センス不要で、インテリアスタイリングを美しく仕上げる「空間配置」のセオリーをご紹介します。
https://www.receno.com/pen/pointstyling/u4/2024-06-28.php公開日 2025年03月11日(火)
更新日 2025年03月16日(日)
【わたしの愛用品】3畳で作る贅沢な自分空間。ラウンジチェアを推したい3つの理由。
こんにちは、カメラマンの辻口です。
我が家は少し変わった間取りのリノベ賃貸で、
ダイニング横に3畳ほどのちょっとした
スペースが、ぽっかりと余っていました。
そこにお迎えしたのが「ラウンジチェア」。
空いたスペースを有効活用するのに
ぴったりの家具で、狭くて持て余していた場所が、
自分だけの時間を過ごせる、ちょっと贅沢な
空間に変わりました。
ラウンジチェアの魅力に気づいて、今回
我が家では2つ目のラウンジチェアになる
「folk」を取り入れました。
「お部屋を有効活用したい!」というお部屋の悩みを
持っている方も多いと思うので、今回は
「ラウンジチェアをおすすめしたい3つの理由」
についてお届けしたいと思います。
ラウンジチェアをおすすめしたい3つの理由
ラウンジチェアを2つも愛用している僕ですが、
その深い魅力とおすすめしたい理由を、
- コンパクトなのに、ゆったりくつろげる
- 空間の主役になる存在感
- 自分だけの「サードプレイス」
の3つにまとめてみました。
1つずつ、詳しくお話していきます。
① コンパクトなのにゆったりくつろげる
1つ目は「コンパクトなのにゆったりくつろげる」
というところです。
お部屋にくつろぎスペースを作りたいときに、
僕の中ではまず「ソファー」が思い浮かびます。
ただ、ソファーは、例え1人掛けでも
3畳ほどの空間に入れるには少し大きく、
重さもあるので気軽に動かしづらいです。
かといって、床で過ごすのは体にあまり
良くないですし、椅子だと「くつろいでいる!」
という気分にはなかなかなれません。
ラウンジチェアは、簡単にいうと
「ソファーと椅子の中間」だと僕は思います。
ソファーほど大きくなく、
椅子よりもゆったりくつろげる。
3畳の空間には、ちょうどよい存在でした。
今回取り入れた幅70cmタイプの「folk」は、
座面が広く、高めの肘掛けがついた
ラウンジチェアです。
普通に座るのはもちろん、あぐらをかくと
体がすっぽり収まる感じで、包容力のある
座り心地がとっても良いです。
簡単に移動させることもできるので、
「今日はちょっと気分を替えて」という感じで、
別の場所で過ごすという使い方にもぴったりです。
② 空間の主役になる存在感
2つ目の理由は、その存在感です。
デザインの優れた家具の源流は、
北欧で様々な家具デザイナーが活躍した
1940年~1970年の黄金期にあるといわれています。
その当時に活躍したデザイナー達が
必ずといっていいほど制作していたのが、
ダイニングチェアやラウンジチェアです。
著名なデザイナー「Finn Juhl」の代表作もラウンジチェア
そうした歴史のあるラウンジチェアという家具は、
お部屋に置くだけで主役になってしまうような、
不思議な存在感があります。
我が家でも、空いたスペースにラウンジチェアを
おいてから、自然とその周りに他の家具や
雑貨が集まり、力を入れたくなる空間に
なっていきました。
実用的なだけでなく、空間を含めた見た目にも
満足感があると、その部屋で過ごす時間の
充実感も増していきます。
③ ひとり時間を過ごせる「サードプレイス」
3つ目は、自分だけの「サードプレイス」を
作れるところです。
サードプレイスというと、スターバックスが
掲げている「リラックスできる第3の場所」という
コンセプトが思い出されます。
スターバックスでは「家でも職場でもない場所」
という意味で使われますが、我が家ではさしずめ
「リビングでもダイニングでもない場所」
といった感じでしょうか。
我が家は2人暮らしで、一緒にくつろいだり、
食事をするのが当たり前で、それはそれで
とても幸せなことです。
とはいえ、集中して本を読んだり、考え事をしたり、
1人の時間が必要なのは、僕らだけでなく
きっと誰でも同じだと思います。
個室がなく、いつも時間を共有している我が家では、
そんなサードプレイスがあると、メリハリがあって、
ちょっと特別感のある時間の過ごし方ができます。
そんな「第3の場所」を手軽に作れるのが、
ラウンジチェアという家具の魅力なんですよね。
ラウンジチェアでおしゃれ空間を作る3つのコツ
さて、ラウンジチェアという家具を
長く愛用してきたことで、なんとなく
コーディネートのコツが見えてきました。
これからラウンジチェアを取り入れようか
考えている人にお役立ていただけるよう、
- ラグマット敷いてゾーニングする
- 高さのあるものをあわせる
- ファブリックで表情をつける
の3つに分けて、僕が思うコーディネートの
コツを紹介してみたいと思います。
① ラグマット敷いてゾーニングする
1つ目のコツは、ゾーニングです。
ゾーニングというのは、文字通り「ゾーンを
分けること」ですが、ラウンジチェアの場合は
下にラグを敷くのがおすすめです。
ラグを敷くと、見た目が区分けされて、
「特別な場所」という感じが強調されます。
床の傷つきも防げますし、足元も冷えないので、
ラグとあわせて使うのはコーディネート面でも
使い勝手の面でも、良いことづくめです。
② 高さのあるものをあわせる
2つ目のコツは、高さの
あるものをあわせることです。
ラグを敷いてラウンジチェアを置くと、空間の
下の方は充実してくるのですが、上の方は
かえって寂しさが目立ちます。
我が家の場合、いまは高さのある
シェルフを背景に置くことで、下から上まで
バランスを取るように心がけています。
他にも壁に掛ける「アート」や、高さのある
「フロアライト」は、ラウンジチェアと
とっても相性が良いです。
ちなみに、こうした「空間を上中下に分けて考える」
というコーディネート方法は別のマガジンでも
詳しく解説していますので、よかったら
ご覧くださいね。
③ ファブリックで表情をつける
3つ目のコツは、ラウンジチェアに
ファブリックアイテムをあわせることです。
家具は形の整ったものですが、
造形がラフな「ファブリック」をあわせることで、
ラウンジチェアにグッと表情がでてきます。
ファブリックアイテムは、寒いときに使える
ブランケットや、座ったときに抱えられるクッション
のように、実用性のあるものだと尚良しです。
ラウンジチェアで、余った空間を素敵に変わりました。
ラウンジチェア「folk」を
実際に我が家へ迎え入れたレビューを
お届けしました。
もし、自宅に持て余しているスペースがあれば、
ぜひラウンジチェアを取り入れて「サードプレイス」
を作ってみていただきたいです。
ちなみに、我が家で最初に迎え入れた
ラウンジチェアは「Nychair X」という
椅子なのですが、こちらは読書に
最適だったので、動画で紹介しています。
世界中で永く愛されてきた、名作家具であるニーチェアの魅力について紐解きます。
https://www.receno.com/pen/knowhow/u32/2022-10-17.phpご興味のある方は、ぜひそちらも
ご覧いただけますと幸いです。
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。

























制作部 木下
編集部 江本
編集部 碇
製品企画 中原
元編集部 岩部
制作部 清水