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【わたしの愛用品】名作の作法でつくられたソファー。
NOANAをコーデュロイブラウンに衣替えしました。

こんにちは、カメラマンの辻口です。

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9月に入って、我が家のソファーを衣替え
しました。

引っ越して最初に迎えた家具、NOANAソファーは
この夏で4年あまり。ずっとコーデュロイの
「オリーブ」で過ごしてきましたが、今年の秋は
コーデュロイの「ブラウン」に着替えています。

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NOANAを長年愛用している理由は色々ありますが、
衣替えしたときに、また「新しい魅力」に
気がついた気がします。

せっかくなので、そんなNOANAの一面について
記しておこうと思います。

木製フレームの造形は、
ウェグナーの「GE290」が起点。

DSC_6605.jpg

そもそも、NOANAを選んだ理由のひとつが、
木製フレームの造形でした。

アームから背面へ流れる曲線と、縦格子の背中。
我が家は背面が見える置き方をしているので、
この「後ろ姿」が大きな決め手になったのを
覚えています。

この「木製フレーム×クッション」という
かたちの起点は、ハンス・J・ウェグナーが
1953年にデザインした「GE290」です。

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左のソファーが「GE290」

北欧家具デザインの黄金期に生まれ、今でも
家具デザイナーの憧れといわれるこのソファーを、
リセノが「リデザイン」したのがNOANAの
開発経緯です。

北欧の名作を生んだ
「リデザイン」って?

DSC_6600.jpg

「リデザイン」という言葉は、あまり
聞き慣れないかもしれません。

ひとことでいうと、ゼロから新しい形を
発明するのではなく、すでに長く使われてきた
優れた家具の「型」を研究して、いまの体や
暮らしに合わせて磨き直すことです。

この考え方を広めたのが、デンマーク家具
デザインの父と呼ばれるコーア・クリント。
1924年にデンマーク王立芸術アカデミーの
家具科を立ち上げた彼は、イギリスの古い椅子や
軍隊の遠征用椅子などを実測し、人の体の
寸法をもとに作り直すことを学生に教えました。

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「チャイナチェア」からリデザインされた「Yチェア」

「新しい形」より「使い続けられてきた形」の
ほうが信頼できる、という考え方です。

たとえば、我が家にもあるウェグナーの
「Yチェア」は、中国・明の時代の椅子を
再解釈した「チャイナチェア」の流れから
生まれています。モーエンセンの「J39」も、
シェーカー教徒の椅子が原型です。

名作と呼ばれる家具に、どこか見覚えのある
安心感があるのは、そのためかもしれません。

DSC_6616.jpg

優れた原型を起点に、自分たちの暮らしに
合わせて作り直す。NOANAの造形に惹かれるのは、
起点が名作だからというより、名作と同じ
作法で作られているから、という思想が好きだから
かもしれません。

美しいフォルムに、
日本の暮らしの「くつろぎ」を足す。

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ただ、原型をなぞるだけでは、
リデザインとは呼べません。

GE290の系譜にあるソファーは、かっちりとした
座感で、椅子に近い座り心地のものが多いそう。

NOANAはそこに「くつろげる」というテーマを
与えて、座面の奥行きと角度やクッションの厚みを、
日本の暮らしにあわせてリデザインされています。

DSC_6612.jpg

深めの座面と床に近い角度、それに4年たっても
フェザークッションはフカフカのまま健在で、
いざというときは、新品のクッションだけを
買い足せることも、GE290にはない魅力です。

北欧黄金期のような端正なフォルムと、
日本のリビングにあわせた機能。

名作家具が人々の不便に寄り添って
生まれてきたように、NOANAも
その作法の上によって誕生しました。

秋に向けて、
コーデュロイブラウンに衣替え

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そして、日本の暮らしに合わせた機能のうち、
今回ありがたさを実感したのが
「フルカバーリング仕様」です。

秋に向かうこのタイミングで、こっくりとした
ブラウンに衣替えしてみることにしました。

DSC_6613.jpg

こういう楽しみ方は、現行品のプロダクト
ならではです。

NOANAソファーもリリースされてから約10年。

世界の名作に比べるとまだまだ若者ですが、
いつか名作と呼ばれる日まで作り続けられ、
使われ続けてほしいなと、1ユーザーとして思います。

「名作っぽさ」の正体は、
作法にありました。

DSC_6594.jpg

木製フレームの造形、リデザインという作法、
日本のくつろぎに合わせた機能、そして
衣替えのできるカバー。

リデザインの作法で作れたこのソファーを、
まだまだ愛用していきます。

最後までお読みいただき、
ありがとうございました。

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