木材の違いが分かれば、家具は選びやすくなる!
木材の基礎知識をご紹介します。
こんにちは、えんどうです。
今回のインテリアスクールのテーマは、"木材"。
家具を選ぶ時に、木材の硬さに注目すると
自分好みの家具が選びやすくなります。
例えば、硬い木材は、耐久性に優れていて
長年使用したい家具に適しています。
逆に柔らかい木材は、軽量なので
持ち運ぶ、移動させる際に便利です。
そこで今日は、どの木材が硬い or 柔らかいか?を
見分け方とともに、ご紹介します!
" 硬さ "の指標になる、広葉樹・針葉樹の特性を覚えよう。
木材の硬さの指標になるのが、広葉樹 or 針葉樹の
樹木のタイプです。
この広葉樹か針葉樹かを知っていると、
ある程度、木材の硬さが把握できるので、
まずは、ここを抑えましょう!
広葉樹とは?
広葉樹とは、たくさんの枝に平たく大きな
葉っぱを持つ、樹木です。
日本では、サクラやカエデの木が有名です。
樹木に水分を多く蓄える広葉樹は、幹の繊維が
ギュッと詰まっているのが特徴。
その結果、硬くて重い木材に仕上がります。
硬くて重い広葉樹の木材には、こんなメリットがあります。
- 耐久性が高く、長年使用したい家具に最適。
- 揺れに強く、ソファー・チェアーのフレームにも良い。
- 筆跡が残りにくいため、デスク、テーブルにもお勧め。
針葉樹とは?
平たい葉っぱの広葉樹に対し、針葉樹は肉厚で
尖った葉っぱを持つ、樹木です。
日本では、ヒノキやモミの木が有名です。
広葉樹に比べると、比較的水分を含まない針葉樹は
幹の機密性が低く、木材にした時、柔らかくて軽い木材に仕上がります。
柔らかくて、軽量の針葉樹には、こんなメリットがあります。
- 軽量のため、移動や掃除が簡単。
- 手触り、見た目が優しい印象になる。
- 柔らかく安全性が高いため、キッズ家具にもお勧め。
硬さ・耐久性が魅力の広葉樹の木材
それでは、硬さ・耐久性が魅力の広葉樹の中から、
家具によく使用される、3つの木材を見ていきましょう!
アッシュ
天板: ダイニングテーブル Henry
リセノの家具で最も使用される広葉樹が、このアッシュ。
野球の木製バットに使われるほど、広葉樹の中でも
硬く、耐久性に優れています。
耐久性の他、爽やかな木目も魅力で、
ナチュラルテイスト、北欧テイストに合わせやすい木材です。
オーク
天板: OCTA チェスト
アッシュより、更に硬く重いのが、このオーク。
アッシュより強度が高いため、耐久性を必要と
されるソファーやキッチンキャビネットなどの
大型家具に使用される他、床材としても人気の高い木材です。
また木目が細かく、反りや割れが生じにくいのも、
家具の木材として、適している理由の1つ。
長年使い続けたい家具には、このオークを
チョイスすることをお勧めします。
ウォールナット
天板: ダイニングテーブル Tomte
オークと同等の強度を誇るのが、このウォールナット。
オークと同じく木材に狂いが生じにくく、
家具の他に、楽器用の木材として人気があります。
ウォールナットは、深みのあるダークブラウン色で
ヴィンテージやレトロなお部屋と、相性がよい木材です。
また油分を多く含むので、ツヤがあり、
高級感あるお部屋を演出したい時にも、お勧めです。
柔らかくて、軽量が魅力の針葉樹の木材
続いて、柔らかくて、軽量が魅力の針葉樹、
代表的な木材を2つご紹介します。
パイン
針葉樹の中で、代表的な木材がパイン。
色は、アッシュに比べ赤みがあり、
質感はソフトなので、優しい印象のお部屋を
つくるときに、お勧めの木材です。
また、木肌が柔らかいパインは、ぶつかった時に
衝撃を和らげてくれるので、硬い広葉樹に
比べ安全性の高いのも特徴。
怪我などのリスクが低くなるため、
キッズ家具にも、適した木材です。
スギ
針葉樹の中でも気密性が低く、とても軽い木材がスギです。
とにかく軽量の家具をお探しのときに
注目すべき木材です。
また気密性が低いスギは、家具の反りの原因になる
湿気を逃がしやすく、狂いが生じにくい木材です。
多湿な環境でも安心して使える、木材です。
木材の" 硬さ "を理解して、自分好みの家具を見つけよう。
木材の硬さについて、いかがでしたか?
木材の硬さに注目すると、自分の好みにあった
家具か?が判断しやすくなります。
家具をご検討するときは、どんな木材が
使用されているかにも、注目してください。
では最後に、復習しましょう!
- 広葉樹は、硬くて重いのが特徴
- 代表的な広葉樹は、アッシュ/オーク/ウォールナット
- 針葉樹は、柔らかく軽いのが特徴
- 代表的な針葉樹は、パイン/スギ
それでは、えんどうでした。