とっても簡単♪蜜蝋ワックスで、オイルフィニッシュ家具をメンテナンスしよう。
こんにちは。やまもとです。
今日のテーマは、オイルフィニッシュの無垢材家具
のメンテナンスです。
オイルフィニッシュの家具は、塗装膜が無いので、
木が本来持つあたたかみや、表面の感触を楽しめ、
また、経年で色合いが変わっていくことで、深い
味わいへの変化を楽しめます。
ただ、メンテナンスをしないと、使っていくうちに
木の油分が揮発していき、ツヤがなくなり、色も薄く。
また、乾燥することにより、割れ・反りの原因にも
なります。
人の肌と一緒で、保湿が必要なんですね。
というわけで、今日はオイルフィニッシュの無垢材
家具にワックスを塗って、保湿をするメンテナンス
手順をご紹介します。
まずは、テーブルの表面の汚れをふき取りましょう。
まずは、固く絞ったクロスで、テーブルの汚れを
きれいに拭きとっていきます。
汚れがひどい時には、目の細かいサンドペーパーで
表面を削っていくのもおすすめです。
通常は、そこまでしなくても大丈夫です。
ウエスを用意しましょう。
表面の汚れをきれいに拭き取れたら、次にワックス
を塗っていきますが、その時に使うのが、ウエス。
ウエスとは
工場などで汚れた機械を掃除するのに使う、いわば雑巾のこと。
今回のように、既に使用した衣料で作るウエスを「リサイクルウエス」と言います。
ウエスは使い古したTシャツなどを切って使うと
安上がりで、経済的です。
チョキチョキ。
チョキチョキ。
こんな感じで、ウエスが出来上がりました。
さて、いよいよ主役の登場!
今回使うのは、蜜蝋(みつろう)ワックス
さて、メンテナンスの主役、ワックスを塗っていきましょう。
今回使うのは、蜜蝋(みつろう)ワックス。
蜜蝋ワックスとは、無垢家具のメンテナンスによく
利用されるワックスで、主に化粧品やロウソクの
原料などに用いられます。
木材に使用すると表面に皮膜をつくり、適度なツヤ
と防腐の作用を発揮してくれます。
家具屋さんや、ホームセンターで売っています。
価格も比較的手頃。
このワックスを、さっき作ったウエスで少量ずつ
取っていきます。
そして、固まり過ぎないように、薄く伸ばしながら
全体に塗っていきます。
少しだけ力を入れて、刷り込んでいくイメージ。
ゴシゴシ。
ゴシゴシ。
ワックスが一箇所に固まらない様に注意しながら、
全体にざーっと塗っていきます。
後ほど拭き取りもするので、それほど神経質に
ならず、一気に作業してOK。
天板全体にワックスを塗れたら、全体になじむまで
10分くらい休憩します。
10分ほど置いた後、乾拭きしましょう。
さて、10分後。
新しいウエスで、全体を乾拭きしていき、余分な
ワックスを拭き取っていきます。
数時間置いて、メンテナンス完了です。
全体がしっかりと乾燥するまで、数時間程度は、
モノは置かずにおきましょう。
夏は少し短め、冬は少し長めがいいですね。
メンテナンスを終えた天板。
全体的に色が濃くなり、しっとりとしました。
作業時間は、全部で10分くらい。
オイルフィニッシュ家具のメンテ、簡単です。
さて、あっという間にメンテナンス終わり。
乾燥させる時間を除けば、だいたい10分くらい。
本当に簡単です。
「オイル塗装は、ウレタン塗装に比べてメンテナンスが面倒・・・」
なんてことを、家具屋さんで説明されることも多い
と思いますが、実はこんな風にとっても簡単。
数ヶ月に1回のメンテナンスで十分です。
オイルフィニッシュの家具は、そもそも木の質感が
とってもいい感じだし、経年変化も楽しめます。
また、自分でメンテナンスをすることで、愛着が
沸いていくことも、オイルフィニッシュ家具の良い
ポイントです。
テーブル以外の家具も、今回の方法でメンテナンス
可能ですので、ぜひ皆さんもチャレンジしてみて
くださいね。
では、また次回。