
麻特有のチクチク感が気になる方へ。ジュートラグの「肌触り」や「お手入れ方法」などを徹底解説します。
https://www.receno.com/pen/rags/u80/2024-04-24.php公開日 2025年06月03日(火)
更新日 2025年06月03日(火)
こんにちは。商品部の大原です。
気づけば、いつの間にか春が過ぎ
肌にじんわりと汗を感じる季節がやってきました。
夏といえば、花火大会にフェス、
海、キャンプなど外でのレジャーが定番ですが
年々厳しさを増す暑さの中で
「できれば涼しい室内でゆっくり過ごしたい...」と
感じている人も、実は多いのではないでしょうか。
そんな"おうち派"の夏を快適にするために、
意外と重要なのが「ラグ」の存在。
「暑いんじゃない...?」と
思う方もいるかもしれませんが、
実は夏こそラグをうまく取り入れることで、
室内の快適さがぐんと変わります。
今回は、夏にラグを敷くメリットや
素材の選び方を詳しくご紹介。
さらに、清潔に保つための
お手入れ方法もあわせてお届けします◎
実は夏こそラグを敷くことで
快適に過ごせる工夫がたくさんあります。
夏にラグを敷くメリットとデメリットを
ひとつずつ、紐解いていきます。
夏にラグマットを敷くメリットはこちらの3つ。
冷房の効いた部屋で過ごす時間が増える夏。
帰宅直後やお風呂上りは、冷房の涼しさに
「最高~」と至福の声が溢れます。
ただ、気がついたら体の芯から冷え切っていて
慌てて温度を調整したり、運転を停止したりするのは
夏あるあるのひとつではないでしょうか。
「冷え」は直接冷房の風を受ける
配置による要因もありますが、
空気の温かいほど上に、冷たいほど下にたまる
という性質が要因のことも。
人は足元から冷えを感じやすいため、
ラグを一枚敷いておくことで、
床からの「冷え」を遮ることができます。
また反対に、帰宅後すぐは素足で歩くと
靴や靴下にこもっていた熱が放出され、
汗や皮脂がフローリングにつき、
湿気と混ざってべたつきを感じます。
ラグを敷いていれば、足裏がペタペタと
床にくっつく不快感がなくなります◎
フローリングなどの床材は、
熱を吸収しやすく放熱もしやすいため、
エアコンを使ってもすぐに熱が床に伝わり、
冷房効率が落ちがちです。
特にマンションなどの場合は、
上下左右を囲まれているため
「冬は過ごしやすい」と言われているように
熱が逃げにくく、冷気も入りにくい構造なのです。
そのため、ラグを敷き熱伝導を遅らせることで
冷気が床に奪われるのを防ぐことができ、
部屋全体の温度を安定させやすくなります◎
エアコン効率の向上(=電気代の節約)しながら、
快適度も上がるのは、うれしいポイントです。
ラグは部屋の大部分を占めるアイテム。
そのため、敷くだけで印象ががらりと変わるので
手軽なお部屋の衣替えとしても優秀です。
床色が暗くても、夏素材を取り入れるとさらっと軽やかに◎
ラグと聞くとつい毛足の長いものや
もこもことしたものを想像してしまいますが、
夏らしい天然素材や涼しげなトーンのものを選べば、
視覚的にも爽やかな印象をもたらすことができます。
冬に使っていたアイテムは片付けてみたものの、
「なんだか春夏の爽やかさに欠ける...」
という方は、ラグの素材を見直すと
一気にお部屋ののっぺり感が解消されます。
一方で、デメリットはこちらの3つ。
夏にラグマットを敷く際に気になるのが、
やはり「暑さ」や「お手入れ」問題ですよね。
ただ、これらの悩みは素材選びと
日常のひと工夫でぐっと軽減できます◎
日本は、四方を海で囲まれているため
湿った空気が流れ込みやすい環境です。
梅雨の影響も相まり、夏場は特に高温多湿となり
通気性の悪い素材や乾きにくい素材は、
湿気がたまってしまい
カビやダニの繁殖リスクが高まります。
そのため、通気性のいい夏用素材に替えるのが
お手入れ面でも快適さアップのポイントです。
夏場は汗ばんだ素足で過ごすこともあり
汗や臭いによる汚れは気になるところ。
ただ、ラグは大きさもあるため
頻繁なお掃除はなかなか面倒ですよね。
夏素材のラグは薄手のものが多く、
掃除や陰干しなどで移動させる際も
扱いやすいものがほとんど。
ものによっては、折りたたむことができ
夏のはじまりも終わりも
ささっと衣替えできるのも嬉しいポイントです。
重さがあるものについては、
拭き掃除やケアスプレーなどを活用して
頻繁に動かさなくても大丈夫なメンテナンスも。
お手入れ、模様替えそれぞれの面でも
負担少なく楽しむことができます。
薄手のラグマットの「底付き感」や「ズレ」が気になる場合は、
サポートラグのご使用がおすすめです◎
もこもことした素材や毛足の長いラグは、
視覚的にも密度を感じやすく
冷房が効いていても何となく暑苦しい印象に。
そのため、ファッションと同様に
季節にあった素材や色を選ぶようにしましょう。
素材や色味により抜け感が出て、
どこかこなれた雰囲気を作ることができます。
暑い季節にラグを敷くときに注目したいのは、
ずばり素材選びです。
選ぶ素材によって、涼しさや通気性、
お手入れのしやすさが大きく変わります。
ここでは、夏にぴったりの代表的な素材をご紹介します。
ジュートは、天然素材である麻の一種で
シャリ感のあるざっくりとした風合いが特徴です。
耐久性があり、コーヒーや穀物などの
運搬袋にも使用される素材です。
ジュートは、通気性が高いため
熱がこもりにくいのも魅力のひとつ。
清涼感を感じやすい素材で
素足で歩いてもべたつかず、
湿気が多い季節にぴったりです◎
麻特有のチクチク感が気になる方へ。ジュートラグの「肌触り」や「お手入れ方法」などを徹底解説します。
https://www.receno.com/pen/rags/u80/2024-04-24.php素足でも快適に過ごせるジュートラグ。洗濯できないらしいけど、どうやって清潔に保てばいい? 長持ちさせるお手入れ方法をお伝えします。
https://www.receno.com/pen/maintenance/u41/2024-05-07.phpコットンは、日本では、綿(めん)とも呼ばれ
柔らかく肌触りがよい天然素材。
吸水性・通気性に優れており、
その肌あたりのよさから台拭きや
医療用ガーゼなどの素材としても採用されています。
天然素材のなかでも手入れがしやすく、
洗濯可能な製品も多いため、
清潔に保ちやすいのが魅力。
お肌にも優しく、小さなお子さまや
ペットがいる家庭でも安心して使えます。
化学繊維といえば、ポリプロピレンや
ポリエステルなどが代表的。
人工的に作られた合成素材で、
高い耐久性と通気性、
そして速乾性に優れています。
洗濯機で丸洗いできる商品もあり、
汗などが気になる夏でも安心の素材です。
湿気が多く汗ばむ夏は、
カビや臭いの心配がありますよね。
快適で清潔な状態を保つには、
ちょっとした工夫が効果的です◎
まずカビやダニ対策として大切なのは、
湿気をため込まないことです。
定期的にラグをめくって床とラグの間を乾燥させたり、
週に一度は風通しの良い場所で陰干しをしましょう。
ただ、ラグは大きさがあり
なかなか頻繁にお手入れしにくいのも事実。
手軽でおすすめな方法は、
除湿機やエアコンの除湿機能、
サーキュレーターを活用することです。
空気の流れを意識して窓で換気をしながら、
湿度管理を行いましょう◎
また、カビや湿気以外には
臭いについても気になるところ。
食べこぼしのゴミや汗、皮脂汚れが
むわっとした臭いの原因となります。
そのため、ラグの素材に合わせた方法で
こまめにゴミや汚れを取り除きましょう。
洗えるラグなら定期的な洗濯が理想的ですが、
素材によっては叶わない場合も。
洗濯が難しいラグでもできるのは、
「拭き掃除」と「重曹」でのお手入れです。
掃除機や粘着クリーナーで大まかなゴミをとった後、
固くしぼった布巾で毛並みを整えるように拭くことで
汗や皮脂を除去することができます。
また、臭いのお手入れには重曹でのメンテナンスを。
重曹には、臭いの原因となる
酸化した皮脂やたんぱく質汚れをゆるやかに分解し、
浮かせて取り除きやすくする性質があります。
ラグ全体に重曹をふりかけ、2~3時間放置し、
掃除機で重曹を吸い取ることで
脱臭効果が期待できます◎
ラグの素材によっては、繊細で掃除機や水気が一切NGのものも。
製品タグを確認したうえでメンテナンスをご判断くださいませ。
日頃のお手入れってどこまで必要なの?ラグのメンテナンス方法をご紹介します。
https://www.receno.com/pen/maintenance/u41/2023-09-22.php日頃から対策を行い、敷き物の清潔さを保ちましょう。
https://www.receno.com/pen/maintenance/u12/2025-04-30.phpラグが洗えると、汚れや、においもさっぱりきれいに! 正しく洗って、清潔に保ちましょう。
https://www.receno.com/pen/maintenance/u41/2023-06-23.php汚れ対策には、防汚・撥水効果のある
ケアスプレーを吹きかけることで
汗や皮脂汚れの付着を未然に防ぐことができます。
スプレーの効果により、
汚れが付きにくく取りやすい状態になるので
日々のお手入れが楽になります◎
また、ファブリックアロマミストで
香りのケアをするのもおすすめです。
汗や皮脂の臭いだけでなく、
梅雨特有の湿気の臭いも
アロマミストで一気に心地良いすっきりとした
空気に切り替えられます。
最後に、リセノで取り扱っている
おすすめの夏用ラグマットをご紹介します。
素足にふれたときにさらりと心地よく、
お部屋の雰囲気を涼しげに整えてくれる
「ジュートラグマット BOONTON」。
BOONTONは、AタイプもBタイプも
主張しすぎないシンプルな佇まいなので
お部屋にもすっと馴染みます。
天然素材ならではの風合いで家具を変えずとも、
足元からお部屋全体の印象を軽やかに。
はじめての夏ラグとしても、
気負わず取り入れられる一枚となっています。
天然素材のジュートを使った「ジュートラグマット BOONTON(ブーントン)」。通気性と調湿性に優れた、素足で過ごす夏のお部屋にぴったりの夏ラグです。
https://www.receno.com/srug/bton-rug.phpヴィンテージ感が目を惹く「AHAM」は、
古布から感じる経年や、人の手作業による
ラフな風合いが魅力です。
一見、上級者向けのデザインに見えますが
優しいベージュが大部分を占め、ステッチ箇所も
落ち着いたアースカラーで構成されているので
意外なほどにお部屋に馴染み、一気に垢抜けた印象に。
素材で清涼感を出しながらも、
いい意味で夏過ぎないカラーリングのため
落ち着いた印象がお好きな方におすすめです◎
ヴィンテージ感が目を惹くラグマット「AHAM(アハム)」。中央のステッチ模様が、上品さと程よい可愛らしさをプラスしています。
https://www.receno.com/srug/aham.phpざっくり涼しげなジュート素材で、
一気にお部屋を夏仕様に変えてくれる
「ジュートラグマット サークル」。
動きのある織り方と素材の自然な色ムラは、
シンプルなお部屋に複雑性を与え
空間に馴染みながらも目を惹くポイントに。
直径120cmとサイズ感も汎用性が高く、
リビングはもちろんのこと
なかなか模様替え機会の少ない
寝室や書斎などに取り入れると
一気に表情豊かな空間になります。
お部屋の雰囲気を一気に夏仕様に変えてくれる「ジュートラグマット サークル」。プリミティブなデザインが、パッと目を惹く存在感です。
https://www.receno.com/srug/circle-jute.phpそれでは、今回のおさらいです。
▼ 夏にラグマットを敷くメリット
▼ 夏にラグマットを敷くデメリット
▼ 夏でもラグマットを清潔に保つコツ
季節に合った素材のラグを選ぶことで、
使い心地と見心地が一気に整います。
メンテナンスも忘れずに、
より心地よい夏をお過ごしくださいね。
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