レザースリッパ WAXリネンステッチ

ずっと近くにあるものだから、ずっといいと思えるものがいい。
自然と生活の一部になっていくルームシューズ。

ただカッコイイとかカワイイではなく、長くずっと使えるものっていいですよね。同じ時間、自分と同じだけ育っていくモノがある。そんな付き合い方のできる生活に、豊かさを感じます。

箱を開けた瞬間のにおい、目にした瞬間の色味、手に触れた瞬間の肌触り。このルームシューズに出会った瞬間、きっとこれからずっと使い続けるんだろう、と直感で思いました。

身に付けても、綺麗に並べても、その辺に脱ぎ捨てて転がっていてもかっこいい。気づいたら生活の一部になっている、そんなルームシューズです。

革の渋さとステッチの可愛さが織りなす
絶妙なバランスにセンスを感じるデザイン。

全体のフォルムは細身で、スタイリッシュな印象。

シンプルで、最初はちょっと物足りなさを感じてしまいましたが、細い糸が束になった太めのステッチが程よくアクセントになって、渋くなりがちな革製品に絶妙な柔らかさを演出しているところに、デザイン性の高さを感じます。

アウトソールにも全体的にステッチが施され、歩いているときにちらっと見える裏面や、裏返ってしまった姿も素敵なんです。

全て手作業。素材は天然。作り手によって、表情が違う。
だからこの世にひとつしかない、自分だけのオリジナル。

水牛の本革を使い、革のなめしからステッチ一針一針まで、全てをインドの職人たちが手作業で行っています。手作業が故に、ステッチの間隔であったり、細かい部分の仕上がりがひとつひとつ、少しずつ違います。

革もノッペリとした表情ではなく、水牛特有の力強さを感じる粗めのシワやムラがあるので、一つとして同じものがありません。そういった所が一点モノの味わいであり、魅力を感じます。

固い、ギシギシは、経年変化がすべてを解消。
気づけばあなただけの一足に。

（左手前：未使用　右奥：3ヶ月使用）

正直、はじめは少し固いです。人によってはちょっと違和感を感じるかもしれません。そしてギシギシ音がなります。
これは丈夫な水牛の革の特徴で、強くて長持ちする証拠です。

最初のうちはあれこれ気になっていましたが、履いているうちにすぐに馴染んできました。足の形に合わせて革は伸びるし、柔らかくなるし、音もならなくなってきます。

色は深みを増し、使っているうちに付いた傷や汚れさえも味となって現れます。履けば履くほど、自分だけのオリジナルになっていきます。

あなただけのルームシューズに育ててくださいね。