木製家具にカビが発生!
防止策と掃除方法をご紹介します。
今回のマガジンのテーマは、「カビ発生の対策」です。
木製家具は、木が呼吸する特性から
木部に湿気が溜まりやすく、カビが発生してしまうことがあります。
特に気温・湿度が高くなる6~9月は、
カビが発生しやすい時期で、注意が必要です。
家具にカビが発生してしまうと、健康に害がでたり掃除も大変...
何よりお気に入りの家具にカビが発生したら、ショックですよね...?
そこで今回は、カビ発生を防止する方法や
もしカビが発生したときの、正しい掃除方法をご紹介します。
木製家具にカビが発生しやすい原因は?
お部屋の中でカビが発生しやすいポイントのひとつが、
実は木製家具であることを、ご存知でしょうか?
木製家具にカビが発生しやすい原因は、
木材が呼吸することに関係があり、
湿度が高い環境では、木材は湿気を吸い込む特性があります。
カビは湿度が高い環境で発生しやすいため、
湿気を多く含んだ木材から、カビが発生しやすくなります。
特に空気が滞留しやすい環境に置く木製家具は、
カビ対策が必要なので、注意しましょう。
例えば、寝室だとベッド下は空気が滞留しやすく
すのこの裏側は、カビが発生しやすいポイント。
その他、壁に沿わして設置している収納家具は、
家具の背面にカビが発生することが、よくあります。
このように、「空気が滞留しやすい場所」に置く
木製家具は、カビが発生しやすいので、
次にご紹介する対策で、カビをしっかり防止しましょう。
木製家具のカビを防止する方法は?
カビを発生させないためには、とにかく湿気を溜めないことが大事です。
すぐに実践できる対策を3つご紹介するので、ぜひ試してみてください。
① お部屋を換気する。
カビ防止の対策1つ目は、まず換気をすることです。
1日に1度は、窓を開けてお部屋全体の空気を入れ替えましょう。
空気が滞留しやすい場所には、サーキュレーターで
風を当てて、湿気が溜まらないようすると効果的です。
また湿気が溜まりやすいお部屋の場合、
壁付けする家具は、壁と家具の間に3cm程度
隙間を空けることを、お勧めします。
壁と家具の間の空気滞留を防ぎ、カビ発生のリスクを軽減できます。
② お部屋を除湿する。
対策2つ目は、除湿をすること。
エアコンの除湿機能で、お部屋全体の湿度を
下げることが、カビ発生の防止になります。
収納の中など、エアコンの除湿機能では
湿気が取りにくい場所には、除湿剤を置くと効果的です。
お部屋全体はエアコンで除湿を、
密閉された空間には除湿剤で、ケアしましょう。
③ ファブリックは定期的に干す。
対策3つ目は、定期的に干すこと。
木製家具の他、ファブリックは水分を吸うため
カビが発生しやすく、家具の中ではマットレスやクッションは注意が必要です。
マットレスは定期的に、ベッド横に立てかけて
湿気を逃したり、クッションは風通しのよい場所で
日陰干ししましょう。
マットレス、ソファーのクッションを干すと、
ベッド下、ソファー下の湿気を逃すこともできるので、一石二鳥です。
それでも木製家具にカビが発生したときの対処方法は?
もしカビが発生したときの対処方法は、拭き取ることです。
まずは水で濡らし硬く絞った布で、カビを拭き取ります。
濡れた状態だと、またカビが発生しやすくなるので
拭き取った部分に扇風機、サーキュレーターを使って
拭いた部分を乾かしましょう。
またカビにはアルコール除菌が有効です。
カビをしっかり除去する場合は、
市販のアルコール除菌剤を、布に染み込ませて拭きましょう。
ただ、アルコール除菌は家具の塗膜を傷めるので、ご注意を。
アルコール除菌は、塗膜が厚いウレタン塗装か
そもそも塗装していない無塗装の家具には、使用OKです。
ラッカー塗装、オイル塗装の家具は、
塗膜が溶けてしまうので、アルコール除菌は控えましょう。
木製家具のカビ対策をしっかりして、快適に暮らそう。
それでは、木製家具のカビ対策を復習しましょう。
- お部屋の換気をする。湿気が溜まる場所にはサーキュレーターを。
- エアコンでお部屋全体を除湿する。密閉された場所には除湿剤を。
- マットレス・クッションは定期的に干す。
- もしカビが発生した場合は、布で拭き取る。アルコール除菌は塗装に注意を。
こちらを実践してもらえれば、カビ対策は十分かと思います。
お気に入りの家具や、くつろげる空間を守るために、
カビ対策をしっかり実施して、快適に暮らしましょう。