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「こたつテーブル muna オーバル」の開発裏話。
狭いリビングでもすっきり使えるこたつを作りました。

こんにちは。プロダクトデザイナーの加納です。

今回は、新商品のオーバルこたつテーブル
「muna(ムーナ)」について、
開発の経緯やこだわりポイントをご紹介します。

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「muna」とは、フィンランド語で
「卵」を意味する言葉です。

その名前のとおり、今回のこたつテーブルは
オーバル(楕円形)の天板が大きな特徴。

まずは、このオーバルの形に
行き着いた経緯からお話ししようと思います。

きっかけは、スタッフの何気ない一言から。

リセノがオリジナルのこたつを発売するのは、
2023年8月以来のこと。

長らく新しいこたつをお届けできていなかったので、
「今年はこたつをやりたいね」と
社内で話をしていました。

伸長式ダイニングテーブルfolk.jpg 伸長式ダイニングテーブル folk

はじめは、大変好評いただいている
「伸長式ダイニングテーブル folk」のように、
天板を伸縮できるこたつテーブルを企画しました。

サンプルを製作し検証を重ねていったのですが、
「こたつとして使いやすい構造」と、
「天板を伸長させる仕組み」の両立が難しく、
なかなか納得のいく形に至りませんでした。

そんな中、開発中の伸長式こたつを見た
とある撮影スタッフから、こんな声が。

「私、家でこの形のこたつを使ってます!」

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円形のこたつを伸長させると、
オーバル(楕円形)になります。

その状態のこたつテーブルを見て、
声を掛けてくれたのです。

話を聞いてみると、角のない楕円形のテーブルは、
狭いワンルームでも動線を広く取れて、
すっきり置きやすいとのこと。

なおかつ長方形のように手元は広いので、
友人が遊びに来たときなども不便を感じません。

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しかしながら、使っているうちに
「もっとこうだったらいいのにな...」
というポイントも出てきたということでした。

それなら、もっといいものを
リセノで作ろうという話に。

この言葉がきっかけとなり、
オーバル(楕円形)のこたつテーブルの
開発が、本格的に進み始めました。

狭い日本の住宅でも、すっきり使える美しいこたつを。

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かつては、
4.5畳や6畳一間の中心にこたつを置き、
家族でそれを囲む光景がよく見られました。

現在は都市部を中心に、テーブルやチェア、
ソファーなどが暮らしの中心となり、
こたつを囲む文化は少なくなりつつあります。

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でも、一度でもこたつを使ったことがある方は
よくおわかりかと思いますが、
こたつのぬくもりは本当にいいものです。

子どもの頃、実家で毎日のように
こたつにくるまってぬくぬく過ごしていた...
なんて方も多いのではないでしょうか。

エアコンと違って乾燥しにくいですし、
身体の芯からポカポカとあたたまるような
心地よさがありますよね。

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ではなぜ、こたつは今の暮らしに
取り入れられなくなっているのでしょうか。

そこには、

  • サイズ
  • デザイン

この2つのハードルがあるのではないかと思います。

これらの障壁を取り除き、
今の暮らしでも積極的に選んでいただけるような
こたつを作りたい。

そんな想いのもと、
「muna」のデザインを形にしていきました。

ソファーとテレビの間に、すっきり置ける。
コンパクトだけど、4人でお鍋も囲めるサイズ

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まずは「サイズ」です。

現代の狭い日本の住宅では、
かつて家族の中心にドンと置かれていたような、
大きなこたつテーブルはなじみません。

今はリビングにソファーやテレビなどを
置いている方も多いので、
「ソファーとテレビの間にもすっきり置ける」
ということを念頭に、開発を進めました。

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四角形(長方形・正方形)のテーブルは角があるため、
狭いお部屋だと足をぶつけてしまう危険があります。

また正円形のテーブルは、
幅と奥行きが均等に広がるため、
ソファーとテレビの間に置くとやや窮屈になります。

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やはり、コンパクトなリビングで
ソファーと一緒に使うには、
オーバルのテーブルがいちばんでした。

周囲の動線を取りやすいので
ソファーやテレビとの間をスムーズに移動でき、
手元も十分広く使えます。

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「コンパクトに」とは言いつつ、
こたつはやはり家族で囲むものですから、
4人でお鍋を囲めるくらいのスペースはほしいもの。

こたつ単体ではなく、
周りとの調和の中で使いやすいか、
美しく見えるかということを大切にしながら、
サイズを決めました。

「AGRAソファー」のロータイプ脚と組み合わせれば、極上の快適さに。

muna-kt-blog17.jpg 「3人掛けソファー AGRA(ロータイプ脚)」との組み合わせ

実は「muna」の開発を進める中で、
特におすすめしたい組み合わせが見つかりました。

それが、「AGRAシリーズ」のソファーの
「ロータイプ脚」と一緒に使うこと。

座面高25cmほどのロータイプのAGRAと合わせると、
ふかふかの座面に包まれながら、
こたつのあったかさも味わえるという、
極上の快適さを体感することができます。

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ソファーと一緒に使いやすいように、
床に座っていてもローソファーに腰かけていても、
テーブル上に手が届きやすい高さにしました。

ソファーでくつろいだ姿勢のまま、
自然にこたつの中に足を伸ばせる。
そんな快適さをお楽しみいただければと思います。

ローテーブルとしても美しいこたつテーブル。
北欧家具のような意匠に込めたこだわり

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次に「デザイン」です。

冬に重宝するこたつですが、1年を通してみると、
暖房として活躍する時期は
実は3~4カ月ほどしかありません。

それ以外の時期は、こたつ布団を外し、
「ローテーブル」として使う方が多いでしょう。

ですが昔ながらのこたつは、
天板や脚ががっしりとしていて無骨なものが多く、
今の暮らしにはなじみにくいものがほとんど。

そのため「muna」には、
北欧家具のような機能的な美しさを施し、
ローテーブルよりも美しいこたつテーブルを
コンセプトに開発しました。

天板の端に、丹精込めた職人技が光ります。

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「muna」のデザインには、
美しく軽やかに見せるための
さまざまなこだわりを詰め込んでいます。

中でも注目いただきたいのが、天板の側面。

この写真のように、斜めにカットを入れる
船底天板を採用しました。

こうすることで、実際の厚みよりも
天板が薄くシャープに見えるため、
すっきりとした印象になるのです。

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さらに、この斜めにカットした木口には、
オークの突板を貼っています。

実はこの仕上げには、職人の手が欠かせません。

斜めになった木口に沿いながら、
さらにオーバルの曲線に合わせて
突板を美しく貼る必要があるため、
とても難しく、手間のかかる作業です。

工場の職人さんに
一つひとつ丁寧に仕上げてもらうことで、
木口まで美しい表情に整えています。

木口の部分をそのままにしてしまうと、
何も処理されていない木の断面が見えてしまい、
見た目がよくありません。

細部まで手間を惜しまず仕上げたことで、
どの角度から眺めても美しい天板になりました。

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天板以外にも、

  • 下に向かうにつれて細くなる「テーパード脚」
  • 寝転がってくつろぎやすい「幕板なし」の仕様
  • ヒーターが横から見えない「木の目隠し」

このような細かいこだわりを詰め込み、
こたつとして使わない時期も
美しい景色を作れるテーブルに仕上げています。

もちろん「あったかさ」も大事。
身体を芯からあたためる「石英管ヒーター」

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ここまで「見心地」の話をしてきましたが、
忘れてはならないのが「あたたかさ」。

ヒーターには、
石英管ヒーターを採用しました。

遠赤外線を放射する熱源で、
身体の表面だけでなく、芯からじんわり
ポカポカとあたためてくれるのが特徴です。

温度が上がるまで少し時間がかかる
性質はあるのですが、身体の内側までしっかり
あたたかさを感じる点を重視しました。

足腰に負担がかかりやすい、こたつ布団のつけ外し。
天板をとことん軽くしてラクにしました。

もう1つ、「muna」を開発するにあたって
解消したいことがありました。

それが、天板の重さです。

こたつを使用している方の声を聞くと、
「重くて移動させるのが大変」という悩みが
少なからずあることがわかりました。

こたつの天板が重いと、こたつ布団を着脱したり、
掃除のときに動かしたりする際に、
足腰に大きな負担がかかってしまいます。

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そこで今回、天板に
フラッシュ構造を取り入れました。

フラッシュ構造とは、フレームに合板を貼り、
内部に空洞を作る板の構造のこと。

空洞を作ることにより、一枚板に比べて
大幅な軽量化を実現しています。

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そして耐久性を上げるため、空洞部分には
ハニカムコア構造の充填材を入れています。

ハニカムコアとは、
ハチの巣のように正六角形を並べた芯材のこと。

大部分が空気のためとても軽い一方で、
曲げや圧力に対しても強い構造で、
耐久性をしっかり高めています。

天板の重量は、天然木を使ったものの中では
最軽量クラスの5.7kg。

足腰への不安を感じやすくなってきた方にも、
安心して使っていただけます。

しっくりくる「こたつ布団」が見つからず、
オリジナルで開発することに。

こたつテーブル「muna」の開発と並行して、
合わせる「こたつ布団」もいろいろと検証しました。

世の中のこたつは、四角形や正円形が主流。

こたつ布団もそれに合わせて
四角形・正円形の選択肢が豊富ですが、
「muna」のオーバル天板のラインと合わず、
どうもしっくりきませんでした。

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なかなか理想のこたつ布団が見つからず、
「それならいっそ自分たちで作ってしまおう」と、
「muna」に合わせて
オリジナルこたつ布団の開発もスタートしました。

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やはりオーバルのテーブルに合わせるなら、
オーバルのこたつ布団が一番。

天板と布団の輪郭が自然に揃い、
リビングに美しいまとまりが生まれます。

角がないので足元の動線も確保しやすく、
コンパクトなリビングでこたつを使ううえで、
見た目も使いやすさも抜群でした。

「模様替えしづらい」の声をもとに、リバーシブル仕様に。

また、こたつユーザーからの声として、
「こたつ布団は、模様替えしづらい」
というものが上がっていました。

こたつ布団は、
お部屋の中で非常に大きな面積を占めます。

そのぶんお部屋の印象を大きく左右するので、
こたつ布団の色やデザインが、
インテリアの方向性を決めると言っても
過言ではありません。

でも大きくてかさばるアイテムですから、
洗い替えや予備のストックを持つのは大変。
模様替えのために買い替えるのも気が引けます。

結果として、一度決めたこたつ布団の雰囲気に
ずっと引っ張られてしまうのです。

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そこでオリジナルのこたつ布団には、裏返して使える
リバーシブル仕様を採用しました。

表面はベージュ、裏面はグレー。
1枚で2通りのデザインを取り入れられるので、
1年ごとに模様替えして使うこともできます。

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収納スペースを節約しつつ、
インテリアもしっかり楽しめる。

そんな、
ささやかな工夫を取り入れたこたつ布団です。

こたつを一度諦めたことがある方にこそ、
ぜひご検討いただきたい一台です。

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今回は、新作のオーバルこたつテーブルと
リバーシブルこたつ布団「muna」について、
開発者目線でこだわりをご紹介しました。

現代の暮らしに自然と溶け込み、
狭いワンルームやリビングでも
すっきり使えるこたつテーブルです。

コンパクトに使える美しい「ローテーブル」。
しかも冬は「こたつ」としても活躍してくれる。

ぜひそんなふうに、皆さまの暮らしに
取り入れていただければうれしく思います。

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こたつテーブルとこたつ布団の詳しい特徴は、
各商品ページでご確認ください。

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