーパーコードが用いられています。中央にかけて低くなっていく構造は、平らな座面の椅子と比べ、自然な座り心地を感じていただけます。
使い始めは、ギッチリと固く張ったペーパーコードですが、座るごとに、お尻の形に合わせて少しずつ変形し、だんだんと自分のお尻にピッタリ馴染んでいくような感覚です。
ペーパーコードは長年使用して行くことで、緩みが生じてきたり、汚れが徐々に目立つようになりますが、私たちRe:CENOでは、それを味わいと捉えています。
大切なチェアーの経年変化と共に、家族の歴史を感じながら団欒の時間を過ごしていただく、なんていう素敵な使い方をしていただければと思います。
それでも、使用に影響がでる程の緩みや汚れが気になった場合、張り替え対応も行なっております。
ペーパーコードは強度のある素材ですので、交換の目安としては約10〜15年。頻繁に張り替える必要はありませんので、安心してお使いください。
このチェアーはペーパーコードのフィット感以外にも、あるゆる姿勢を想定して作られているため、不思議とどんな体勢でもゆったりくつろぐことができます。
もちろん、長時間座っていても疲れにくいので、デスクワークにも最適です。
日常使いに配慮された、
機能的な設計
「PP68」が機能的に優れている理由は、座り心地だけではありません。
カーブした背もたれは、肘掛けの役割から立ち上がる時のちょっとした支えとしても。邪魔にならないハーフアームなので、肘掛け付きでありながら、出入りがしやすいのも嬉しいポイントです。
また、アーム部分はテーブルの天板に引っ掛けられるように工夫されており、掃除機をかける際にチェアーを持ち上げる必要がありません。
なんてことのない、日常的な動作への細やかな配慮から、このチェアーに対するウェグナーの徹底したこだわりが感じられます。
お好みの高さにしていただけるよう、
オーダーカットも承ります。
「PP68」の座面高は「44cm」です。海外規格のチェアーですが、日本製のチェアーと比較しても、平均的な座面高ですので、違和感なくお座りいただけると思います。
私たちで試した感じだと、身長155cm以上の方であれば、快適にお座りいただけると思います。
ただ、身長155cm未満の小柄な方は、深く腰掛けるとかかとが床から離れてしまうので、座りにくく感じてしまうと思います。
また、ダイニングを快適に過ごす目安は「テーブル天板トップの高さ - 椅子座面高 = 26~30cm」です。 例えば、写真のfolkダイニングテーブルは高さ68cmですので、チェアーの座面高は38~42cmくらいの高さが最適です。
こんな風に、ダイニングテーブルとチェアーの差尺も日々の快適さに深く関わってきますので、いろんなテーブルに合わせていただける様に、「オーダー脚カット」を承ります。
一生物のチェアーですので、できれば購入前にご自宅でお持ちの椅子の下に雑誌を挟むなどして、高さはチェックされたうえで、オーダーカットをご依頼いただくと良いと思います。
デザイン的には外側に広がりながら、少しテーパードがかかっている脚デザインなので、座面高38cmまでがおすすめです。
仕上げは「ソープ」「オイル」の
2種類からお選びいただけます。
「PP68」に使用されているのは、ヨーロピアンオークの無垢材。美しい木目と、時間の経過と共に優雅に熟成する、世界最高峰の素材が使用されています。
塗装方法は「ソープ仕上げ」と「オイル仕上げ」の2種類。どちらも素材本来の特徴を最大限活かす仕上げ方法なので、お好みでお選びいただければと思います。
ソープ仕上げは木の素材感や美しさをそのまま表現できる塗装方法。オイル仕上げのように濡れ色にはならず、白い木肌と、さらりとした肌触りを楽しむことができます。
ナチュラルカラーのダイニングはもちろんのこと、Re:CENO productの「伸長式ダイニングテーブルfolk-natural」のような、木肌が白いテーブルと合わせていただくことで、より洗練された空間に仕上がります。
オイル塗装は、しっとりとした「濡れ色」になります。メンテナンスよって、傷や染みを消すことも、そのまま取り込んで表情にすることもできるので、唯一無二の味わいを楽しむことができます。
落ちついた柔らかい色味なので、ブラウンカラーのダイニングに合わせるのも良いですし、ナチュラルカラーのダイニングのアクセントとしてお使いいただくのもおすすめです。
シンプルなデザインは、
他のチェアーともよく合います。
ダイニングシーンにおいて、すべて同じチェアーで揃えて統一感を出すのも良いですが、敢えてチェアーの種類を揃えないコーディネートもおすすめ。
別々のチェアーをひとつのテーブルに合わせて使うことで、ダイニングにメリハリが生まれ、よりセンスアップした素敵なインテリアコーディネートに仕上がります。
また、一脚一脚チェアーのストーリーを感じながら、買い揃えていく楽しみを味わうことができるのも、魅力のひとつです。
メンテナンスをしていただくことで、
より愛着を持ってお使いいただけます。
「ソープ仕上げ」「オイル仕上げ」のチェアーで気になるのは、日常のお手入れ方法ではないでしょうか?
過度な心配は不要ですが、厚い保護膜がない塗装方法であるため、シミや汚れ、傷には弱い仕上げとも言えます。そのため、飲み物などをこぼしてしまった場合はすぐふき取るようにしてください。
また、月に1度と決めて、乾いた柔らかい布で埃などを落とすように乾拭きしていただくのが良いかと思います。
汚れがとても目立つ場合や、綺麗な状態でお使いいただきたい場合には、専用のメンテナンスキットを使用した、お手入れ方法をおすすめしています。
蓄積した埃や肌の油分で汚れてしまったチェアーが、丸っと綺麗な状態になります。
メンテナンスを行う度に、また長く大切に使おうと愛着が湧いてくるはずです。メンテナンスが苦手だなと感じる方も、1年に1回程度の作業で問題ありませんので「楽しみ」として行なっていただければと思います。
世界一の木工技術を誇る、
デンマークの「PP Mobler(PPモブラー)」
デンマークの家具職人の兄弟アイナー・ペダーセンとラース・ペダーセンが始め、小さな工房から出発した「PPモブラー」。1953年の創業以来、高品質なデザインの家具を作り出すというゆるぎない伝統を持っています。
その根底にあるのは、木に対する愛情であり「技術や発想、手仕事を融合させることは、質を求めるうえで欠かせない努力だ」という頑固なまでの姿勢です。
北欧家具デザインの巨匠「ハンス・J・ウェグナー」のデザインと「PPモブラー」の職人による妥協を許さない生産技術が出会い、数々の名作を世に送り出してきました。
現在でも、全工程を自社の工房で行い、少数の優れた職人の手仕事で高品質な家具を製造し続けています。
北欧デザインの巨匠
「Hans Wegner(ハンス・J・ウェグナー)」
北欧を代表する家具デザイナー「ハンス・J・ウェグナー」が、世界中で最も優れた家具職人と呼ばれる由縁は、確かな経験と技術力から「決して見栄えだけを優先したデザインは作らない」という、彼のこだわりから来るもの。
生涯で500種類以上の椅子を生み出した彼のデザインは、自由でありながら丈夫で、その全てのデザインに機能的な役割があると言われております。 時代に左右されない機能的な美しさは、長年暮らしに寄り添ってくれるはずです。
彼の集大成でもある「PP68」の使い心地を、ぜひお楽しみ下さい。