エジソン電球 - 100年前の明かり -
こんにちは、遠藤です。
この「Products&Stories」では、
「作り手のこだわり」や「製品が生まれる背景」、「製品への思い」など、
そのプロダクトが本来持つこだわりや魅力(=ストーリー)をお伝えします。
では、さっそく第1回ですが、
今回は『エジソン電球』をご紹介します!
エジソン電球とは、名前の通り、
19世紀にエジソンが発明した電球です。
現在の白熱電球と異なり、くるくると丸くなったフィラメントが特徴です。
(フィラメント = 電球の中に通っている熱線のこと)
電球作りの難しい点が、この丈夫なフィラメント作り。
フィラメントは、実はすごく繊細で、
例えば、金属で作ると熱くなりすぎて、プツっと断線するんです。
あの偉大なエジソンでさえ、フィラメント作りには苦労したようで、
なんと6000種類以上の素材を試したとか...
行き詰まったエジソンは、なんと友人のヒゲでも、試したそうです。
その友人のヒゲは、試したくなるくらい、よほど立派なヒゲだったのか。
それとも、天才エジソンも「ヒゲにもすがる思い」だったんでしょうか(笑)
なんだかエジソンが可愛らしく思えてきました。
そして、6000回以上の失敗をのりこえ完成したのが、竹を使ったフィラメント!
エジソンは、この炭素が入った竹を用いて、
200時間以上も光り続ける、電球を完成させました。
ちなみにこの竹は、僕の家から電車で数分の、京都八幡市から輸入していたそうです。
そんなストーリーのあるエジソン電球が、
100年以上の年月を経て復刻され、リセノに届きました。
さっそく、家で使ってみると、
暗い部屋にジワッと浮かぶ、このフィラメントがやっぱりいい...
僕はベッドルームに使用してますが、線香花火のように
すこしか弱い光が、宙に浮かんでるのを見ると、なんだかホッと癒されます。
あのエジソンが発明した当時の明かりが、
100年以上の時間を経て、自分の部屋を照らしてるのが、なんだか不思議。
しかも僕の住む京都の竹でできていたのかぁ、と思うと
あの偉大なエジソンがなんだか、身近な存在に感じました。
復刻版は、「竹製」のフィラメントではありませんが、
高性能なLED電球が主流の現代、
あえてレトロなエジソン電球を使うのも、なかなか粋ではないですか?
商品詳細は、こちら からご覧いただけます。