ラグマットの遊び毛ってなぜ発生するの?原因と掃除方法をご紹介します。
今回のマガジンは、ラグマットの「遊び毛」について、解説します。
ラグマットをご購入いただいたお客様から、
「毛が抜けてくるのですが、大丈夫ですか?」と
ご心配の声をいただくことがあります。
せっかく新品で購入したラグマットから、
もし毛が抜け始めたら、「えっ...なんで!?」と驚いてしまいますよね?
でも、大丈夫。
これは「遊び毛」と呼ばれるラグマットに
必ず発生する事象で、これからご説明する
原因や対処方法を事前に知っておくと、心配は解消できます。
これからラグマットをご購入される方は、
「遊び毛」についての知識を、事前に覚えておきましょう。
そもそも「遊び毛」って何?
ラグマットをご購入いただいたお客様から
「毛が抜けてくるけど、大丈夫ですか...?」と
ご相談をいただくことがございます。
これはラグマットの生産中に付着した、
遊び毛と呼ばれる、糸の一部が取れるという事象です。
ラグマットを使用すると、必ず発生する事象なので、
慌てなくても大丈夫です。
新品のラグマットはこの遊び毛が付着しており、
掃除しながら使用いただくと、遊び毛の量は落ち着いてきます。
1か月くらい経つと、だいぶ遊び毛が減ってくるでしょう。
ちなみに遊び毛を掃除すると、ラグマットの表面に
付着した汚れも同時に、除去できます。
遊び毛の掃除は、最初ちょっと面倒に感じますが、
ラグマットの表面も綺麗にできる、メンテナンスでもあります。
まとめると、ラグマットの遊び毛は必ず発生するもの
ですが徐々に落ち着いていき、掃除することで
ラグマットの表面の汚れを除去できる、と覚えておきましょう。
遊び毛 と 抜け毛 の違いは?
先ほどの説明の通り、ラグマットの「毛が抜ける」と
いう事象は、ほとんどが遊び毛が原因であり、
この場合は、必ず発生する事象なので過度な心配はいりません。
ただ「遊び毛」ではなく、「抜け毛」が発生しているときは、注意が必要です。
画像左:遊び毛 / 画像右:抜け毛
遊び毛は、パイルの一部が取れる事象に対して、
抜け毛は、パイルそのものが抜ける事象。
抜け毛は、基布(ラグマットのベースになる生地)に
パイルが接着剤で固定できていない時に発生します。
例えば掃除機をかけて、遊び毛ではなく
パイルそのものが抜けている場合は、
ラグマットに不具合がある可能性がございます。
もし、掃除機をかけて「毛がよく取れるな。」と
感じたら、まずは遊び毛か抜け毛かを確認。
もし抜け毛の場合は、購入店に相談しましょう。
遊び毛が発生したときの掃除方法は?
遊び毛の除去は、手軽さやラグマットを傷めない点
から、掃除機の使用がお勧めです。
ポイントは、吸引力を強くしすぎないこと。
例えば、ブラシノズルの回転機能を使うと、
正常なパイルまで刈り取ってしまう可能性があります。
ラグマットを傷めないようにするには、
表面を優しくなでるように、掃除機をかけると良いでしょう。
またコロコロで掃除する場合は、粘着力が強いと
パイルごと抜ける可能性があるので、粘着力が弱いものを選びましょう。
コロコロを掛けて、遊び毛のみ取れている
状態であれば、使用しても問題ありません。
遊び毛を掃除するときは、強度に注意をしましょう。
そもそも遊び毛が発生しにくいラグマットは?
例えば、遊び毛の掃除が面倒だなと感じる方や
アレルギー体質の方から、
「遊び毛が発生しにくいラグマットは、ありますか?」と、ご相談いただくことがあります。
そんな方にお勧めしたいのが、
ポリプロピレン素材のラグマットです。
リセノの取扱商品では、ラグマットBIANCA がポリプロピレン素材です。
ポリプロピレンは、長い1本の繊維から作られており、
糸がほつれにくく、強度が高い素材です。
遊び毛が発生しにくいラグマットをお探しの方は、
ポリプロピレンのように、ほつれにくく強度の高い素材を選びましょう。
1本の長い繊維からなる糸を、「フィラメント糸」と言います。
光沢があり、冷たい感触があります。
ナイロン、シルクもフィラメント糸からできています。
遊び毛を詳しく知って、ラグマットを快適に使用しよう。
それでは、遊び毛について復習しましょう。
- 遊び毛はラグマットに必ず発生する事象
- 遊び毛は時間の経過とともに軽減されていく。
- 掃除は、優しく表面をなでるようにする。
- ポリプロピレン素材のラグマットは、遊び毛が発生しにくい。
余談ですが、僕も最近ウールのラグマットを購入して、
当初はやはり、かなりの遊び毛が発生しました。
今では根気強く掃除機をかけたこともあって、
ちょうど1か月過ぎたくらいで減ってきたなと、実感しています。
これからラグマットをご購入される方は、
使用当初は遊び毛の発生量に驚くかもしれませんが、
徐々に落ち着いていくものだと、心の準備をしておきましょう。