木が人に与える3つの要素とは?
木製家具から温もりを感じる理由について紐解きます。
こんにちは。
Re:CENO TOKYOのナカガワです。
この度、新しくWebマガジンに仲間入りしました。
これからどうぞ、よろしくお願いします。
まずは、簡単な自己紹介となりますが、
私は、休日の度に、自転車に乗ってカフェ巡りを
しています。
そんな休日も、ここ、といった決まりはなく、
なんとなくその日の気分で街へ出かけています。
東京のおすすめカフェなどは、
また別の機会にご紹介させていただきますね。
いろいろなお店に足を運ぶようになって、
ついつい長居してしまう場所には、
共通点があることに気づきました。
それは、温もりを感じる空間であること。
どうしてそう思うのか、
過去に訪れたカフェを振り返ってみると、
お気に入りの空間には、内装やインテリアに
木を用いていることに気づきました。
それからは、木の魅力について、
本や、先輩スタッフから情報を得ながら、
勉強するようになりました。
そこで、今回のマガジンのテーマでは、
なぜ「木」を用いると人はリラックスできるのか、
解説していきます。
木が温かみを与える理由①
温かい空気を溜めてくれる木の性質
ここからは、少し専門的なお話も関わりますが、
木が温かみを与える理由には、
「熱伝導率」が関係しています。
例えば、室内で金属製品やコンクリートを触ると
冷たく感じることがありますが、
反対に木は温かく感じます。
その理由として木の中は、
木部細胞内に空洞が多く、空気を含んでいるため、
熱を伝えにくい層ができています。
伝えにくいということは、
触れた部分に空気が溜まるため、
体温によって温かく感じる、というわけです。
一般的には、「木の温かみ=見た目の温かみ」
というイメージがありますが、
実際には「暖かさ」という点でも「温かみ」を
感じられるんですね。
木が温かみを与える理由②
規則性は保ちながらも均一ではない木目
木目の代表例である柾目と板目(FAMダイニングこたつテーブル)
木には、木目と色、それぞれの特徴があります。
木目は、年輪や木部細胞の不規則な並びを指し、
皆さまがよく耳にする、柾目や板目がその1つです。
ここでは、簡単な説明となりますが、
木の断面によって異なる木目は、
ある程度の規則性は保ちながらも
決して均一ではないために、
視覚的に緩やかな刺激を与えてくれます。
木目を交互に合わせたfolkベッド
ちなみに、リセノの家具は、
柾目と板目を交互に配した家具が多いのですが、
これは、単一な木目による素っ気なさや、
逆に過剰な荒々しさを感じさせない
上質な印象を与える工夫でもあります。
また、木の色は赤や黄色など
暖色系に当てはまるために温かさを感じるほか、
紫外線を吸収しないことで目に刺激が少ない、
という特徴もあります。
木目について、ご興味のある方は、
下記マガジンも併せてお読みください。
板目?柾目?節あり?家具選びは<木目>にも注目しよう!
木が温かみを与える理由③
安らぎを与える自然由来の香り
山や森林を訪れた際、
思わず深呼吸をしたくなるあの香りは、
「フィトンチッド」という物質によるものです。
この「フィトンチッド」は、
昔から様々な日用品や医薬品に使用されています。
身近なものだと、「植物精油」にも含まれており、
アロマテラピーもこの効用を利用した療法です。
効能は、
消化不良、不安、神経痛、不眠症、貧血など幅広く、
香りを楽しみながらも、
症状の改善に一役買っているのです。
これらの効果から、落ち着きを求める寝室には、
温もりを感じる木製家具や、
自然由来の香りを感じられるアイテムを
取り入れてみてはいかがでしょうか。
木が与える3つの要素は、
人にぬくもりと安らぎ(リラックス)を与えます。
ここまで挙げたのは、
いずれも人の五感に関わる影響でした。
その他、木には防音や防腐など
住宅や家具に欠かせない役割もあります。
次回は、実際に私がおすすめする
「木で安らげる」場所を
ご紹介したいと考えていますので、
楽しみにしていただけたらと思います。
最後に、
リセノが提唱する「ナチュラルヴィンテージ」では、
シンプルな内装でも、木製家具との組み合わせで
素敵なお部屋に仕上がります。
お部屋づくりに関して、
何から手を付けたら分からない、という方は、
ぜひ、店舗またはオンラインのプロサポートへ
お気軽にご相談ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。