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伝統と新しい感性を融合させたTSUMUGIシリーズ。富士山をイメージした「富士(ふじ)」は、飾っておきたくなるほど美しいデザインです。
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伝統と新しい感性の融合。
富士山の形に思いを込めた汁碗
汁椀を探しているとまず出会うのが、丸みを帯び、ほっこりと食卓が温まるようなフォルム。これぞ日本の食卓!と思わせるものがほとんどです。日本人の心にすっと溶け込み、なんだか懐かしさも感じますよね。
そんな中で出会ったのが、我戸幹男商店の「TSUMUGI」シリーズ。「ガトミキオ」と聞いただけでも立ち止まってしまいそうですが、フォルムも同じく、ひと目見て立ち止まってしまいました。こういうのもありなんだと。
今まで頭の中で当たり前に描いていた汁碗とは全く違い、一言でいうとスタイリッシュ。汁椀とスタイリッシュは反対語のように思っていましたが、ここまでのクオリティーだとリンクしてくるのだなと思いました。
石川県の山中漆器の伝統を受け継いでいる我戸幹男商店は、時代の風尚に従って変化する姿勢を守り続けています。その取り組みが国内外からも高い評価を得て、TSUMUGIシリーズは2016年にグッドデザイン賞を受賞しました。
ひとつひとつのフォルムには、古来から受け継がれてきた名称が付けられています。今回ご紹介するのは「汁碗 TSUMUGI 富士(ふじ)」。名前のとおり、富士山の形をイメージしています。
山頂から麓までゆったりと大きく、末広がりに広がっている富士山の形は、未来の展望が開ける縁起のよい形とされており、子孫繁栄や商売繁盛を象徴していると共に、無事や不死も意味します。
思いを込められたこだわりのフォルムはまるでアートのようで、使わない時はお気に入りと並べて飾っておくもよし、というより、見える所に置いておかないともったいないくらいです。
お椀を両手で持ち上げて左手に乗せ、安定させてから右手のお箸で具をすくう、というのが、お味噌汁をいただくときの一連の流れだと思います。
富士は高台が一般的なお椀より細く背が高いので、隙間に指がすっと入って簡単に片手で持ち上げることができます。また、角に指が引っかかり、安定感も抜群。
食事の際に何度もする動作ですので、このちょっとした使いやすさが食事の時間を豊かにしてくれるのです。コンセプトやデザイン性が先行してしまいますが、実際に使ってみると使い勝手の良さにも驚きます。
と、これだけおすすめしていますが、全て職人さんの手仕事のため、数を多く作れないのが現状。たくさんのお届けが難しいため、お待たせしてしまうことがあるかも知れません。
しかし、待つだけの価値があり、お家に迎え入れて損はないアイテムだと思います。
和食や洋食、大切な日にも。
いつでも食卓を素敵に彩ります。
デザイン性の高さをたくさんご紹介しましたが、気負って使うようなことはありません。
ごはんにお味噌汁、お魚といった定番の和食にも合いますし、むしろいつもの料理に合わせるだけで、普段の食卓が華やぎます。
シチューを入れたりスープを入れたり、洋食にも違和感なく合わせられます。
木の温もりが洋食器と並んだ時にアクセントにもなり、テーブルのしつらえがすっと整います。
お正月や記念日など、ちょっとかしこまった特別な日に。凛とした佇まいが、大切な時間を上質に演出します。
欅の美しい木目を活かした
プレーンとブラックの2カラー
素材には硬くて丈夫な欅(けやき)を使用。日本の高級木材の代表格として、古くから家具やお寺の建築などでも使用されてきました。
くっきりとした美しい木目が特徴的で、強靭で狂いも少ないという性質もあり、古くから日本で最良の広葉樹として扱われています。
カラーはプレーンとブラックの2色をご用意しました。
プレーンは、欅の特徴を活かした躍動感のある木目が印象的。ブラックは真っ黒ではなく、あえて木地が見えるシックな仕上がりです。
同じ天然木が2本と存在しないように、富士もまた、同じ樹種の中であっても2つとして同じ器は存在しません。
器によって違う木目や節、色のムラなどは、木々がそれぞれに生きてきた歴史の現れであり、天然木であるという証です。
富士の持つ個性豊かな表情を、世界に一つ、自分だけの器としてお楽しみいただければと思います。
毎日気兼ねなく使えるウレタン塗装。
洗剤とスポンジで洗うことができます。
富士は、毎日気兼ねなく使えるようにという想いから、ウレタン塗装が施されています。
木の質感をしっかり残しつつ、薄い塗膜が器を保護しているので、木の器でありながら、普通のお皿と同じように洗剤とスポンジを使って洗うことができます。
木肌の手触りが感じられるよう、ウレタンの塗膜は薄く作られています。固いたわしや研磨剤の入った洗剤は使わず、柔らかいスポンジで優しく洗ってあげてください。
木は急激な温度変化に弱く、100度を超える高温にさらすと変形してしまう可能性がありますので、食洗機や電子レンジなどの使用は避けていただくようお願いします。
あとは長時間のつけ置きなどに気をつけていただければ、綺麗な状態で長くご愛用いただけるかと思います。
ご使用される前の一手間で
気持ちよくお使いいただけます。
使い始めの時は、天然木やウレタン塗装の匂いが気になる場合があります。
その際は、80度くらいのお湯をお椀の擦り切れまで注いでいただき、5分ほど経ってからお湯を捨てる作業を2回ほど繰り返します。その後、乾いたふきんで水気を拭き取っていただき、風通しの良いところで乾燥していただくと匂いがなくなりますので、気になる方はお試しください。
TSUMUGIシリーズの
「瓢型」「玉渕」もご用意しました。
TSUMUGIシリーズは富士の他に、瓢型(ひさごがた)、玉渕(たまぶち)もご用意。
こちらは、瓢箪(ひょうたん)の形をイメージした膨らみが特徴の瓢型。瓢箪は古来、薬入れなどに用いられたことから、無病(六瓢)息災ともいわれ、招福と健康を象徴しています。
こちらは滑らかな曲線が特徴的な玉渕。祝い事に使われるくす玉の形を表し、慶祝を意味しています。
上質な意匠の小箱は
ギフトとしても。
富士は、上質なデザインの小箱でお届けします。開けてみると紙に包まれており、そっと丁寧に開きたくなる包装。
大切な人へのプレゼントにも、センスの良い贈り物として、自信を持っておすすめできます。
伝統と革新をあわせ持つ
我戸幹男商店
ろくろの町、山中温泉にて我戸木工所として創業。山中漆器の伝統を受け継ぎ、天然素材の持つ美しい木目を生かした精度の高い木椀やボウルは、木地師が一つ一つ丁寧に挽き上げています。
近年では、デザイナーと山中漆器の伝統とのコラボレーションによって、実用性と芸術性の高さを融合させた新しい漆器を世に送り出し、新たな注目を集めています。
現代の暮らしに溶け込むデザインでありながら、使う人を魅了する圧倒的な美しさは、歴史と伝統ある山中漆器ならではのものです。
ひとつ購入してとても気に入ったので家族の分も買い足しました。棚に余裕があれば色違いもほしい…!普段作ってるお味噌汁が特別に見えます。