ラグサイズを選ぶ3つのポイント。
レイアウト例もご紹介します。
こんにちは。制作部の山本です。
これからの季節に向けて、
そろそろお部屋のラグマットを変えようかな
と検討されている方も多いのではないでしょうか?
デザインやサイズ、素材など
選ぶ要素はたくさんありますが、
今回は「ラグのサイズ」について
ご紹介したいと思います。
サイズによって、使い心地は大きく変わるので
ぜひ参考にしていただけると幸いです^^
ラグのサイズ目安とは? 基本をおさらい
お部屋の大きな面積を占めるラグマット。
「サイズ」といっても、大きすぎて
なんだか想像がつかないという方も
多いのではないでしょうか?
そこではじめに、サイズの基本を
おさらいしておきましょう◎
ラグのサイズ表記は、主に「cm」や「畳」。
まず、畳を縦横の「cm単位」で表すと、
江戸間や京間などによって多少の誤差はありますが
基本の数値としては
- 1畳 = 約 180×90cm
- 2畳 = 約 160×230cm
- 3畳 = 約 180×270cm
が目安です。
そして、一般的に多いラグサイズを
畳数で表してみると...
- 100×140cm = 約 1畳
- 140×200cm = 約 1.5畳
- 200×200cm = 約 2畳
- 200×250cm = 約 3畳
となります。
この目安を参考にすると、
お部屋に置いたときのイメージがしやすく
サイズを選ぶ際に安心です。
ラグサイズを選ぶための3つのポイント
大きさのイメージはついたけれど
「なにを基準にサイズを決めればいいのか?」
と、迷ってしまうこともありますよね。
そんな時に役立つのが、3つのポイント。
- 部屋の大きさを知る
- 使う場所・スタイルを決める
- ほかの家具とのバランスを考える
このポイントを抑えておくだけで、
ラグのサイズ選びはとてもスムーズになります。
では、ひとつずつ見ていきましょう^^
1.部屋の大きさを知る
まず1つ目は、「部屋の大きさを知る」ということ。
とても基本的なことではありますが、
コンパクトな部屋に大きすぎるラグや
広々とした部屋に小さすぎるラグを置くと
どうしてもチグハグな印象に...。
実際に置いてみて「小さすぎた!」
なんてことにならないために、部屋のサイズは
一番最初に確認しておきたいポイントです。
また、部屋にラグをバランスよく
コーディネートするための最適なサイズは
こちらが目安。
- 4.5畳:100×140cm
- 6畳:130×190cm
- 8畳:140×200cm
- 10畳:200×200cm/200×250cm
- 12畳:255×255cm
ご自身のお部屋は何畳あるでしょうか?
バランスの良いラグサイズを知っておくと
分かりやすく、サイズ選びで失敗しません◎
2.使う場所・スタイルを決める
次に抑えておきたいポイントは、
「使う場所・スタイルを決める」ということ。
先ほどお話した
「部屋の大きさとラグサイズの関係」は
あくまで目安ではあります。
使う場所や生活スタイルによって、
最適なラグサイズはそれぞれ。
使う場所としては、例えば
リビングやダイニング、寝室など。
スタイルに関しては、
リビングで床に座ったり
寝転がったりすることが多いという方は
すこし大きめのラグを、
ほとんどソファーに座っているという方は
テーブル下に敷くコンパクトサイズで大丈夫。
といったように、暮らしのスタイルに合わせて
ラグのサイズを考えていきます。
3.ほかの家具とのバランスを考える
3つ目のポイントは
「ほかの家具とのバランスを考える」ということ。
ラグはお部屋の大きな面積を占めるので、
サイズひとつでインテリアの印象は
がらりと変わってきます。
そのため、部屋の大きさとのバランスに加え、
ソファーやテーブルなどの
ほかの家具とのバランスも、とても大切。
例えば、こちらのダイニングの場合
同じデザインのラグを選んだとしても
小さなサイズはすっきりとした印象に、
大きなサイズを選ぶと、ラグの存在感が増し
華やかで高級感のある印象に仕上がります。
お部屋のサイズや好みにもよりますが、
家具とのバランスは
- リビング:「ソファ幅+20cm」ほど大きなものが、ゆったりと上質な雰囲気に。
- ダイニング:「テーブル奥行き+60~75cm」余裕をもたせると、チェアの出し入れもしやすい。
- 寝室:ベッドより小さいとすっきりとした印象、ベッド幅と合わせるとまとまりのある印象に。
といった点がポイントになります。
ソファーとのバランスに関しては、
下記の動画で詳しく解説していますので
ぜひご参考にご覧ください◎
【動画】センスのいらないインテリア|ラグマットは、ソファよりも大きいサイズを選びましょう。
お部屋に合わせた、ラグサイズとレイアウト例をご紹介します。
ここまで、ラグサイズの基本と
3つのポイントを抑えてきました。
次は、それぞれのお部屋と生活スタイルに合わせた
ラグサイズ、レイアウト例をご紹介していきます。
- リビング
- ダイニング
- 寝室
- ワンルーム
ご自身のお部屋と暮らしに照らし合わせながら
ご覧いただけると幸いです^^
1.リビングのレイアウト
まずは、リビングのレイアウトからご紹介していきます。
こちらは、4畳ほどのリビング。
2人掛けソファーに「130×190cm」の
ラグを合わせて、すっきりした印象に。
ラグの上に寝転がったりすることがなく
ソファーで過ごすことが多いという方は、
小さめサイズでも十分快適に過ごしていただけます。
6畳の広々としたリビングには、
「200×250cm」のラグを。
「200×250cm」は、2人~3人掛けソファーや
L字型のレイアウトに合うサイズ感。
「ラグに座ってくつろぐことが多い」という方も
大きなサイズを選ぶのがおすすめです。
また、ソファーやTVボードをラグの上に置くと
空間を区切る「ゾーニング」に効果的なので、
お部屋全体のメリハリをつけることができます。
ゾーニングに関しては、
下記の動画でも詳しく解説していますので
参考にご覧ください◎
【動画】センスのいらないインテリア|ラグマットは、必ず敷きましょう。
2.ダイニングのレイアウト
次に、ダイニングのレイアウトのご紹介です。
こちらは3畳ほどのダイニングキッチンに
4人掛けのテーブルと、収納用のシェルフを配置。
コンパクトなスペースなので
テーブルから少しだけ大きめの「140×200cm」を選んで
すっきりとした印象にコーディネートしています。
反対にこちらは、リビング横の広々とした
4畳ほどのダイニングスペース。
同じく4人掛けのテーブルを置いていますが、
大きな「200×250cm」を選んで
ぐんと華やかな雰囲気に仕上げています。
大きめのラグの場合、
チェアを引いたときもラグの上に収まるので、
床の傷防止や音鳴り防止にも効果的です。
3.寝室のレイアウト
続いては、寝室のレイアウト。
こちらは4畳ほどの寝室に
ベッドよりも小さな「100×150cm」のラグを配置し、
圧迫感のない雰囲気に。
コンパクトではありますが、出入りに使う足元は
しっかりとカバーしてくれるので快適です◎
6畳ほどの寝室に
大きな「140×200cm」のラグを合わせた場合。
ベッドと幅をそろえるとバランスが良く、
お部屋全体がまとまった印象に。
「寝室にドレッサーを置いている」という方は
ドレッサーの足元までカバーできるので、
冷えが気になる季節などにも嬉しいポイントです。
4.ワンルームのレイアウト
最後に、ワンルームのレイアウト例をご紹介します。
ワンルームであれば
お部屋とラグのバランスを考えて、
6畳ほどは「130×190cm~」、
8畳以上は「140×200cm~」
を選ぶのが王道パターンです。
こちらは、6畳のお部屋に「130×190cm」のラグを。
ローテーブルを配置した7畳のお部屋。
一人暮らしの方は、ローテーブルで
作業も食事もすることがすることが多いですよね。
そのため、座る場所として
60cmほど確保できるラグサイズを選ぶと、
ゆったりと過ごすことができます。
最適なラグサイズを知って、
お部屋のレイアウトを楽しみましょう。
いかがでしたでしょうか?
それでは、今回のおさらいです。
▼ラグサイズの目安
・100×140cm:約 1畳
・140×200cm:約 1.5畳
・200×200cm:約 2畳
・200×250cm:約 3畳
▼ラグサイズを選ぶ3つのポイント
1.部屋のサイズを知る
2.使う場所・スタイルを決める
3.ほかの家具とのバランスを考える
でした。
また、ラグの選び方に関しては
こちらの特集ページでもより詳しくご案内していますので
よろしければご覧ください^^
暮らしにあったラグの選び方
ご紹介したポイントをご参考に、
お部屋や暮らしのスタイルに合った
最適なラグサイズを見つけてくださいね。
それではまた次回。