ダイニングチェアの選び方とコーディネートの
重要なポイントを3つご紹介します。
みなさま、こんにちは。
Re:CENO FUKUOKAのサカイです。
福岡店が昨年オープンし、
今年4月で1周年を迎えます。
たくさんのお客様と
未来の暮らしについてお話することができ、
充実した1年を過ごさせていただきました。
昨年オープンした福岡店(外観)
昨年より書かせていただいた
マガジンも今回で4回目。
これまで理学療法士として得た経験を活かし、
身体的な観点で家具の選び方を
ご紹介してまいりました。
過去マガジンはこちら。
店舗でいただいたご相談をもとに
ご紹介しましたが、お悩み事は他にも。
例えば、
「自分に合ったダイニングチェアの高さが分からない」
「家族それぞれ好きなダイニングチェアにしたいが、
コーディネートに不安がある」
というご相談も多くいただきます。
そして、自身にあったダイニングチェアを選べても、
同居人にとって合うかもまた、悩みの種です。
そこで今回は、店舗でも数多くご相談いただく
ダイニングチェアの選び方とスタイリングのコツを
ご紹介いたします。
自身に合わせたダイニングチェアの選び方は?
Re:CENO product|伸長式ダイニングテーブル folk/BR
ダイニングチェアサイズは、
使い心地に影響するポイントのひとつ。
私自身デザインを重視するあまり、
サイズが合わないダイニングチェアを購入し、
後悔した経験があります。
特に座面高に関しては、
高すぎたり、低すぎたりすると、
腰周りが安定せず身体的に悪影響を与えることも。
元理学療法士の観点においても、
この座面高は、ダイニングチェアを選ぶ際には
ぜひ重視していただきたいポイントのひとつです。
とはいっても選ぶ基準が分からない方も多いはず。
Re:CENO product|ダイニングチェア WICKER/BR
そこで以下のポイントを押さえると、
簡単に自身に合ったダイニングチェアを見つけることができます。
そのポイントとは、
ダイニングチェアに深く座り、足裏がピタッとつくこと。
腰をかけた際に膝がおおよそ90°に
曲がっていればなお良いです。
なによりも実際に体感するのが一番。
ダイニングチェアはぜひ、実物を試すことをおすすめします。
デザインの異なるダイニングチェアをスタイリングするコツは?
Re:CENO product|伸長式ダイニングテーブル folk/RD
人はそれぞれ、体格も体重も違うもの。
自身にぴったりのダイニングチェアを選べても、
一緒に暮らす方にとってはベストとは限りません。
そんな時には、デザインの異なるダイニングチェアを取り入れる
「ミックススタイリング」
に挑戦してみてください。
異なるダイニングチェアを組み合わせることで、
それぞれの方に合ったダイニングチェアを
使用することが可能です。
また、コーディネートとしても
上級者のようなこなれた印象を作ることができます。
しかし、組み合わせ次第で
統一感のないダイニングになる可能性も。
ここではきれいに見せるための、
ちょっとしたコツをお教えします。
ミックススタイリングをきれいに見せる
ポイントは3つ。
- カラーを統一する。
- 2種類のダイニングチェアを2脚ずつ設置する。
- 同じシリーズやデザイナーのダイニングチェアで揃える。
上記のスタイリングのポイントを
ひとつでも押さえることで、
まとまった印象を作れます。
次からポイントについて、
ひとつずつ詳しく見ていきましょう。
ポイント① カラーを統一する。
Re:CENO product|ダイニングチェア WICKER/NA
インテリアのイメージを決める要素として、
特に大きな影響を与える「カラー」
好きなカラーを何も考えずに
組み合わせてしまうと、
雑然とした印象になってしまいます。
ひとつだけ、もしくは全てバラバラのカラーを
配置すると、それぞれ周囲から浮いている印象に。
そこでおすすめしたいのが、
「ダイニングテーブルと同じカラーで統一する」
「同じ色のダイニングチェアを繰り返し配置する」
こと。
形が異なるダイニングチェアであっても、
カラーを合わせることで統一された印象になります。
家族それぞれ好きなダイニングチェアを取り入れたい場合は、
まずはカラーの統一を意識して選んでみましょう。
ポイント② 2種類のダイニングチェアを2脚ずつ設置する。
いくつか揃える必要のあるダイニングチェアは、
コーディネートに大きく影響します。
同居人と見た目の好みが
異なることもしばしば。
そこで取り入れたい方法が
2種類のダイニングチェアを2脚ずつ設置すること。
画像のようにダイニングチェアが異なる場合においても
バラバラな印象にならず、
まとまった空間を作ることができます。
同じ形や色のアイテムを繰り返し使う。
これは「レピテーション」という
手法を活用しています。
形が違うものをひとつだけ配置すると、
そこだけ周囲から浮いている印象に。
形を合わせ、繰り返し配置することで、
唐突な印象がなくなり空間に調和します。
統一感をだしながらも整いすぎるのは嫌だ、
という方におすすめです。
4脚以上ダイニングチェアの購入を検討されている方は、
ぜひ取り入れみてください。
ポイント③ 同じシリーズ・デザイナーで揃える。
Re:CENO product|PAPERCORDシリーズ
同じシリーズや同じデザイナーのダイニングチェアには、
共通点が多くあります。
それは素材であったり、形であったり、
そのデザインまでの考え方であったり。
例えば、リセノで販売している
「PEPER CORDシリーズ」
形やカラーは数種類展開していますが、
共通している点は座面がペーパーコードであること。
形は違えど、
座面素材が共通していることで、
まとまった印象を与えてくれます。
ダイニングチェア PP68
Yダイニングチェア
同じデザイナーのダイニングチェアには、
椅子の巨匠と言われたハンス・J・ウェグナーが
デザインした「ダイニングチェア PP68」「Yダイニングチェア」
があります。
彼のデザインの特徴は、なんといっても
接合部や端部に見られる美しいディテール。
デザイナーとして、
40年以上シンプルな美と機能性を追求し続けた
彼のこだわりがどちらにも見られます。
このように、作り手の思いが詰まった
ダイニングチェアで揃えることで、
見た目も統一された印象を与えてくれます。
家族みんなが居心地の良い場所に。
それでは、おさらいしていきましょう。
自身に合ったダイニングチェアの選び方のポイントは、
- 深く座り、足裏がピタッとつくこと。
- 腰をかけた際に膝がおおよそ90°に曲がっていること。
です。
ミックススタイリングのポイントは、
- カラーを統一する。
- 2種類のダイニングチェアを2脚ずつ設置する。
- 同じシリーズやデザイナーのダイニングチェアをミックスする。
上記を意識してスタイリングに挑戦してみてください。
寒さが残る今日この頃。
お家時間もまだまだ長いかと思います。
ダイニングでの食事時間。
家族みんなが快適になれば、
より安らぐ楽しい時間になりますよ。
ぜひ参考にしていただき、
良きお家時間を過ごしていただけると嬉しいです。
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。