カラー初心者におすすめ。小さなアートでお部屋がパッと明るく、彩りがプラスされました。
https://www.receno.com/pen/myfavorite/u20/2025-08-26.php公開日 2025年09月01日(月)
更新日 2025年09月16日(火)
【わたしの愛用品】6畳のダイニングに、緑色のアートポスターで見どころを作りました。
こんにちは。編集部の江上です。
ダイニングは、親しい人や家族が集まる場所。見どころ
を作ってみんなが過ごしやすいスペースにしたい...!と
思いながらも、長い間しっくりこない空間になっていま
した。
わが家のダイニングは、6畳とコンパクト。食卓と収納
棚だけを置くと、どうしても「白っぽくて味気ない」
印象になってしまいます。
そこで棚上に迎えたのが、緑色を基調に花瓶と花が描か
れたアートポスターでした。
たくさんあるアートの中から、
「ポピースタディーズ2」を選んだ理由
リセノでは、北欧ブランドのアートをたくさん取り扱っ
ています。
どれも味わい深くてキャッチーで、迷ってしまうのです
が、ダイニングを彩るアイテムとして、私は「ポピース
タディーズ2」をお迎えすることにしました。
その理由は、大きく3つあります。
① 1枚で空間の印象を変える存在感
わが家の背面棚は、白くてモダンなデザイン。
もしこれが木の風合いを感じられるキャビネットなら、
お気に入りの雑貨をたくさん並べても映えると思います。
けれど、モダン要素が強い白いキャビネットの場合は、
アイテム数を絞り、大きなもので「見どころ」をつくる
ほうが、きれいに見せられる気がします。
となると、わが家に合うのは「飾るアイテム数を絞る」
スタイル。だからこそ、1枚でインパクトがあり、かつ
空間に馴染むアートを探していました。
③ モチーフの複雑さ
①でお話した条件から、アート自体に「目を引く理由」
があることが大切でした。
選んだポスターは、お花と花瓶という身近なモチーフな
がら、線や色の重なりに奥行きがあり、見ていて飽きま
せん。
シンプルな家具が多い空間だからこそ、こうした「視線
を留める要素」があるだけで、お部屋全体がぐっと引き
締まって感じられます。
そして、このポスターを選んでよかったと改めて感じた
のが、日常のアイテムとの相性の良さです。
③ 観葉植物との相性
「緑色」を基調としたデザインは、ダイニングに置いて
いる観葉植物と自然に響き合い、色のリズムを生み出し
てくれます。
アートと植物、それぞれが引き立ち合うことで、空間全
体にまとまりが生まれました。小さなダイニングでも、
バランスよく視線が流れるのを感じます。
飾り方の工夫
実際に飾るときに意識したのは、アートを「ポン」と置
くだけで終わらせないこと。まわりのアイテムとの関係
性を整えることで、より生き生きと見えるようになりま
した。
飾り方のポイントは、3つあります。
① 三角構図をつくる
三角構図とは、わかりやすく言うと「大・中・小」の3
つの高さの異なるアイテムを使って、三角形をつくるデ
ィスプレイ手法のことです。
高さの違うアイテムで三角形をつくると、3つのアイテ
ムのあいだにリズムが生まれ、見た目に美しくまとまっ
た「ひとつのかたまり」として感じられるようになりま
す。
わが家の場合は、ポスター(大)を頂点に見立て、左下
にドライフラワー(中)、右下にプレートや小さなオブ
ジェを配置。自然と視線が流れ、空間にバランスのよい
リズムが生まれました。
② 色・素材をレピテーションする
「レピテーション」とは、同じ色や素材、形といった要
素を空間内で繰り返して配置し、統一感やまとまりを生
み出すテクニックのことです。
この方法を取り入れると、異なるアイテムが混在してい
ても、それぞれが孤立せず、調和のとれた印象に。
今回は、ポスターのフレームとプレート
ダイニングテーブル、チェアの「色・素材」を
揃えて、木の質感をお部屋全体に繰り返し。
おかげで空間に落ち着きが生まれて、ポスターが自然と
馴染むようになりました。
③ アクセントアイテムを混ぜる
アクセントアイテムとは、文字の通りお部屋の「アクセ
ント」となる存在。
掛け時計やオブジェ、クッション、ブランケット、アー
ト、照明など、さまざまなインテリアアイテムが該当し
ます。
全体の中で占める割合はわずか5%程度にすぎませんが、
その存在があるだけで空間にリズムが生まれ、住む人の
個性を感じられるポイントになります。
一人暮らしの時代から愛用しているお気に入りの真鍮オブジェ(本当は照明。笑)
私の場合は、ヴィンテージ照明や真鍮のオブジェ、好き
な動物のオブジェなどを添えて、小さなリズムをプラス。
単調にならず、空間にメリハリが生まれました。
小さなダイニングに、
ギャラリーのような空間が生まれました。
小さなダイニングでも、たった1枚のアートポスターを
迎えるだけで、空間にぐっと印象的な見どころが生まれ
ます。
今回ご紹介したポイント
- 大きめのアート1枚で存在感を出す
- モチーフの複雑さで視線を引きつける
- 色や素材のレピテーションで統一感を作る
- アクセントアイテムで個性をプラスする
この4つを意識するだけで、シンプルな空間もバランス
よく整い、居心地のいい場所に変わります。
わが家の小さなダイニングでも、「ギャラリーのような
空間」を楽しめるようになり、日々のふとした瞬間も、
気分が上がって楽しい時間になりました。
アートは、周りの家具や雑貨との関係性を考えることで
お部屋全体をさらに引き立てる存在になります。
こちらは、バイヤー大場邸
ワンポイント
最初は、小さなスペースに1枚だけ置いてみるのがおす
すめ。
高さや素材のバランスを意識しながら、少しずつ植物や
照明、オブジェを加えると、自然に統一感のある空間が
完成します。
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これからも季節や気分に合わせて、少しずつ飾り方を変
えながら、インテリアを楽しんでいきたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。





















制作部 木下
編集部 江本
編集部 碇
製品企画 中原
元編集部 岩部
制作部 清水