食器は、見せる収納がおすすめ。魅力的に飾る3つのコツとは?
こんにちは。制作部の岩部です。
日々、家族や自分のために立つキッチン。
毎日使うことの多い場所だからこそ、
使い勝手や、気分の上がるキッチンにしたい!
という方は、多いのではないでしょうか。
暮らしにまつわる発信を見ていると、
キッチン道具や食器類を素敵に「見せる収納」
されている方が沢山いらっしゃいます。
「でも、私には、ハードルが高いかも...。」
「やってみたけど、なかなか上手く収納できない。」
そんな方にお伝えしたいのは、
ちょっとしたコツを知っておけば、
誰でも上手に見せる収納ができるということ。
今回は、キッチンに見せる収納がおすすめな理由と
魅力的に飾る3つのコツについてお伝えしていきます。
理想のキッチン、食器棚収納に近づける
お手伝いになれば、幸いです。
それでは、詳しく解説していきます。
キッチンの食器棚に「見せる収納」がおすすめな理由
本題に入る前に、キッチンの食器棚を、
見せる収納にしている人が多い理由って
なぜなんでしょう。
見せる収納とは、
- 収納している中身が「見える」
- 置いているものを「見せたい」
という収納方法で、扉のないオープンな
収納のことです。
オープンな棚だからこそ手に取りやすいという
メリットがあり、また、お部屋のディスプレイ
としての役割を同時に担う収納方法でもあります。
食器棚を見せる収納にすることで
インテリアとしてもおしゃれに見せて
くれるんです。
見せる収納と隠す収納については、
こちらのマガジンで詳しく説明しています。
「見せる収納」と「隠す収納」の基本と、部屋別の選び方を解説します。
台所仕事は、出来るだけ時間や効率化を
図りたいところ。
収納している中身が「見える」ことで、
どこに何があるかをすぐに把握でき、
取り出しやすいことで、
料理時間の効率化に繋がります。
一方で、キッチンに置いているものを
「見せたい」要素も大きく含まれます。
日々の料理を美味しく見せるために、
好きな器を使う事で、台所仕事の
モチベーションが上がる方も多いのでは
ないでしょうか。
拘って購入した、お気に入りの食器や道具は、
せっかくなら「見せたい」ですよね。
見ていて気分が上がるものは、
ふとした時に、心の充足感に繋がります。
「実用的な便利さだけでなく、自分がご機嫌に
楽しめるようなキッチンづくりをしたい。」
「暮らしを作る重要な場所なので、
気持ち的の面も大切にしたい。」
という考えの方に、
とてもおすすめな収納方法です。
食器棚を素敵に見せる「3ステップ」
見せる収納と言っても、持っている食器の
全てを見せてしまうと、ごちゃごちゃとした
印象になってしまいます。
素敵に見せるためのディスプレイのコツは
たったの3ステップで掴めます。
この3点を抑えて、食器棚を整理してみましょう。
それでは、詳しく解説していきます。
ステップ1:見せる食器、見せない食器を整理する。
まず初めに、見せたい食器を選びましょう。
選ぶポイントは、2つです。
- 眺めていたいお気に入りの食器や道具
- 使用頻度の高い食器や道具
「眺めていたいお気に入りの食器や道具」は、
直感で、気持ちを大切にして選ぶのが重要。
「いつみても、可愛いな。買ってよかったな。」
「何度も悩んで、やっと購入したんだよな。」
そんなことを思えるアイテムを、
見える場所に収納するのがおすすめ。
次は、「使用頻度の高い食器や道具」です。
よく使うものをピックアップしてみましょう。
使用頻度が高い食器や道具の中でも、
眺めていたいお気に入りのアイテムを優先度高く
選べると、並べた時に満足度がアップします。
また、キッチン道具もディスプレイアイテム
として活躍してくれます。
例えば、蒸篭やポット、コーヒーグッツなど。
デザインが気に入って買ったものは、
ぜひ食器棚に飾ってみましょう。
置いておくだけで様になるため、
インテリア性を高めてくれますし、
使う時もさっと取り出せてスムーズです。
わが家では、コーヒーグッツに拘っているので飾る収納にしています。
「使用頻度が高いけれど、見せるのはちょっと...。」
と、迷うものもあると思います。
見せる場所に置くことで、作業がスムーズに
快適になるのであれば、思い切って置いてみましょう。
その場合は、カゴなどに入れて、
置き方を工夫するのがおすすめです。
ステップ2:カテゴリ、素材 でまとめて並べる。
見せたい食器や道具を選んだら、
次は、カテゴリ・素材に分けます。
例えば、カテゴリの場合は、コーヒー道具、
グラス類、取りわけ皿、のような感じです。
素材の場合は、陶器、ガラス、ウッドの
ような感じです。
理由は、食器棚に収納する際、
カテゴリ・素材ごとにまとめて収納することで
統一感がアップし、整って見えるから。
食器棚のごちゃっと感を減らし、
見せる収納として美しく見せるための
大きなポイントです。
例えば、この食器棚の収納。
一見いい感じに見えますが、
カテゴリ・素材で揃えることで、
さらにまとまりを出すことができます。
食器類は、細々としたものが多いため
カテゴリ・素材で分けて、まとめておくことで
存在感が出て、場所ごとにメリハリがつきます。
そうすることで、遠くから見た時に
まとまっている印象を受けやすくなるんです。
食器棚に食器類を収納する際は、
ぜひカテゴリ・素材で分けてから、
収納してみてください。
ステップ3:上段は、余白を持たせて収納する。
グラスやカップ&ソーサーを均等に配置
収納するときの3つ目のポイントは、
上段には余白を持たせて収納すること。
下段にかけて、物量を増やしていきます。
理由は、上段が視界に入りやすいから。
素敵なショップやレストランに行ったとき、
ぜひ店内を見渡してみてください。
視界に入りやすい場所に、スペースに余白をもって
アイテムが置いてあるはず。
素敵なものを、余白を持たせて置くことで、
そのものの魅力が際立ち、目に入った時の
印象が強くなります。
自宅でも、その方法を用いて収納することで、
お気に入りの器や道具を、見せる収納として
素敵に飾ることができます。
カップ&ソーサーを、リズムよく置いてみました。
上段には、グラス類を。中段にはカップ&ソーサーとコーヒーアイテムを。
おまけ:さらに、魅力的な見せる収納にするコツ
上記の3ステップに、プラスして
見せる収納をさらに魅力的にするコツをお伝え
していきます。
それは、高低差を意識すること。
上段であれば、
背丈が低い、カップ&ソーサーの横に、
背丈の高い、植物を置いています。
中段であれば、
背丈が低い、グラス類の横に、
背丈の高い、ピッチャーとケーキスタンドを
置いています。
同じ一列の中に、高低差をつけることで
物に動きが出るので、全体で見た時に
魅力的に見えやすくなるんです。
ぜひ、こちらも併せて取り入れてみてください。
見せる収納のデメリット。ほこり対策は?
見せる収納をする際に、どうしても
気になってくるのが、ほこり問題。
どう対策しても溜まってしまうものなので、
ご自身のライフスタイルや価値観に合わせた
方法を模索する必要があります。
取り入れる前に、自分の性格に
隠す収納があっているかどうか、確認しましょう。
- 隠す収納が向いている方 → 居心地や見た目の素敵さを優先したい。ほこりを拭くなど、少しの手間はOK。
- 隠す収納が向いていない方 → ほこりが溜まることに対して適度に手を抜けない。キッチンは効率化を優先したい。
ここからは、具体的なほこり対策をご紹介していきます。
器を使う前に、さっと拭く。
毎日、ほこりの掃除は難しいという方には、
使う前に拭く方法がおすすめ。
器を使う前にふきんで、
ほこりを拭き取ればさっと使えます。
拭き取る手間はかかりますが、
30秒もかからずにできること。
使いやすい場所にふきんを置いておけば、
動作もスムーズです。
ほこりがたまらない収納方法を工夫する。
収納を少し工夫すると、
ほこりが溜まりにくくなります。
具体的には、以下のような方法です。
- カップやお椀は伏せる。
- 収納しているアイテムに、布を被せる。
- お皿は立てて収納する。
ほこりを拭く余裕があるアイテムをおく。
上記でご紹介してきた対策をしても、
ストレスになってしまう場合は、
置いているものを見直すのも手です。
ほこりを拭くのが手間だと感じる際に
使うものは、ほこりがたまらない隠す収納に
移動させましょう。
例えば、慌ただしい朝や夜の時間など、
余裕があまりない時に使うものなどです。
バタバタとしているときは、より一層
ほこりを拭く手間をストレスに感じてしまうもの。
逆に、お休みの日など気持ちに余裕がある時に
使うアイテムを置いておけば、気持ちよく
使うことができそうです。
見せる収納におすすめな食器棚
最後に、見せる収納におすすめな食器棚をご紹介
していきます。
見せる収納ができる食器棚といっても、タイプは様々。
ご自分のライフスタイルや、ほこりに対しての考えも
合わせて仕様を選ぶと、より見せる収納のハードルを
低くすることができます。
オープンタイプの食器棚
先述で、見せる収納のポイントとして、
見せる食器、見せない食器を整理する。
という点を挙げました。
見せない食器を収納する場所が、
お家の備え付けの収納では
足りない場合もあると思います。
そんな時は、見せる収納と、隠す収納の
両方を備えた食器棚がおすすめです。
Re:CENO product|シェルフキャビネット silta
飾る収納の部分がオープンタイプの場合、
使い方やサイズの制限が少ないため、
自由度が高い点が大きな魅力。
かごを取り入れてみたり、場所を入れ替えてみたり。
自分の暮らしにフィットしたスタイルを
試行錯誤できます。
Re:CENO product|R.U.S おすすめセット #56
Re:CENO product|R.U.S おすすめセット #54
ガラスタイプの食器棚
ほこりがどうしても気になる、という方には、
ガラス扉を使用した食器棚がおすすめ。
すぐに取り出しやすい、という
メリットは無くなってしまいますが、
ディスプレイとして見せながら、
ほこりが入るのを防いでくれます。
ガラス越しの器も、特別感が出て素敵です。
この場合も、見せる収納のポイントとして
お伝えした通り「上段には余白を持たせて飾る」
を意識することで、魅力的な食器棚に仕上がります。
Re:CENO product|R.U.S おすすめセット #53
Re:CENO product|R.U.S おすすめセット #54
Re:CENO product|3ドアサイドボードwithガラス silta
食器棚を飾るコツを抑えて、見せる収納を楽しもう。
今回は、食器棚に見せる収納がおすすめな理由と、
魅力的に見せるための3つのコツを
お伝えしてきました。
最後に、おさらいです。
見せる収納を魅力的にする3つのコツは、
- 見せる食器、見せない食器を整理する。
- カテゴリ、素材 でまとめて並べる。
- 上段は、余白を持たせて収納する。
この3つを意識して実践すれば、
お気に入りの食器や道具が魅力的に見え、
キッチンで過ごす時間がより良いものになるはず。
自分だけの素敵な食器棚づくりを楽しむための
参考になれば、幸いです。
それでは、またお会いしましょう。