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オットマンとは? 
スツールとの違いや便利な使い方をご紹介

こんにちは、インテリアカメラマンの辻口です。

皆さんは「オットマン」をご存知でしょうか?

オットマンとは、ソファーやチェアとセットで使う
足置きのことで、「フットスツール」とも呼ばれます。

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こちらの写真のようなアイテムがオットマンです。

使ったことのある方はご存知だと思うのですが、
足を伸ばしておけるだけで、くつろぎ時の
リラックス感が格段にアップするんです。

20230608165022-2.jpg

ですが、ソファやチェアに比べると、
まだまだなじみが薄い方も多いオットマン。

似たような見た目のアイテムに
「スツール」がありますが、
「どうちがうの?」と気になる方もいると思います。

そこで今回は、オットマンの魅力について徹底解説。

オットマンの由来や基礎知識から、
スツールとの違い、便利な活用方法まで、
詳しくご紹介します。

オットマンとは? スツールとの違いを解説

スツールとオットマンの比較.jpg

オットマンとは「オスマン風の椅子」という意味で、
18世紀頃のオスマン帝国で使われていた
「背もたれのないソファー」に由来するんだとか。

よく「スツール」との違いを尋ねられますが、
実は両者に明確な定義はありません。

ただ、スツールは「椅子」に近いデザインで、
「座ること」がメインの用途であることが多いです。

  • オットマンは、「主に足を乗せるための背もたれがないソファー」
  • スツールは、「主に座るための背もたれがない椅子」

という表現がしっくり来そうですね。

オットマンはしっかり安定感があるものが多く、
スツールは軽くて扱いやすいものが多いです。

  • 足を伸ばしてゆったりくつろぎたいなら「オットマン」
  • 簡易的なチェアとして「座る」をメインで使うなら「スツール」

こんな使い分けが良いかもしれません。

それでは、ここからオットマンの魅力や使い方、
ソファーやチェアと一緒に使いたい
おすすめアイテムについてご紹介していきます。

▼「スツール」の活用方法について詳しく知りたい方は、こちらもチェック

オットマンの魅力は、使い方の幅広さ

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足を伸ばしてくつろぐには、2人掛けソファーを
一人で使ったり、縦に長いカウチソファーを
置いたりする必要がありますよね。

ただ、一人暮らしをされている方や、コンパクトな
お部屋にお住まいの方は、大きなソファーを
置くことがなかなか難しいかもしれません。

20230608160806-2.jpg

そこで活躍するのが「オットマン」です。

コンパクトで取り回しやすいオットマンなら、
広いリビングはもちろん、スペースの限られた
ワンルームであっても、取り入れるハードルが
ぐっと下がります。

1人用のコンパクトソファと組み合わせることで、
あっという間にカウチソファに変身します。

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足を伸ばせるだけでなく、ソファーとぴったり
くっつければゴロンと横になれるのも嬉しいところ。

くつろぎの方の幅が大きく広がりますね。

また、オットマンは実は足置き以外にも
マルチに使える家具なのです。

役割を「兼用」することで家具を減らし、
さらにお部屋を広く使えるようになります。

活用方法① 来客時のスツールとして

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独立して単体で動かせるオットマン。

友人やご家族が遊びにきたときに、
スツールの代用としても活躍してくれます。

座面が広く座り心地の良いオットマンなら、
おもてなしの場としても喜ばれそうです。

活用方法② センターテーブルやサイドテーブルとして

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座面の広く硬めのオットマンなら、このように
センターテーブルとしてもお使いいただけます。

センターテーブルはリビングの面積を多く
取るものですから、「人が集まるときだけ
使いたい...」という方もいらっしゃいますよね。

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普段は足置きとして、来客時にはテーブルとして、
オットマンなら2つの役割を果たしてくれます。

ひとり暮らしの方にとっても、1つの家具で
様々な使い方ができるオットマンは便利ですね。

▼2人掛け以上のソファにオットマンを組み合わせることで、小さな「L字ソファ」を作れます。

▼動画でも詳しく解説しています。

ソファーに合わせる、おすすめのオットマン4選

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オットマンを選ぶ際は、ソファーやチェアと
「シリーズで揃える」ことをおすすめしています。
その理由は2つ。

1つ目の理由は、座り心地が最適になることです。

同じシリーズの商品なら、座面が低すぎたり、
逆に足の位置が高すぎたりという
ミスマッチを避けることができます。

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2つ目の理由は、シリーズで揃えたほうが
見た目にも美しいということです。

オットマンのデザインがソファーやチェアと
揃っていることで、お部屋に統一感が出て、
コーディネートの完成度も高くなります。

リセノでは、ソファーと同シリーズの
オットマンも多数展開していますので、
おすすめのアイテムについてご紹介いたします。

① 柔らかい座面が特徴の「folkシリーズ」

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バフっと柔らかい座面と、
重心が低くリラックス感のある座り心地が
特徴の「folk(フォーク)」。

味わいのある「コーデュロイ生地」や
さらっとした肌触りの「リネン生地」など、
好みに合わせてカバーを選んでいただけます。

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オットマンはもちっとした可愛らしい見心地で、
お部屋にあたたかみをプラスしてくれます。

カバーを付け外し可能なカバーリング仕様ですので、
汚れてもお手入れできるのが嬉しいポイントです。

② 北欧デザインが美しい「NOANAシリーズ」

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柔らかさの中に芯がある安定した座り心地と、
北欧家具のように「シンプルかつ美しい」デザインが
魅力の「NOANA(ノアナ)」シリーズ。

こちらもコーデュロイ生地やリネン生地、
クリンプ生地など豊富なバリエーションから
お選びいただけます。

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こちらもソファのクッションデザインと合わせて、
丸みのあるふっくらしたデザイン。

アッシュ無垢材のフレーム部分にも滑らかな曲線を
採用するなど、細かな設計にこだわったアイテムです。

③ 組み合わせ自由なユニットソファー「rectシリーズ」

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硬めのクッションでしっかり身体を受け止めてくれる
座り心地の「rect(レクト)」シリーズ。

一人掛け、二人掛け、カウチ、オットマンと、
豊富な種類を自由に組み合わせ、暮らしに合わせて
レイアウトできるユニットソファーシリーズです。

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ソファーとデザインを統一し、シンプルで無駄のない
四角形のデザインが特徴のオットマン。

座面に安定感がありますので、
足置きとしてはもちろん、
サイドテーブルとしても活躍してくれます。

▼組み合わせ自由なrectオットマンのレイアウト事例は、こちらで詳しくご紹介しています。

④ ふっくらハリ感のある「bulgeシリーズ」

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ハリ感のあるふっくらとした座り心地が特徴の
「bulge(バージュ)」。

シワになりにくく丈夫なポリエステル生地が
使われており、お手入れがしやすく、いつでも
パリッとした質感を保てるソファーシリーズです。

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ソファ本体と同じく、ミニマルながらも
ふっくらあたかみを感じるデザインのオットマン。

木のあたたかみを中心にしたナチュラルな
インテリアにぴったりのアイテムです。

省スペースでも置ける、オットマンとチェアの組み合わせ。

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オットマンを取り入れたいけれど、
ソファーを置くスペースがない...という方も
いらっしゃるかもしれません。

そんな方におすすめなのが、
「チェア」と「オットマン」の組み合わせです。

書斎や寝室など省スペースなお部屋にも
取り入れやすく、気軽に足を伸ばせるリラックス感を
暮らしの中で味わえます。

① 畳一畳分のくつろぎ「Nychair X (ニーチェアエックス)」

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チェアとオットマンの組み合わせで
おすすめしたいのが「Nychair X」です。

Nychairはよく「畳一畳分のくつろぎ」と
表現されるコンパクトさや、折り畳めて
持ち運びしやすい構造が特徴のラウンジチェア。

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Nychairを広げれば、お家の色んな場所が
くつろぎ空間に早変わりします。

こんなふうにベランダに広げて、ちょっとした
アウトドアスペースを作るのもいいですね。

② 「スツール」をオットマン代わりに。

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ちなみに、冒頭でお話ししたスツールを
オットマンの代わりに使う方法もあります。

ダイニングでくつろいだり、デスクワークを
したりすることが多い方は、スツールを1つ
ダイニングに置いておくと、休憩時間が充実します。

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オットマン代わりのスツールを選ぶ際は、
「クッション」や「ペーパーコード」など、
座面が柔らかいものを選びましょう。

そうすれば、長時間足を乗せていても
踵が痛くなりにくいです。

オットマンを取り入れて、暮らしをもっと快適に。

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オットマンの使い方や魅力についてお話ししましたが、
いかがでしたでしょうか。
それでは、今回のおさらいです。

▼オットマンとスツールの違い

  • オットマンは、「主に足を乗せるための背もたれがないソファー」
  • スツールは、「主に座るための背もたれがない椅子」

▼オットマンの魅力

  • ソファーにプラスすることでゆったりくつろげる
  • コンパクトで移動やお手入れがしやすい
  • 来客時のスツールとしても使える
  • サイドテーブルとしても使える

▼リセノのおすすめオットマン4選

  • folkシリーズ
  • NOANAシリーズ
  • rectシリーズ
  • bulgeシリーズ

▼省スペースのお住まいには...

  • チェア+オットマンの組み合わせがおすすめ
  • スツールをオットマン替わりに使う

ソファーやチェアの購入を検討されている方は、
オットマンもあわせて取り入れていただくと、
より暮らしにフィットするくつろぎ空間を
作っていただけるかもしれません。

リセノのソファを購入される際も、
ぜひ一緒にご検討ください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

Styling Furniture

オットマン folk/BR

¥ 74,000


オットマン folk/NA

¥ 74,000


オットマン NOANA

¥ 59,800 ~


SIEVE rect unit sofa オットマンタイプ

¥ 62,700


オットマン SIEVE bulge sofa

¥ 39,600



Styling Goods

ラウンジチェア Nychair X Shikiri

¥ 73,700 ~


ダイニングスツール folk

¥ 32,800



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