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KONO式ハンドドリップコーヒーのススメ

こんにちは。
Re:CENO 京都店のセキです。

今回から、ウェブマガジンのメンバーに
新しく加わることになりました。

普段は、京都にある店舗スタッフとして、
お客様をお迎えしています。

店頭では、様々なライフスタイルをお持ちの
お客様とお話する事が多いので、
日々、色々な刺激をいただいています。

僕なりの目線で、みなさんのライフスタイルが
少しでも楽しくなるような、記事をお送りしたいと
思いますので、軽い気持ちで、読んでいただければ
と思います。

第一回目は、何度かウェブマガジンでも
ご紹介しているコーヒーのお話です。

20150503082833.jpg

気がつけば、僕はコーヒーを飲んでいた。

気がつけば、僕はコーヒーを飲んでいた。

なーんて、カッコイイ言い方をしてみたのですが、
僕、元々はコーヒーが苦手だったんです。

両親が洋食関係の仕事をしていた事もあってか、
セキ家の朝は毎朝、決まってモーニングセットでした。

こどもの頃は、親がコーヒーをおいしそうに
飲んでいるのを横目に、
「あんな苦い黒いジュースなんかいらねぇよ」
と、オレンジジュースをグビグビしながら思っていました。

それから時は経ち、いつの間にか僕も、
そのコーヒーを好んで飲んでいるようになりました。

今までは、自分の中でコーヒーを特別なものとして、
意識することもなく、なんとなく飲んでいました。

リセノの実店舗がOPENした時、サーカスコーヒー
さんの豆をお取り扱いさせていただく事になり、
そこで初めて、コーヒーに秘められた深い秘密を
知ることになりました。

お家で飲みたい、おいしい一杯。

とは言ったものの、単においしいコーヒーを
飲みたいわけではなく、自分で豆から挽いたり、
ドリップしたいなーと思い立ちました。

そこで、自宅で手軽に楽しめるハンドドリップで、
淹れてみようと思い、さっそく必要な道具を集め、
家で試してみました。

20150503015014.jpg

<僕のコーヒーアイテム>

  • ミル(グラインダー)
  • ドリッパー
  • サーバー
  • メジャースプーン
  • ペーパーフィルター
  • ケトル

この道具たちがあれば、
自宅で手軽に豆を挽いてから、
すぐに出来立ての一杯を飲むことが出来ます。

早速やってみた所、まず思ったのは、
「もっと早くやるんだった・・・」と。

何故かと言うと、なんと言っても、あのいい匂い♪
淹れ出した時に部屋に広がる、あのコーヒーの
匂いが、一気に気持ちを落ち着かせてくれます。

また、思っていたよりも手軽に出来る事。
「やっぱり、なんだかんだ手間がなぁ~」と、
面倒くさがりな部分が出てしまうと思ったんですが、
工程の流れさえ掴めば、そこまで時間もかからずに
出来ちゃいます。

その、ハンドドリップでの淹れ方は、
使用する道具によって変わってきます。

ちなみに僕は【KONO】というメーカーの
ドリッパーを使っていて、円錐型が特徴です。

KONOとは

コーノとは、河野式名門ドリッパーを作った
珈琲サイフォン社の社長「河野」さんのお名前が由来。
珈琲サイフォン社は、現在もコーヒーの
豆・焙煎・抽出器具などの研究・開発を行われています。
また、円錐型のドリッパーを日本で初めて出した
メーカーでもあります。

このドリッパーは、リブと呼ばれる
半分より下にある縦のラインがポイントで、
一度ラインより上でお湯を受け止め、その後、
下に空いた一つ穴に、豆の風味などを余すことなく
ラインに沿って流していくという構造になっています。

20150503014303.jpg

また、円錐型はお湯を注ぐ速度が、
そのまま豆を通過する時間となるので、
味の調節をこの時点である程度する事ができます。

なので、お湯を沸かす時は、少し多めに沸かし、
ケトルの中のお湯が少なくなってきて、
いきなりドバっと出ないように
お湯を注ぎやすいようにしてあげるといいでしょう。

僕は濃い味が好きなので、ゆっくり・じっくりと
淹れるようにしています。
(抽出時間が早ければ、さっぱりした風味、
時間が長ければ深いコクが出るとされています。)

急いでいる時に、ちょっとおおざっぱに
やってしまうと、本当に全然出来上がりの味が
変わってしまうんです。

KONO式のドリッパーは、自分の好きな味にするには、
少しの慣れと努力が必要なんですね。

うん、勉強になりました。

また、今使っている豆は、先日スタッフすずきが
東京に行った時に、「なんか、豆買ってきてくださいよー」
と、お願いして買ってきてもらった

≪MARGARET HOWELL MEDIUM ROAST≫

これが、マイヒット中。
(コレがまた、すっきりしているのに、
サッパリし過ぎず、おいしいんです!)

20150503014354.jpg

ここで少し、豆のお話。

豆の挽き加減は、好みの味や、ドリッパーによって
調整しましょう。
僕は、深めを出すために中細挽きぐらいで、
(粉がグラニュー糖ぐらいの大きさ)
挽いています。

また、酸化のスピードを早めないためにも、
なるべく、淹れる直前に挽く事をオススメします。

粉の状態になると、空気に触れる部分が大幅に
増えるので、酸化が一気に早まり、大事な風味を
失ってしまう事になるのです。

20150503014426.jpg

「そんなに毎回は、挽いてられないよ」という方は、
数日分をまとめて挽いておいて、
密閉容器に詰め替えて、日光が当たらないような
冷暗所で保存しましょう。

豆の場合でも、
出来るだけ密閉式のキャニスターに入れ替えて、
保存すると鮮度を保てます。

良い挽き方、良い淹れ方をしても、
豆の状態が悪くなって、味が落ちてしまえば、
せっかくの一杯も台無しですからね。

どこかで見た言葉なのですが、
「コーヒーも生鮮食品」
新鮮な状態が、やっぱり一番おいしいんですね。

自分に合った味を見つけ出そう!

さて、コーヒーを飲まれるみなさんは、
いったいどんな味が好きなのでしょうか。

サッパリ飲みやすいもの?はたまた、深く濃いもの?

まだまだ僕も勉強中で、自分に合うベストな味を
探求中ですが、僕は、濃い目で深い、
少々苦めな味が好きです。

豆の種類や抽出方法によって、もちろん変わりますが、
豆の量、メッシュ(粉の細かさ)、抽出時間などに
よっても、味の濃さは変わります。

僕が使っているKONO式では、
豆本来の風味はありますが、抽出時間によって
味の濃さが調節できるので、ゆっくりと時間をかけて、
深めの味を出せるように、がんばっています。

なので「これだ!」という味を見つけるまでは、
あれやこれやと、試行錯誤を重ねましょう!

ドリッパーも、色々なメーカーの物が出ているので、
用途やスタイルに合わせて、選んでみてもおもしろそうです。

手軽なハンドドリップ・・・スゴく奥深いです。うん。

これから自宅でやってみたいという方も、
漠然とでもいいので、
好みの味を見つけてみてはいかがでしょうか。

さて、色々と書きましたが、
コーヒーは何とも奥深いモノです。
僕なりの解釈では、まさに自由な飲みもの。

僕もまだまだ探求中なので、
しばらくは、豆男子から頑張りたいと思います。

実店舗では、サーカスコーヒーさんの豆や、
当店でのみのRe:CENOブレンドを販売中です。

ぜひお気軽にお問い合わせくださいませ。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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