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ソファーダイニング「culum dining sofa/table」の企画経緯と
コンセプト設計についてお話します。

こんにちは。ヤマモトです。

オリジナル家具シリーズ「Re:CENO product」から
新たなダイニングソファ&テーブルをリリースします。

ダイニングソファーは「WIRYシリーズ」を発売したの
が2016年ですから、実に6年ぶりの新作となります。

新作のこのダイニングは、耐久性と利便性を見直し、
快適に過ごせるようにリサイズし、意匠性もより良く
アップデートしています。

本日のマガジンでは、この新作ダイニングソファー&
テーブルの企画経緯とコンセプト設計について、丁寧
に紐解いていきます。

小さなLDKにも、利便性とゆとりを。
2つの役割を兼ねた「ダイニングソファー」

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ダイニングと、リビング。

この2つは家の中心的な場所で、就寝時間を除けば、
ほとんどの自宅での時間を過ごす方も多いでしょう。

ダイニングは、食事はもちろんのこと、仕事や勉強を
したり、家事をしたり、お客様を迎え入れたり。

「しっかりと座って、用事をする場所」という
いわゆる「自宅でのON」の場所です。

対照的にリビングは、テレビや映画を見たり、ソファ
に寝転んだり、わいわいと話をしたり。

「ゆったりと座って、リラックスする場所」ですから
つまりは「自宅でのOFF」の場所です。

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2つの場所は、家の中で隣り合わせにありながら

 ダイニング = ON
 リビング  = OFF

というような役割の切り分けがされていて、
お互いに補完し合う関係でもあります。

ですから、ON/OFFの補完関係に従って、ほとんどの
住宅の間取りでは、リビングとダイニングそれぞれの
スペースを確保していることが多いのです。

つまりは、間取りの「LDK」にあたる部分です。

ただ、実際の暮らしはどうでしょう。

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小さなお家の場合、間取りに従って、両方のスペース
を確保しているものの、実際にはそれぞれ大きな家具
を置くことによって、窮屈さを感じてしまっている
場合があります。

また、その逆で、間取りに合わせて、小ぶりな家具を
選ぶことによって、ダイニングやリビングが求める機
能を果たせていない場合もあります。

せっかくの多くの時間を過ごすメインの場所なのに、
窮屈さを感じたり、ONもOFFも役割を発揮できない
のでは、豊かな暮らしとは言えませんね。

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リセノでは、店舗やプロサポートにて、みなさんの
ご自宅が素敵になるようにアドバイスや、お力添えを
行う「インテリアサポート」に力を入れています。

Re:CENO INTERIOR SUPPORT

日々、対面やLINEのご相談で、たくさんのお客様から
自宅の間取りをお見せいただき、その間取りにあった
個々のアドバイスをしてきています。

その中でも、レイアウトのご相談はとても多く

「この間取りで、どう配置すれば快適に過ごせるのか
 分からないので、アドバイスしてほしい」

というお声は、一番多いご相談です。

間取りに合わせたレイアウトというのは、インテリア
で特に難しいポイントのひとつです。

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ただ、ご相談いただくお客様は、自分が目指す理想の
イメージをもってらっしゃる方がほとんど。

だからこそ、

「あれを実現したい。」
「これも絶対に欲しい。」
「ついでに、それもあったら嬉しい。」

「......でも、間取りには限りがある」

といった感じで、理想はしっかりとありながら、それ
をお家の間取りで表現することができずに、ご相談を
いただくことが多いのです。

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プロとしても、なんとかお客様のご要望を叶えて差し
あげたいのですが、間取り自体には制限があるので
なかなかすべての要望を実現するのは難しいことも
多いのが本音です。

そういった際には、

「リビングにいらっしゃる時間と、ダイニングにいら
 っしゃる時間と、どちらが多いですか?」

「ご友人などのご来客は多いですか?」

「日中と夜、それぞれどんな風に過ごされますか?」

といった感じで、ご相談者様の生活の中で、重きを
置く過ごし方をお伺いし、その生活スタイルに合った
形でリビングとダイニングのどちらをメインにするか
を決めて、レイアウトをご提案しています。

ただ、そんな二者択一的なお悩みをたくさん見ていく
中で、なんとか両方を実現する「理想のLDKの在り方」
について「不」の解消を考え続けてきました。

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そして、考え続ける中で、ひとつの答えとして

「ダイニング = 食事・勉強など用事ができる場所」
「リビング  = リラックスして過ごせる場所」

の両方の要件を満たしながら、

「窮屈に感じない様にして、豊かな暮らしを実現する」

この相反する条件の「不」を解消するために、新たに
設計したのが、今回の「ダイニングソファー」なのです。

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ダイニングの機能としては、座面をしっかりとした
座り心地にすることで、チェアーと同じくしっかりと
座れます。

これにより、食事や仕事、勉強やそのほかの用事など
快適に行うことができます。

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リビングの機能としては、適度な硬さがあることで、
ゆったりとくつろぐことが出来て、晩酌をしたり、
テレビを見たり、本を読んだりも、リラックスして
することができます。

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リビングとダイニングのそれぞれの機能を、ひとつの
家具にまかなってもらうことによって、小さなLDKに
も広さを感じられるようにする。

そんな「ゆとりの余白」を生み出す為に設計したのが
この「ダイニングソファー」なのです。

ダイニングで「脚を伸ばせる」気持ちよさ。
長時間の読書や、晩酌にも最適です。

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もうひとつ、別の視点からもお話しましょう。

小さな間取りの「不」の解消を求めて設計したのが
このダイニングソファーですが、さらに思考を深めて
いく中で、別の角度の「良い点」に気付いてきました。

それは「ダイニングで、脚を伸ばせる気持ちよさ」です。

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ダイニングが気持ちのいい時間帯。
例えば、日曜日の昼下がりや、週末の夜ごはんのあと。

ダイニングの椅子に座って、本を読んだり、晩酌をし
たりという方も多いでしょう。

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僕も休日の昼下がりに、ダイニングで読書をするのは
楽しみな時間のひとつです。

ただ、椅子に座って本を読むのは楽しい時間ではある
ものの、椅子にずっと決まった姿勢で座り続けるのは
意外と疲れます。

読み始めてしばらくはちゃんと座っていますが、30分
もすれば、ついつい隣にある椅子に脚を乗っけて、
オットマンのようにしてしまいます。

行儀が悪いけど、脚を伸ばすと楽なんですよね。

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あとは、その体勢にも疲れてきたら、次には椅子の上
であぐらを掻くっていうのも、よくやってしまいます。

こんな風にコロコロと体勢を変えながら、本を読み進
めていくと、最後に行き着くのは「寝転びたい」とい
う衝動です。

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ダイニングでは寝転べないので、リビングに場所を移
し、ソファーに寝転んで、本を読んでいるうちに、
最後は「寝落ち」する....... これがもはや定番です。

ソファーは気持ちよすぎるのと、リラックス空間すぎ
て、寝てしまうんですよね。

これはこれで、幸せではありますが。

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さて、話を戻しましょう。

そもそもダイニングに座って、同じ体制で居続ける事
はしんどいですし、脚を隣の椅子にかけたり、椅子の
上であぐらを掻くのは、見た目にも素敵ではありません。

変な体勢で居続けると、体を痛めてしまいますし、
また、体勢を変える度に集中力を欠いてもしまいます。

これでは、楽しい時間も台無しです。

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そこで気付いたのが「ダイニングソファー」の
利便性です。

ダイニングソファーであれば、カウチのひじ掛けを
背もたれにして、脚を伸ばして読むことができて、
行儀も悪く見えません。

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奥行きもしっかりあるので、あぐらを掻いたり、お姉
さん座りもできますし、

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デイベッドのように寝転ぶこともできます。

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もちろん、ちゃんと座ることもできます。

「ダイニング」でありながら「ソファー」でもあるの
が「ダイニングソファー」なので、さまざまな体勢を
許容してくれるのです。

だからこそ、居心地よくダイニングに居続けることが
出来て、体を痛めることも、集中力を損なう事もなく
読書を楽しむ事ができるというわけです。

僕も自宅で使ってみていますが、いざ使ってみると
実感しますが、本当に快適で、読書の進みもよく
なってきています。

座面奥行きは、ゆとりの「50cm」。
あぐらも掻けるし、寝転ぶこともできます。

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さて、前述の「気持ちよさ」について、設計の観点か
らも、お話しておきましょう。

今回の設計では、ダイニングソファーの座面奥行きを
「50cm」と、ゆとりのあるサイズに設計しました。

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通常のチェアーはおおよそ40cm前後ですから、かなり
ゆとりのあるサイズであるとお分かりいただけると
思います。

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通常の使用時は、腰をサポートするクッションがあり
ますので、おおよそ40cm前後の使い心地となり、女性
やお子様のような身長の低い方でも、通常のチェアー
と同じようにお使いいただけます。

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そして、リラックスしたい時は、クッションをどかす
ことで、座面の奥行き50cmを最大限まで使えます。

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奥行き50cmあることで、デイベッドのように寝転ぶ事
ができますので、クッションを枕のようにしてお使い
いただければ、快適に過ごすことができます。

フルカバーリングで、ご家庭で洗濯も。
食事の汚れも、安心です。

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さて、ダイニングソファーが利便性が高く、快適だと
いうことをイメージいただけましたでしょうか。

あと、当然気になるのが「汚れ」の問題ですよね。

食事をする場所なので、お子様のいらっしゃるご家庭
などは、特に気になると思います。

もちろんその点も、しっかり考慮しています。

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このダイニングソファーは、フルカバーリング仕様で
すので、カバーはすべて外すことができます。

洗濯については、部分洗いならばご自宅でも可能です
ので、ちょっとした汚れの場合は、お風呂場などで
軽くつまみ洗いしていただくのが良いです。

季節ごとにさっぱりきれいにしたい場合は、まるごと
ドライクリーニングで洗うことも可能です。

洗濯方法については、詳しくは、こちらのマガジンを
ご覧ください。

Re:CENO productのカバーは洗える? 生地に合ったお手入れ方法をご紹介します。

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クッションは、くるみボタン仕様なので、普通だと
カバーを取り外せないのですが、そこも秘密の工夫
を凝らしているので、カバー全体を取り外せます。

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ですので、このダイニングソファーは、まるまる
お洗濯ができますので、長く清潔にお使いいただけます。

また、カバーやクッションだけを別途購入いただく事
もできますので、ひどい汚れや、擦れてきたりした時
には、部分的に新調していただけばと思います。

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洗濯の手間も省きたいという方には「テキスタイルプ
ロテクター」を一緒にご購入いただいて、使用前にお
使いいただければ、水分や汚れからガードしてくれま
すので、そちらもおすすめです。

ユニタス テキスタイルプロテクターW 500ml

硬さと耐久性をもつ「モールドウレタン」だから
へたりが少なく、長く愛用いただけます。

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さて、カバーが「長く、清潔に」お使いいただける事
がご理解いただけたと思います。

次に、クッションの耐久性についてです。
ここにも長く使える設計を入れています。

今回のソファーには「モールドウレタン」と呼ばれる
特殊な製法で作られるウレタンを使用しています。

スラブウレタン(通常よく使われるウレタン)

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通常、ソファーに使うウレタンは「スラブウレタン」
というものです。

イラストのとおり、発泡させた大きなウレタンの塊を
カットして、ソファーに合わせた形を作ります。

大きな塊から切り出すため、いわゆる「パンの耳」の
部分は、カットして使用しません。

ウレタンには気泡があるので、その気泡が座るたびに
潰れたり戻ったりしていき、次第に戻る力がなくなり
へたっていきます。

モールドウレタン(今回採用のウレタン)

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それに対して「モールドウレタン」は、専用の形の
金型(かながた)を作り、そのソファー専用の形状に
ウレタンを発泡させます。

つまり「モールドウレタン」は、スラブウレタンで
は使わなかった、外面の「パンの耳」部分を残した
状態で、ソファーの部品として使います。

「パンの耳」部分は、高密度のウレタン壁になり、
内部の気泡をつぶれづらくします。

この効果により、通常の「スラブウレタン」と比べて
耐久性が高く、長くへたりの出づらいソファーを
作ることができるのです。

ウレタンの比重

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また、モールドウレタンをさらに強くするために、
「比重」というものが重要です。

ウレタンの「比重」とは、同じ大きさをつくるために
どのくらいの溶剤を使用しているかに関係します。

少ない溶剤を使って、比重の低いウレタンを作ると、
柔らかくしあがるものの「ヘタリ」が早くなります。

安いソファーが、すぐにダメになってしまうのは、
ウレタンの質が低いからも大きく影響しています。

その点、今回のモールドウレタンは、55kg/㎥という
非常に比重を上げた仕様にしています。

なので「モールドウレタン×高比重」という非常に
へたりのでにくいウレタンに仕上がっているのです。

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また、前述からの通り、専用の金型をイチから製作し
モールドウレタンをこのソファー専用に作っています。

良いソファーを作るには、柔らかなフェザーソファー
にしても、今回のように硬いソファーにしても、
やはり良い素材を使うと、お金がかかります。

ただ、最初の費用は高くても、長く使っていただく
ことを考えると、1日あたりの費用は逆に安くなるの
だと思います。

ダイニングソファーは、しっかりとした座り心地を求
められるうえ、座っている時間も長いため、ウレタン
のへたりは、使っていくうちに大きな問題になります。

安価なものを購入してしまうと、数カ月~1、2年程度
でダメになってしまうこともありますので、注意が必
要ですが、モールドウレタンはへたりに強いので、
そのあたりの心配も不要です。

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また、モールドウレタンの耐久性を実証するために
専門機関「BOKEN」での耐久試験も実施しました。

この試験は「体重95kgの人が10万回座る」ことを想定
したもので、ご家庭での平均1日20回座ると想定して
14年間の使用の後に、どの程度のウレタンのへたりが
発生するかの試験です。

試験の結果、座面は65mmの厚みのうち、わずか5mm
しかたわみが発生せず、14年使った後にも7%しかへた
らないことが実証されました。

背もたれは、フェザーを入れているため、空気を入れ
ることによる復元が可能で、たわみは無しという結果
でした。

今回は、試験できる最長の14年の試験をしましたので、
確かな耐久性を確認できました。

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また、余談ではありますが「culum unit sofa」では、
表面に柔らかなスラブウレタンを付けて、サンドイッ
チ状にしていたのに比べて、このダイニングソファー
は、モールドウレタンのみの仕様です。

これは、ソファーに比べて、よりしっかりとした座り
心地を求められる「椅子」に近い座り心地を実現する
ために、あえて硬さを前面に出した仕様にしています。

沈み込みがより少ないので、食事や仕事などで長時間
座っていても、腰を痛める心配はありません。

「ダイニングテーブル」も設計しました。
中央には、ラタンの棚も付けています。

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ダイニングソファーのメリットを多く書いてきました
が、ソファーの良さを引き出すダイニングテーブルに
ついても、専用で設計・開発しました。

テーブルの奥行きは「幅130cm × 奥行き80cm」。
ソファーサイズとフィットさせています。

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幅130cmは、比較的コンパクトなサイズ感に感じるか
もしれませんが、実はしっかりと心地を考慮しています。

食事をゆったりとするために必要なサイズは、

「最小必要サイズは、1人あたり幅60cm × 奥行き40cm」
「理想的なサイズは、1人あたり幅70cm × 奥行き50cm」

です。

【動画】センスのいらないインテリア|人数に合わせた「ダイニングテーブルの大きさ」を知りましょう。

このテーブルは幅130cmですので、1人あたりは65cm
となり、ちょうど中間くらいのサイズ感です。

これによって、コンパクトなダイニングでありながら
も、ゆとりのある状態を確保しています。

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また、ダイニングソファーを置くことを想定した設計
として、通常のダイニングよりも、脚が内側に入った
デザインにしています。

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これによって、足元のゆとりを生み出し、同時に人の
出入りがしやすくなっています。

空間をやわらげる「楕円形」。
スペースを最大限生かす角度に。

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また、天板の形にもぜひ注目してください。

ご覧のとおり「長方形に近い楕円形」にデザインしています。

家というものは、スペースの効率を重視するために
ほとんどのパーツは、四角形で出来ています。

お部屋の形もそうですし、テレビや収納、ソファーや
キッチン、冷蔵庫 etc...... ほとんどが四角形で構成さ
れていることが分かると思います。

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空間効率によって、四角形が増えるのは当然のことで
はあるのですが「角(かど)」があるものは、心理的
には、緊張感を与えてしまいます。

ですから、リセノではインテリアのどこかに「円形」
のアイテムを取り入れることを推奨しています。

【動画】センスのいらないインテリア|暮らしに「円形家具」を取り入れましょう。

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前述のとおり、このテーブルは「長方形に近い楕円形」です。

コンパクトなダイニングテーブルですから、あまりに
円形に近づけてしまうと、使える天板のスペースが
削られてしまいます。

ですので、できるかぎりスペースを削らないように
しながらも、角の丸みを取り入れることで、柔らかさ
も表現しています。

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また、ダイニングソファーはチェアーと違って、
チェアーを引いて座ることを想定していません。

ダイニングソファーは動かさずに、座っていくイメージです。

その点においても、生活の中でストレスが無いように
角を丸くすることで、出入りがしやすいように設計
しています。

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また、楕円形のテーブルは、人数が増えた時に、角に
座ることが出来るのも良い点です。

来客などで人数が増えても、対応が可能です。

「オーク無垢材×ラタン」の落ち着きのある意匠性。
水や汚れにも強く、長く使えます。

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このテーブルは、本体には「オーク無垢材」を使い、
棚には「ラタン」を張っています。

オークは、木目が美しく、非常に強い木ですので、
次世代までを視野に長くご愛用いただけると思います。

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また、天板はウレタン塗装で仕上げていますので、水
や汚れにも強く、毎日のお手入れも不要。

特段気にせずとも、長くきれいな状態で愛用いただけます。

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ちなみにリセノのウレタン塗装は「導管開き/艶消し」
という仕上げ方法をしています。

専門的な解説は複雑なため割愛しますが、この仕上げ
方法により、一般的にイメージされるウレタン塗装の
ように、テカテカとした塗膜感は少なく、落ち着きの
あるマットな仕上がりにしています。

また、木の凹凸感も感じられます。

「ウレタン塗装は、テカテカして、キライなんだよね。」

という先入観のある方にも、ぜひとも現物をご覧いた
だき、違いに驚いていただきたいなと思います。

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また、テーブル下には、内側に設計した脚を活かして
ラタンのテーブルを付けています。

ティッシュや、読みかけの雑誌など、ちょっとした
ものを「さっ」としまえるので、「ついつい置き」で
散らばりがちなテーブル上を、きれいに保つことが
できます。

これは「死角収納」のテクニックで、お部屋をきれい
に保つ工夫でもあります。

【動画】センスのいらないインテリア|「死角収納」で日々の片づけストレスを減らしましょう。

テーブルの高さは「低めの68cm」。
よりリラックス感を感じられます。

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テーブルの高さは、68cmです。

一般的なテーブルは72cmのものが多いので、
それらと比べて、若干低めに設計しています。

リセノのダイニングテーブルをご存じの方には、
もはや聞きなれた「68cm」だと思いますが、
あらためてご説明させてください。

ダイニングテーブルの天板と、チェア座面高の関係は、
差尺が「26cm~30cm」が最適と言われています。

【動画】センスのいらないインテリア|ダイニングテーブルとチェアの適正な差尺を知りましょう。

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26cmに近いほど、テーブルが低めに来ますので、より
圧迫感が減って、リラックスできる高さになります。

ダイニングソファーの座面高さは42cmですので、
ちょうど最適な「26cm」になるというわけです。

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このダイニングソファーは、

「ダイニングでありながら、リラックス感も感じられる」

という設計コンセプトがありますから、出来るかぎり
リラックスできる「26cm差尺」に近づけたというわけです。

わずか数センチの差ですが、意外と大きな差が出ます
ので、この部分にもこだわって設計しています。

好みに応じて、組み合わせは自由自在。
ソファーは、4種類からお選びいただけます。

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さて、企画経緯と、コンセプト設計について、
長々と語ってきました。

次に、ラインアップのご紹介に移りましょう。
ダイニングソファーは、4タイプになります。

1人掛けダイニングソファー

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この1人掛けダイニングソファーは、チェアーと比べて
ゆったりサイズ。

「幅55cm×奥行き65cm」で、1人用の椅子としては、
かなりゆったり座れるサイズです。

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男性があぐらを掻いても、脚がすべて収まるくらいの
サイズ感ですので、ゆったりと過ごしていただけます。

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ダイニングセットでの組み合わせ例としては、2人掛け
ソファーと合わせて使うのはいかがでしょう。

2人掛けは、寝転んだりして使うことができる良さが
ありますが、1人掛けは、より「自分だけのスペース」
としての使い方できます。

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また、ゆったりと使いたい場合には、他のダイニング
テーブルと合わせてお使いいただくのも良いと思います。

例えば、リセノのfolkダイニングテーブルは、幅170cm
サイズですが、このくらいのサイズのテーブルと合わ
せると、さらにゆったりと座ることができます。

2人掛けダイニングソファー

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2人掛けソファーは「幅130cm×奥行き65cm」です。

大人なら2人がゆとりを持って座れて、小さなお子様な
ら、一緒に座ることもできるサイズ感です。

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ダイニングセットでの組み合わせ例としては、カウチ
と合わせることで、王道の「L字型」にできます。

コンパクトかつ利便性の高い使い方ができるので、
もっともおすすめの組み合わせです。

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また、その他の組みあわせとして、2人掛けソファー
同士を対面に置くのは、いかがでしょう。

ファミレスのソファー席のようなゆったりとした
座り心地を実現できます。

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対面の片側をベンチにすることで、圧迫感を減らす
こともできます。

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また、1人掛けと同様に、大きめサイズのダイニング
テーブルと合わせるのも良いと思います。

テーブルを広く使うことが出来て、片側にはしっかり
と座れるチェアーを使い、片側をリラックスを目的と
したソファーダイニングにすることで、それぞれの良
い所どりができるかなと思います。

カウチダイニングソファー

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カウチダイニングソファーは、肘がついたタイプです。

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前述の通り、2人掛けと合わせて、テーブルを囲む様に
「L字型」に設置するのが、最もおすすめの使い方です。

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「左肘タイプ/右肘タイプ」の2種類を作りましたので
ダイニングの向きなどに合わせて、お選びいただけます。

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folkダイニングと合わせると、2人掛けソファーと比較
して、横幅が10cm大きいですので、よりフィット感が
増す感じです。

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ある程度広さの取れるダイニングの大きさに合わせて、
通路を取るようにアイランド型として設置してもいい
ですし、

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より小さなダイニングの場合は、キッチンに背もたれ
を付けてしまうことで、反対側の通路導線を広く取る
ことも可能です。

ダイニングベンチ

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背もたれのないダイニングベンチもご用意しました。

背もたれがないことで、もっとも空間を広く感じる
ことができます。

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2人掛けやカウチと合わせて設置することで、片側は
リラックス感を高めたい時に使い、ベンチ側は、より
開放感のある使い方などと、用途を分けることも可能
です。

20220816-024.jpg

また、両側をベンチにすることによって、もっとも
コンパクトなベンチスタイルにすることも可能です。

両側に背もたれがない事で、よりダイニングを広々と
感じさせてくれます。

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また、ベンチをテーブル下に潜り込ませるようにしま
うことで、日々の生活導線を広く取れる効果もあります。

ソファーは「ファブリック3種と、ウッド2種」を
組み合わせた3タイプから、お選びいただけます。

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ダイニングソファーのカラー展開は、

「フレーム:ナチュラル × 生地:リネン」
「フレーム:ブラウン× 生地:コーデュロイ(キャメル)」
「フレーム:ブラウン× 生地:コーデュロイ(カーキ)」

の3タイプをご用意しました。

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どれもナチュラルヴィンテージスタイリングに最適な
ソファですが、インテリアの雰囲気に合わせてお好み
でお選びいただければと思います。

20220818-032.jpg

また、カバーだけでも購入いただけますのと、東京・
京都・福岡の各店舗では、スタッフにご依頼いただけ
れば、異なる組み合わせでの販売も受け付けておりま
すので、お気軽にお声がけください。

ダイニングテーブルは「NA/BR」の
2色からお選びいただけます。

20220816-034.jpg

ダイニングテーブルのカラー展開は、2色展開です。

オーク材の素地の色を活かした「ナチュラル」カラーと、

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落ち着いた印象を強めた「ブラウン」カラーです。

こちらもお好みに合わせて、お選びいただければと
思います。

こだわりを詰め込んだ「culum ダイニングソファー&テーブル」
2022年8月29日より順次発売します。

20220818-018.jpg

というわけで、新作のダイニングソファーについて
企画経緯と、コンセプト設計を書いてきました。

コンパクトな日本の住宅事情の「不」を解消すると
ともに、ダイニングでの長時間の居心地を高めると
いう「不」も同時に解消しています。

品質においても、木部、ウレタン、カバーのすべてに
良いものを使い、耐久性もばっちりです。

良いものを使っているため、価格もそれなりにしてし
まいますが、その分長くご愛用いただけると思います。

東京・京都・福岡店では、すでに展示していますので、
ぜひとも店舗にて体感いただき、ダイニング選びに
加えていただければ嬉しいなと思います。

culum dining sofa/tableシリーズ
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Re:CENO product

ソファー「Lys(リス)」の企画経緯とコンセプト設計についてお話します。

「薄く、細く、軽やか、でもゆったり。」な新作のオリジナルソファーをリリースします。

BM 山本 13
2024年9月06日(金)
Re:CENO product

「レザークロック」の企画経緯とコンセプト設計についてお話します。

Re:CENO productから、久しぶりの雑貨プロダクト「レザークロック」をリリースします。

BM 山本 1
2024年11月20日(水)
Re:CENO product

「ミラーH/A」の企画経緯とコンセプト設計についてお話します。

アノニマス(作者不詳)なヴィンテージミラーを基に、新たに復刻製作しました。

BM 山本
2024年11月18日(月)
Re:CENO product

昇降式テーブル「CIRCLE」の企画経緯とコンセプト設計についてお話します。

昇降式テーブル「CIRCLE」の企画経緯とコンセプト設計についてお話します。

BM 山本

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2021年2月11日(木)
Re:CENO product

フェザーソファ「AGRAカウチ/1.5人掛け」の企画経緯とコンセプト設計についてお話します。

AGRAシリーズに新たに仲間入りする「カウチソファ」「1.5人掛けソファ」について、利用シーンとともに紐解いていきます。

BM 山本 644
2019年8月06日(火)
Re:CENO product

「folk伸長式ダイニングテーブル」の企画経緯とコンセプト設計についてお話します。

「伸長式」「楕円形」に仕上げたオリジナルダイニングテーブルについて、設計コンセプトを紐解いていきます。

BM 山本 544
2020年2月22日(土)
Re:CENO product

フェザーソファ「AGRA」の企画経緯とコンセプト設計についてお話します。

Re:CENO productから2年半ぶりに登場する新作ソファの企画経緯とコンセプトをご紹介します。

BM 山本 375
2020年9月04日(金)
書斎の基本

ユニットシェルフ R.U.Sでつくる、「デスク」の魅力をご紹介します。

ユニットシェルフだからこそ、気軽に取り入れられる「デスク」としての魅力をご紹介します。

店舗MG 岩田 335

インテリアを学ぶ、楽しむ、好きになる。
『Re:CENO Mag』