「レザーアイテムのお手入れってどうするの？」
革や合皮アイテムのメンテナンスについてご紹介します。

こんにちは。
Re:CENO KYOTO セキです。

前回、ファブリックアイテムのメンテナンス方法を
ご紹介し、記事をお読みいただいた方より
「役にたちました！」と、嬉しいお言葉をいただけ
ましたので、本日は革製品のメンテナンス方法を
ご紹介いたします。

意外と知られていない？レザーのメンテナンス方法

前回、ファブリックアイテムのメンテナンス方法を
ご紹介させていただき、メンテナンスが
そこまで大変では無い事をお伝えしました。

「洗えないのに、どうすればいいの？」ソファやラグなどのお手入れ方法についてご紹介♪

今回は、お問い合わせの多いレザーや合皮を使った
アイテムのメンテナンス方法について、
お話ししたいと思います。

まず、レザーは、革素材を使ったものを指し、
合皮とは、塩化ビニールやPVCと呼ばれる
人工素材を用いたものを指します。

レザーを使ったものは耐久性に長けており、
年々使い込んでいくうちに、色が変わってきたり、
その人にあった馴染み方をしてくるのが特徴です。

合皮タイプは、使い込んでも変化はありませんが、
レザーに比べ比較的安く手に入れる事が出来ます。

ファブリックアイテム同様、
定期的なメンテナンスが施されていないと、
レザーアイテム特有のヒビ割れなどの劣化の原因に
繋がりますので、注意してくださいね。

では、早速いってみましょう。

用意するもの

今回も前回同様、ユニタス社のキットを使用します。


UNITERS Leather care kit ¥4,104-

こちらには、
・レザーソフトクリーナー
・レザープロテクションクリーム
の2点とスポンジ、布巾が同梱されています。

では、レザー生地を使って、
順を追ってやってみましょう。

① ソフトクリーナーで洗い上げる

まず使用するのは、このソフトクリーナー。



こちらは溶剤が入っていない水性のクリーナーで、
レザーにやさしく、表面加工されたものでも
ダメージを与えずしっかり洗浄できます。

しかも、消臭効果もあり、生活臭やタバコの臭いも
同時に除去する事が出来ます。

早速行う前に、ポイント！
レザーアイテムの場合も、ファブリックの時と同様、
クリーナー使用前にホコリなどを掃除機などで
吸い取っておきましょう。

また、クリーナーを試す前に、目立たない箇所で
一度試しで行い、色移りや形状変化が起こらないか
試してから行うようにしましょう。

では、このクリーナーをスポンジに染み込ませ、
軽く揉んで、しっかりと泡立てていきます。



そして、汚れた箇所を大胆に洗い上げていきます。



「大丈夫かなぁ・・・」と、一瞬たじろぎそうに
なりますが、大丈夫です笑

このきめ細かな泡が、レザーの毛穴の汚れも一緒に
浮き上がらせていくのです。

ここでもポイント！
ゴシゴシというよりかは、洗顔と同じように
泡で汚れを落とす感覚で、適度な強さ加減で
洗っていきます。

② キレイな布巾で拭き取る

洗い終われば、泡をキレイな布巾で拭き取ります。



クリーナー作業は、以上の簡単な作業です。

しかし、ファブリックの時と違い、本体を直接
洗い上げていくので、作業を行う際は床に汚れても
いい布やタオルを敷く事をオススメします。

③ 表面を保護する

クリーナーで汚れを拭き取った後は、
プロテクションクリームを使って保護していきます。

柔らかいキレイな布巾にクリームをつけ、
全体的にまんべんなく塗り込んでいきます。



塗り込んでいく際、しっかりと布巾にクリームが
馴染んだ事を確認してから行いましょう。

クリームがダマになっていたりすると、
仕上がり時のムラ原因になるので、注意が必要です。

あとは、自然乾燥で乾ききるのを待つだけ。

このクリームを塗る事により、水や人間の油汚れ等
に強くなり、先ほどのクリーナーを使って、次回
から汚れを落としやすくする事も出来るのです。

レザーの大敵、水の浸透性もこの通り違ってきます。


左：クリーム塗装後　右：クリーム未塗装

さらに、レザーに栄養が補われ、本来の色艶や
風合いを取り戻す事が出来ます。

新しくレザーソファなどをご購入された際は、
まずこのプロテクションクリームを使って、
汚れに強く、落としやすい状態にしてから
お使いいただく事を強くオススメします。

合皮タイプのお手入れ方法

最近ではレザー本物とかなり似たようなものも
ありますが、本物のレザーとは違い、人工素材を
使用しており、レザーに比べるとお手頃に手に入る
合皮タイプのアイテム。

このタイプにはユニタス社のこちらを使用します。


UNITERS HOME CARE CLEANER ¥2,160-

使い方はいたって簡単。

スプレーで箇所にクリーナーを吹き付け、



あとは、キレイな布巾で拭き取るだけです。



このクリーナー、すごく万能なアイテムで、
プラスチック・鏡・ガラス・金属など、家庭にある
おおよその物はこれ一本でお手入れできるので、
とてもオススメですよ。

メンテナンスキットが無い場合は？

上記クリーナーでのレザーメンテナンスは、
半年に1回ほどで十分なのですが、
普段のお手入れは、基本的にキレイな布巾で乾拭き
のみで大丈夫です。

合皮タイプも基本的には乾拭きで大丈夫ですが、
少し汚れがある場合等は固く絞ったキレイな布巾で
水拭きが可能です。



ここで、ワンポイント！
合皮タイプは表面に傷が少し目立ちやすいので、
掃除機やひっかきの原因となる物の使用は避けましょう。

長く使えるモノだからこそ、愛着をもって。

いかがでしたでしょうか。

レザーアイテムは長く使えるのと同時に、
徐々に愛着が湧き、変化を楽しめる素材の一つです。

靴やカバン、財布など、レザーを使ったものは
日常にたくさんあります。

革靴と同じで、ボロボロになる前に栄養と保護を
してあげれば、使用年数も大きく変わってきます。

長く使っていくためにも、日頃の感謝を込めて
お使いのアイテムを一度キレイにしてみては
いかがでしょうか。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。