「織り方」の違いから、自分にあったラグマットを選ぼう。
こんにちは。
品質管理チームのさとみです。
今回はラグの「織り方」について、お話します。
さて、みなさまは、ラグを購入されるときは
どのような基準で選ばれてますか。
大半の方が、デザインやサイズなどの見た目を
気に入って購入されるのではないでしょうか?
ただラグを見た目だけで選ぶと...
「毎日のお掃除が実は大変だった...」
「下の階に音が響いていそう...」
といったお悩みの声を、ラグマットを購入後に耳にすることがあります。
デザインだけでなく機能を大事にされる方は、
織り方に注目すると、そんな失敗は回避できるようになります。
そこで今日は、機能面で後悔しないよう
「織り方」に注目した1ランク上の、ラグの選び方をお伝えします。
お手入れ方法がカンタンな「平織」
平織は、このようなことで
お困りの方にオススメです。
- 毎日、掃除機をかけるのが大変
- 汗や汚れが気になる
平織は、経糸(たていと)と緯糸(よこいと)を
交互に交差させたシンプルな製法です。
身近なアイテムでいうと、ハンカチです。
平織は、表面にパイル(毛羽)がなく、
滑らかな構造となっております。
よって、掃除機をカンタンにかけることができます。
また、水洗いできるものも多く、
素材により、水洗いができなくても、
拭き作業がカンタンにできます。
掃除がしやすく、洗えるといった、
メンテナンス重視という方には、ピッタリの織り方です。
「洗えないのに、どうしたらよいの?」ソファーやラグなどのお手入れ方法についてのご紹介♪
弾力のあるラグを好まれる方には「タフテッド織」
タフテッド織は、このようなことで
お困りの方にオススメです。
- マンションの下の階の方に、自分の生活音がうるさくないか心配
- 小さいお子さんがいるため、安全性の懸念
- ラグの上で過ごす時間が長いけど、硬いと感じる
不織布(繊維を絡み合わせた生地)
その理由として、タフテッド織は、
表面にパイル、裏面には不織布(繊維を絡み合わせた生地)と呼ばれる
裏地を貼っており、パイルと不織布が上からの衝撃を吸収してくれるため、
とても柔らかく、弾力性に長けている構造となっているからです。
さきほどの平織と比較してみると、
厚みが違うのがおわかりでしょうか。
タフテッド織なら、弾力があるので、
その上を歩いても足音はほとんどしませんし、
お子さんが転ばれても安心です。
また、家でゴロゴロするのが好きな方は、
長時間寝転んだり、座っていたりしても、
その弾力性のおかげで、いつまでもリラックスした状態で、
過ごすことができます。
気に入ったラグを、いつまでも使いたい方には「ウィルトン織」
ウィルトン織は、このようなことで
お困りの方にオススメです。
- 何年も使える耐久性が欲しい
- 遊び毛が出て、困る
ウィルトン織は、
表面のパイルを経糸と緯糸で、
しっかりと織り込んでいるため、
パイルが抜けにくくなっています。
パイルを引っ張ってみると、
強度の違いがはっきりと実感できるかと思います。
また、パイル同士の間隔を狭くしているため、
型崩れやしわが起きにくく、
どの織り方よりも、しっかりとした、
耐久性に優れた構造となっています。
何度も買い替えが面倒という方や、
パイルの抜け毛に懸念されている方にオススメです。
シャギーやマイクロファイバーとは、なに?
これらは織り方ではなく、表面の形状の違いです。
シャギーやマイクロファイバーも織り方によって、変わってきます。
機能にこだわって、ラグを購入しましょう。
みなさま、いかがでしたか?
今回は、代表的な織り方のメリットを、
紹介させていただきました。
まとめると、
- メンテナンスを重視する方 → 平織
- 安全性・長時間使用したい方 → タフテッド織
- 耐久性を求める方 → ウィルトン織
この記事が、みなさまの悩みを少しでも解消できるような、
ラグに出会える手助けになれば幸いです。