上質な北欧の雰囲気が美しいモビール「Flensted Mobiles」をご紹介します。
https://www.receno.com/pen/myfavorite/u57/2024-12-18.php【わたしの愛用品】おしゃれな「大人のモビール」で叶える
北欧スタイル。Tempoをお迎えしました。
こんにちは、カメラマンの辻口です。
撮影の仕事をしていると、毎日たくさんの
インテリアに触れる機会があります。
その中でも、最近いちばん新鮮だったのが
「モビール」です。
実際にお部屋で使ってみると、どこにでも
飾りやすいのに、お部屋の印象を
大きく変えられることに驚きました。
「お部屋がちょっと寂しい」という
ありがちな悩みを解消してくれるので、
ぜひ我が家に飾ってみたリアルな感想を
みなさまにもお届けしたいと思います。
インテリアの本場「北欧」で発展したモビール
モビールと聞くと、お子さん向けの知育道具を
イメージされるかもしれませんが、実は
インテリアとして活躍するものもたくさんあります。
なぜなら、モビールのルーツは
「アート」にあるからです。
モビールの起源は、20世紀初頭に、アメリカの彫刻家
「アレクサンダー・カルダー」が「動く彫刻」として
表現したものが始まりといわれています。
その後、モビールはヨーロッパや北欧の中で、
お部屋で飾れるように形を変えながら、
広く親しまれてきました。
長い冬があり、家の中で過ごす時間が
多くなる北欧の暮らし。
ゆらゆらと動き、心の癒やされるモビールは
「いかに快適で居心地よく暮らすか」という
北欧の気風にぴったりマッチしたのでしょうね。
僕は北欧の暮らしに憧れがあり、そうした雰囲気が
感じられる空間を作りを目指しています。
モビールを取り入れたのは「目指すスタイルに
ゆかりのあるもの」を取り入れることで、
そうしたお部屋に近づくことができるから、
という思惑もあるんですよね。
モビールは、おしゃれな大人のインテリアでした。
そして、実際にモビールを暮らしへ取り入れてみて
感じたのは、しっかり大人も楽しめる洗練された
インテリアであるということでした。
また、他の雑貨にはない、大きな魅力も
モビールにはあると実感しています。
① 見ていて飽きない「動きと形」
1つは、やはり「動き」があることでしょうか。
人が通った空気の動きや空調の風で、モビールは
優雅に動きながら、その形を変えていきます。
見ていて飽きませんし、人は動いているものに
注目するものなので、お部屋に取り入れたときの
存在感と満足感が、とても大きいんですよね。
② どこにでも飾りやすいフレキシブルさ
もう1つは、お部屋の色んな場所に
飾れるというところです。
大抵のモビールは、長さが調節できるように
なっているフックがついていて、色んな方法で
ぶら下げることができます。
インテリアや雑貨は「置く」「壁に掛ける」ような
ものが多いですが「吊るす」というのはあまりなく、
新しい第3の選択肢といえそうですよね。
また、お部屋づくりの悩みで多いのが
「上の空間」がぽっかり空いてしまうことです。
モビールは、この「上空間」を
埋めるのにぴったりでした。
実際、我が家でも「ここに飾りたいな」という
場所がたくさんあって、ついつい2種類も
モビールをお迎えしてしまいました。
日本のモビールブランド「Tempo」
今回我が家には「Tempo(テンポ)」という
モビールブランドのアイテムをお迎えしました。
Tempoは、2013年に誕生した日本のモビールブランド。
元々は家電のユニット部品の組み立てなどを
手がけており、熟練の技を持つ工場です。
「培った技術で、長く使ってもらえるような
ものを作りたい」
という思いの中で「モビール」と
出会い、ブランドが立ち上げられました。
Tempoは、国内外のデザイナーと協働して、
個性豊かなモビールをたくさん制作しています。
モビールを広めたいという熱い思いを共有しながら、
デザイナーが美しい表現を描き、
日本のモノづくりで形にする。
このTempoの活動が、インテリア好きとしては
本当にグッときてしまいます。
そして、色々迷ったのですが、最終的には
「サテリテ」と「パースペクティブ」の2種類を
お部屋に取り入れることにしました。
① 惑星をモチーフにした「サテリテ」
「satellite(サテリテ)」は
惑星がモチーフになったモビールで、
丸い輪っかが連なった形をしています。
箱には「一枚の板」の状態で美しく収まっていて、
取り出すときに思わずワクワクしてしまいました。
素材に使われているのは、木目が美しい「けやき」。
住宅や家具はどうしても直線的で角の立ったものが
目立ちますが、こうした「まるくて
あたたかみのあるもの」が入ると、
一気にリラックス感が増します。
サテリテは、見る角度によって大きく形が
変わるわけではないので、
とっても飾りやすいと感じました。
② 窓枠をモチーフにした「パースペクティブ」
窓枠がモチーフになっている
「perspective(パースペクティブ)」は、
「サテリテ」とはまた違う装いです。
複雑な形ですが、しっかり丁寧に梱包されていて、
取り出し方の動画がQRで付属しているところに、
日本のブランドならではの親切さが伺えます。
「ひのき」をブラウンに塗装した深い色合いは、
惹き込まれそうになる質感です。
我が家のリビングには窓がないので
ちょうどよいとばかりに、窓をイメージして
パースペクティブを吊るしてみました。
そんなふうに、自分の中でストーリーを作って
飾ってみるのも、面白いですよね。
パースペクティブは、動きや見る角度で印象が
大きく変わるので、わざと揺らして
みたくなる形をしています。
他にも、おすすめのモビールをご紹介します。
さて、今回は実際に我が家に取り入れた「Tempoの
モビール」についてお届けしてきたのですが、
実は、他にもたくさんのモビールと迷いました。
実際に撮影でコーディネートしてみたり、お部屋で
飾り比べたのですが、どれも魅力的な
ものばかりでした。
簡単にご紹介してしますので、
ご興味のある方は、ぜひそちらもご覧くださいね。
デンマークの老舗「フレンステッド・モビール」
「FLENSTED MOBILES(フレンステッド・
モビール)」は、北欧で最も有名な
モビールの老舗ブランド。
70年以上、3代に渡ってハンドメイドでモビールを
手掛けてきた実績があり、今では世界53カ国で
愛用されているそうです。
① フーツラ
「Futura(フーツラ)」は、ラテン語で
「未来」を意味する、フレンステッドの中でも
代表的な作品の一つ。
コンパクトで軽やかなフォルムなので、リビングや
寝室など、さまざまな場所に飾りやすいそうです。
② カウンターポイント
「Counterpoint(カウンターポイント)」は、
音楽の「対位法(カウンターポイント)」に
インスパイアされた作品。
楽譜を連想させるような、独特なフォルムが
特徴的ですね。
③ ドリフティングクラウド
雲が風に乗って漂うような姿がイメージされた、
「Drifting Cloud(ドリフティングクラウド)」。
フレンステッドの人気デザインです。
かなり大きさがあるので、ひときわ
目を惹きそうなモビールです。
Kitoの木製オーナメント・モビール
フィンランドの伝統的な装飾「ヒンメリ」をヒントに、
日本のブランド「KITO(きと)」が生み出した
木製オーナメントのモビール。
白樺を使い、レーザーカット技術と繊細な職人技で
組み上げられたオーナメントからは、
日本の手仕事が感じられます。
たくさんのパーツを、リセノが独自に
組み合わせたセットにも注目です。
モビールを取り入れて、
さらに暮らしが楽しくなりました。
いかがでしたでしょうか。
あまり注目してこなかったモビールですが、
撮影で出会い、実際に暮らしに取り入れてみると、
すごく魅力的なインテリアであることに
気がつくことができました。
きっと「何かお部屋が物足りない」と悩んでいる
方にも、同じような魅力を感じてもらえると思います。
また、他のリセノスタッフのモビールレビューも
公開されていますので、よければそちらもあわせて
ご覧くださいね。
1月23日OPENの「Re:CENO 吉祥寺店」
リセノの店頭でも展示していますので、
足を運んでみていただくのも面白かもしれません。
最後までお読みいいただき、
ありがとうございました。