ジュートラグはチクチク痛い?
メリット・デメリットを紐解きます。
こんにちは。
動画クリエイターのひぐちです。
自然素材ならではの風合いと
シンプルながらも味わいのある素材感が、
多くの方に親しまれるジュートラグですが
「お手入れが大変そう...」
「肌触りはチクチクしないかな...?」
など、デメリットが気になる方も
多いのではないでしょうか。
今回は、ジュートラグの
メリット・デメリットをご紹介。
また、ジュートの素材感や
デメリットの改善策についても、解説いたします。
魅力や特徴を把握したうえで、
ご自身にぴったりのラグをお選びください。
ジュートとは?
まずはジュート素材について、
ご紹介いたします。
ジュートとは、麻の一種で、
「黄麻(こうま)」とも呼ばれる
植物の茎部分を加工して作られた繊維素材のこと。
身近なものでいうと、
コーヒーや穀物の袋などにも使われています。
ジュートの魅力は
なんといっても、通気性・吸水性の高さ。
吸放湿性に優れており、
さらっとした状態を保ちやすいのも特徴です。
また、ジュートは「エコ素材」と呼ばれることも。
原料の栽培から加工、廃棄の段階にいたるまで、
環境に対する負荷が小さいためです。
環境問題に興味のある方は、
選びたくなる素材かもしれません。
ジュートラグのメリット3選
ジュートラグのメリットは、
大きく分けて次の3つです。
- 耐久性が高く、長持ちする。
- 春夏のラグに最適! さらりとした使い心地
- お手入れ、掃除が楽ちん
では、早速、3つの理由について
くわしく紐解いていきましょう。
① 耐久性が高く、長持ちする。
ジュートは、
自然素材の中でも、抜群の耐久性を誇ります。
とても丈夫な素材ですので
椅子を出し入れする頻度の高いダイニングや、
家族が毎日集まるリビングなど、
日常的に摩擦が起こりやすい場所でも
気兼ねなくお使いいただけます。
耐久性が高いため、
掃除機をガシガシかけられるのも嬉しいポイント◎
② 春夏のラグに最適! さらりとした使い心地
ジュートは、コットンよりも通気性が良く
清涼感を感じやすい素材。
また「調湿機能」の高さから、
吸水性・速乾性にも優れています。
湿気を吸い込んですぐに乾いてくれるため
汗ばむ季節でも、さらりと快適に使えるのです。
さらに、ジュートは特有のシャリ感があり
見た目や触感からも、涼しさを感じられます。
私は、暑い季節に畳やござの上に
ごろんと寝転がったときの、ひんやりとした感覚が
気持ちよくて好きだったりします。
素材こそ違いはありますが、
ジュートも、そんな感覚をイメージしてもらうと
分かりやすいかもしれません。
【わたしの愛用品】ジュートラグで爽やかなお部屋に。Before/Afterでみる夏の模様替え
そのような理由から
春夏に最適なジュートラグ。
実は、繊維の表面にある毛羽が
暖かな空気を逃しにくく、
保温性に優れているため、
寒い季節も快適にお使いいただけます。
ジュートラグは、
オールシーズンお使いいただけるアイテムなのです。
③ お手入れ、掃除が楽ちん
ジュートは、もともと汚れやにおいが
付きづらい素材。
また、静電気を帯びにくい特徴から、
埃やチリなどのお掃除がしやすい点も魅力です。
さらに、毛足の短いラグマットは
ゴミが詰まりにくいというメリットも。
洗濯機で丸洗いすることはできませんが、
普段は掃除機をかけていただくだけで大丈夫です。
自然素材なので、
一見、お手入れが難しそうな
イメージのあるジュートラグですが、
実は、日常のお手入れも簡単なのです。
【わたしの愛用品】ダイニング下に、ジュートラグ「Subah」がおすすめな理由
うっかり、ジュースや料理をこぼしてしまった...
そんな時は、汚れが広がらないよう
即座に拭き取りましょう。
それでも汚れが取れない場合は、
中性洗剤を溶かしたぬるま湯で
布拭きをすることで、汚れを落とすことができます。
ジュートラグのデメリット3選
ジュートラグのデメリットは、
大きく分けて次の3つです。
- チクチク感じる場合がある。
- ジュート独特のにおいがある。
- 細かい繊維が出てくる。
これらについても、
その理由と改善策をご紹介します。
① チクチク感じる場合がある。
自然素材のデメリットとして
よく耳にするのが、素材の「チクチク感」。
使ううちに馴染んでくることが多いですが、
人によっては、チクチクとした質感を感じる場合も。
「お肌が弱い」
「薄着でゴロゴロしたい」
などの際には、ブランケットを纏ったり
クッションを枕にしたりして
くつろぐのがおすすめです。
ちなみに、リセノでお取り扱いしている
ジュートラグは、厳選された素材を使って
作られています。
ですので、一般的なジュートに比べて、
チクチク感を不快に思う心配がありません。
ですが、もしも気になるという場合は
コットンなど、肌触りの良い素材が入ったものを
選んでいただくのもおすすめ。
② ジュート独特のにおいがある。
ジュートは、ものによっては
独特の「自然のにおい」を感じる場合も。
このにおいの原因は、製造過程にあります。
天然繊維であるジュートは、
収穫後、いくつもの工程を経て、製品化されますが
その一つに「バッチ処理」と呼ばれる工程があります。
バッチ処理工程で使う油のにおいが
製品化された後に残り、
ジュート独特のにおいの原因となるのです。
ただ、こちらは簡単な方法で改善できますので、
ご安心ください。
一番手のかからないのは、
「新鮮な空気にさらす」こと。
ラグを広げて空気に触れさせ、
1週間ほど置くと、においが気にならなくなります。
ここで注意点なのですが、
ベランダのような屋外に置いてしまうと
雨などの湿気で、繊維が傷む原因に。
また、長時間日光に当てすぎると、
「黄変(おうへん)」と呼ばれる
黄ばんだ色に変色する原因となりますので、
日の当たらない場所での陰干しがおすすめです。
それでも取れない場合は、
重曹をジュートラグに振りかけ、
一晩放置してにおいを吸収させます。
翌日、重曹を掃除機で吸い上げ、
裏返して、反対側も同じように繰り返します。
そうすることで、ジュートの頑固なにおいを
改善することが可能です。
③ 細かい繊維が出てくる。
自然素材の証でもあるのですが、
使い始めは、ジュートの細かい繊維が出やすいです。
ただ、こちらもずっと続くわけではありません。
日常的に掃除機をかけながら使用していると
少しずつ落ち着いていきますので、
ご安心ください。
また、自然素材で作られた製品の特性上
遊び毛が出ることもありますが、
こちらも同様に、掃除機がけを行うとよいです。
遊び毛とは、
ラグマットの生産時に付着した
糸の一部が取れる事象のこと。
新品のラグマットには遊び毛が付着しており、
掃除しながらご使用いただくと、
1か月ほどで、遊び毛の量は落ち着いてきます。
おしゃれなジュートラグ4選
ここからは、
おすすめのジュートラグを4つご紹介します。
素材の魅力が引き立つ、シンプルデザインの「Subah」
「Subah」は、ジュートのデメリットとして
よく挙げられる「チクチク感」にこだわって選定し
ようやく出会った、納得のいく肌触りのジュートラグ。
シンプルながらも味わいのある素材感と
両サイドのフリンジが軽やかなデザインは、
お部屋を爽やかに彩ってくれます。
ジュート×コットンの組み合わせが特徴的な「CONNOR」
「CONNOR」は、ジュートとコットン、
それぞれのよさを取り入れたラグマット。
ジュートの通気性の高さと
コットンの柔らかさを掛け合わせることで、
機能的にはもちろん、デザイン的にも
いいとこ取りのジュートラグです。
デザインは、Aタイプの他に
均一的な「線」が特徴的なBタイプもご用意。
織り目を生かした、幾何学模様が目を惹く「DYLAN」
「DYLAN」は、ジュート100%の素材で
ざっくりとした風合いが特徴的。
ジュートラグは、シンプルなデザインが多いですが
DYLANはアクセントになる存在感。
お部屋の雰囲気を損なわず、
表情をプラスしてくれます。
リズミカルなチェック柄が可愛らしい「Raat」
自然素材のジュートとウールが
組み合わさった「Raat」は、
見た目も触り心地も、やわらかな仕上がり。
さらに、両端にあしらわれたボリューミーな
フリンジが程よいアクセントになり、
軽やかな印象ながらも、温もりのある風合いです。
ジュートラグのメリット・デメリットを把握して、ぴったりのラグを選びましょう。
今回は、
ジュートラグのメリット・デメリット、
ジュート素材の魅力について、お話しいたしました。
▼ジュートラグのメリット
- 耐久性が高く、長持ちする。
- さらりとした使い心地で、オールシーズン使える。
- お手入れ、掃除が楽ちん
▼ジュートラグのデメリットと改善策
- チクチク感じる場合がある。
→使ううちに馴染んでくるが、気になる場合は、コットンなどの肌触りの良い素材が入ったものを選ぶ。 - ジュート独特のにおいがある。
→ラグを広げた状態で、1週間ほど空気にさらしておく。 - 細かい繊維が出てくる。
→日常的に掃除機をかけると、少しずつ落ち着いてくる。
ジュートラグのメリット・デメリットを
把握したうえで、ラグ選びをしていただくことで、
暮らしがもっと豊かになるはずです。
今回のお話が、少しでもみなさまの
暮らしの参考になると幸いです。
また、YouTubeチャンネルでは、
夏のインテリアに向けた
「お部屋の衣替え」を特集しています。
こちらも、ぜひご覧ください。
今すぐできるお部屋の衣替え。『季節の色』を取り入れるテクニックとは?
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それでは、また。