家具を買う前に「見せる収納」と「隠す収納」のメリット・デメリットを理解しましょう。
https://www.receno.com/pen/storages/u7/2023-04-17.php公開日 2026年06月23日(火)
「整理収納」が身に付くコツとは?
暮らしの質を高める4つの見直しポイントをご紹介
こんにちは。リセノ編集部の増田です。
皆さんは、整理収納はお好きでしょうか。
私は小さな頃から整理収納が好きで、
お小遣いで100円ショップの収納グッズを買っては、
机の中を整理したりしていました。
今でも妻に呆れられつつ、毎週のように
自宅の整理収納のアップデートを楽しんでいます。
好きが高じて、
先日「整理収納アドバイザー2級」の資格も
取ってしまいました。
お家の中が整うと、
不思議と気持ちまですっきりして、
日々の暮らしがより豊かに感じられるものです。
そこで今回は、
私が普段心がけている整理収納の考え方や、
すぐにでも実践できる見直しポイントを
ご紹介できればと思います。
「整理収納」の基本
① 「整理」=「区別すること」
整理と聞くと、
「物をきれいにしまい込むこと」を
イメージされる方も多いかもしれません。
ですが、
整理の本質は区別することにあります。
ただやみくもに物を片付ければいいのではなく、
使いやすさや過ごしやすさを考慮して、
物を「分類」していくのが整理の基本です。
たとえば、
- 使用頻度:よく使うもの、あまり使わないもの
- 使用場所:LDKで使うもの、寝室で使うもの
このような分類の切り口が考えられますね。
自分なりの判断軸を持って、
物を分けていく作業こそが整理の第一歩です。
ただ物を隠すのではなく、今の自分にとって
それがどんな存在なのかを見つめ直してみましょう。
② 「物が増える原因」と「捨てられない原因」を理解する
物が多くて困ったとき、
ついつい「収納術」を調べたくなりますが、
まずは物との付き合い方から
考えてみるのがおすすめです。
なぜ、物が増えてしまうのか。
なぜ、使っていないのに捨てられないのか。
物と対峙したときの自分の行動を、
客観的に把握することがとても大切です。
代表的な原因をいくつか挙げてみましょう。
物が増える原因の一例
- セールやキャンペーンのお得感に負けてしまう
- 周りの人と自分を比べて「足りない」と思ってしまう
- 流行りの物につい飛びついてしまう
物が捨てられない原因の一例
- 「壊れていない」「使い切っていない」という思いが強い
- 「贈ってくれた人に申し訳ない」という気持ちが強い
- 高価な物は「捨てたらもったいない」と感じる
当てはまるものはありましたか?
ほかにもいろんな原因が考えられると思います。
「いつか使うかも」という不安や、
「高かったから」という執着に気づくことで、
自分に必要な物の適正量が見えてきます。
整理収納のテクニックを使う前に、
まずは自分の癖を知ることが大切です。
「整理収納」の大切な考え方
ここからは、
- 準備:整理収納の大切な考え方
- 実践:整理収納の見直しポイント
こちらの順番でご説明していきます。
① 「使いやすさ」が優先
インテリア好きとしては
「見た目の美しさ」を追求したいところですが、
整理収納において何より大切なのは
使いやすさです。
見た目を意識しすぎて、物を取り出すのに
何アクションも必要な収納は、
片付けるのが面倒になってしまいます。
「使いやすさ > 見た目のきれいさ」
この優先順位を守ることが、
リバウンドしない収納を作るコツです。
② スペースを有効に使う
限られたお部屋のスペースを活かすには、
奥行きと高さに注目してみましょう。
物を整理するとき、水平方向のスペースを
無駄なく使おうとする人は多いのですが、
奥行きと高さは意外に見過ごしがちです。
棚の手前と奥を使いこなせていますか?
上の空間がぽっかりと空いていませんか?
空間を立体的に捉えることで、
整理収納のしやすさはかなりアップします。
③ 「見せる収納」と「隠す収納」を理解する
お部屋の収納には、大きく分けて
- 見せる収納:見せたい物を飾りながら収納する
- 隠す収納:見せたくない物を隠して収納する
こちらの2種類があります。
「見せる収納」とは、オープンタイプの収納家具に
飾りながら収納することです。
お気に入りのオブジェや、
見た目がおしゃれなテーブルウェアなどは、
インテリアの一部として「見せる収納」に。
一方で「隠す収納」は、扉付きの収納家具やカゴで
見えないように収納することです。
生活感の出やすい日用品やストック類は、
インテリアを邪魔しないよう「隠す収納」にします。
「シェルフキャビネットsilta」は、見せると隠すを両立する収納家具。
上段:扉のない部分は「見せる収納」で美しく。
下段:扉付きの部分は「隠す収納」で生活感を排除。
この2つの収納を理解して使い分けることで、
使い勝手と心地よい空間を両立させられます。
④ 出し入れしやすい仕組みを作る
「片付けなさい!」と言わなくても
自然に片付くお家は、
出し入れの仕組みがとてもスムーズです。
ワンアクションで取り出しやすいか。
家族全員で戻す場所が明確になっているか。
引き出しやすいカゴやボックスを取り入れると、
見た目も整いやすいです。
「頑張らなくても片付く仕組み」を整えると、
日々の収納が非常に楽になります。
「整理収納」の4つの見直しポイント
いよいよ、皆さまのご自宅の
整理収納の4つの見直しポイントを
ご紹介します。
ぜひご自宅で見直せる場所がないか
考えながらお読みいただけますと幸いです。
① 「数の上限」を決めてみる
1つ目の見直しポイントは
「数の上限」を決めることです。
本や洋服など、ついついたくさん買ってしまう物は
ありませんか?
際限なく増えていかないように、
あらかじめ「枠」を決めておく方法があります。
具体的には、収納家具やカゴ、
ファイルボックスなどに入る分だけを
上限にするとわかりやすいです。
数の上限が決まっていると、
新しい服を1着買ったら、古い服を1着手放す
など、その中でやりくりするための
物選びのルールが生まれます。
物を選ぶときも、本当に買っていいのか
慎重に判断するようになり、
お買い物の失敗が減るメリットもあります。
左から右、手前から奥など、
時系列順に並べると整理しやすいです。
また、物の管理でおすすめなのが
端から新しい物を入れていくルール。
たとえば書類をしまうファイルボックスなら、
新しく発生した書類は、
ボックスの左端に入れるようにします。
右にいくほど古い書類になりますので、
処分の判断がグッと簡単に。
上下に重ねる収納なら
「上から新しいものを入れていく」など、
時系列で並べると整理しやすくなります。
② 「使う頻度」で収納場所を変える
人の動きには、
使いやすい高さと奥行きがあります。
一般的には、「腰高」くらいの高さで、
「手前」にある物ほど出し入れしやすいですよね。
この「使いやすい位置」と、
「物の使用頻度」を組み合わせて考えることで、
収納の使い勝手が大きく上がります。
| 使用頻度 | 高さ | 奥行き |
| 高い | 腰高 | 手前 |
| 低い | 目線より上、膝より下 | 奥 |
よく使う物を、高い場所や奥まった場所に
片付けていないか、ぜひチェックしてみてください。
また使う場所のすぐ近くに収納を作ることも
整理収納の基本です。
取り出しやすさはもちろんですが、
それよりも「片付けるためのハードル」を下げ、
「出しっぱなし」を防ぐことができます。
収納ワゴン「TROLLEY PLUS」は、
キャスター付きで好きな場所にスイスイ動かせます。
お家のいろんな場所で使う物や、
明確な片付け場所を作りにくい物は、
動かせる「収納ワゴン」にしまうのも一手。
物ではなく収納の方を柔軟に動かすことで、
見た目と使いやすさを両立できます。
③ 「行動単位」でグループ分けする
収納は、どこに何があるかわかるように、
「文房具」「工具」といった
カテゴリ分けが大切になります。
このカテゴリを分類するとき、物の種類だけでなく、
「何をするための道具か」という行動単位でも
検討してみるのがおすすめです。
たとえば、メルカリなどの
フリマサービス用の発送セット。
段ボール、封筒、ハサミ、テープ、梱包材など、
よく使うこれらの道具が、
バラバラの場所にあると大変ですよね。
これらを1つのボックスにまとめて
「発送セット」にすれば、
作業効率は劇的に上がります。
「枕元でよく使う物セット」をひとまとめに。
見た目も美しい「シェーカーボックス」がおすすめです。
また、そのセットを
どこで使うかという観点も大切。
もし発送準備を玄関で行うことが多いなら、
玄関に置いておいた方がいいでしょう。
その場合、
リビングダイニングで使うハサミやテープは、
もう一式あった方が便利かもしれません。
④ 「物の住所」を家族で共有する
最後にして最大のポイントは、
すべての物に住所(定位置)を決めること。
そしてその物の住所を、自分だけでなく、
家族全員がわかっている状態にします。
独自ルールで収納場所を決めたとき、
他の家族がそれをちゃんと把握できていないと、
「片づける場所がわからないから戻せない」
ということになる可能性もあります。
中身が透けて見える収納カゴ「Weaves」は、
「あれどこだっけ?」を防ぎやすい収納グッズです。
収納場所を家族で共有することは前提ですが、
そのうえで、
- 中身がざっくり把握できる半透明のケースやカゴを使う
- 中身を書いたラベリングを活用する
こちらのような「片付けやすい仕組み」を
整えていくことも有効です。
また、家具のレイアウトによって
意図しない物の住所が発生するという
ケースも見受けられます。
たとえば、ダイニングテーブルを
壁にぴったり寄せて配置すると、
人はついその角に物を置きたくなってしまいます。
もしもレイアウトを変えられるなら、
壁から離してみることで、
出しっぱなしへの意識が変わるかもしれません。
お家の中で「物が集まりやすい場所」があるときは、
「なぜここに物を置きたくなるんだろう?」と
考えてみることで、解決策が見えてきます。
お部屋ごとの具体的な収納アイデアについては、
こちらの記事で詳しくご紹介しています。
ぜひあわせてご覧ください◎
インテリア好きのリセノスタッフが実践している収納アイデアを、「リビング」「ダイニング」「寝室」などのお部屋ごとに一挙にご紹介します。
https://www.receno.com/pen/storages/u85/2026-05-22.php整理収納のコツを暮らしに取り入れてみましょう。
いかがでしたか。
それでは今回のおさらいです。
▼ 整理収納の基本
- 整理とは「区別すること」
- 整理収納の前に「物が増える原因」と「物を捨てられない原因」を理解する
▼ 整理収納の大切な考え方
- 「使いやすさ」が優先
- スペースを有効に使う
- 「見せる収納」と「隠す収納」を理解する
- 出し入れしやすい仕組みを作る
▼ 整理収納の4つの見直しポイント
- 「数の上限」を決めてみる
- 「使う頻度」で収納場所を変える
- 「行動単位」でグループ分けする
- 「物の住所」を家族で共有する
まずは引き出し一つ、カゴ一つから、
ぜひご自宅の整理収納を始めてみてください。
皆さまの暮らしが、整理収納のちょっとした工夫で
より豊かなものになりますように。
最後までお読みいただきありがとうございました。
▼ 収納家具の選び方の基本はこちらのマガジンをチェック。
収納家具選びについて「選び方が分からない」という方に向けて、見心地・使い心地の観点から紐解いていきます。
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