羽毛布団って洗わなくていいの?
正しいお手入れについてご紹介
こんにちは。
生産管理チームのまつもとです。
今回は、羽毛布団の正しいお手入れ方法について、
ご紹介させていただきます。
寝具の中でも、少々値が張る羽毛布団。
できれば長く、清潔に使いたいと
思われるのではないでしょうか。
そのためには、日々のお手入れは欠かせません。
今回は、「洗ってもいいのかな?」
「外で干してもいいのかな?」といった疑問を
解消していきます。
羽毛布団って洗わなくていいの?
そもそも、羽毛布団って洗えるの?
羽毛布団の中に詰められている、ダウンと呼ばれる水鳥の羽。
羽毛布団のお洗濯については、
「洗っても大丈夫」「洗うのはおすすめしない」など、
紹介しているWEBサイトによって、
さまざまな意見があります。
羽毛布団は、表生地には綿やポリエステル、
中の羽毛には水鳥の羽を使用しているので、
材質の観点からすると「洗っても大丈夫」と、判断できます。
そのため、「洗濯表示タグに従ったうえで洗える」と
紹介しているWEBサイトもありますが、
Re:CENOでは、ご自宅やコインランドリーでの
お洗濯をおすすめしていません。
おすすめしないのには、2つの理由があります。
まず1つ目は、羽毛布団はボリュームがあり、
洗濯槽に無理やり詰め込んだ状態で洗うと、
表生地がこすれて、ダメージになってしまうから。
2つ目は、洗濯後に中の羽毛を
完全に乾燥させるのが難しく、
生乾きの状態だと、ニオイやカビの発生に
つながる可能性があるからです。
上記の2つの理由から、Re:CENOでは
素材的には洗えるけれど、
生地を傷め、ニオイやカビの原因になる
可能性があるので、お洗濯をおすすめしていません。
「だからといって、洗わずに使い続けるのは...」と、
衛生面を心配に思われるのではないでしょうか?
ご自宅でできる日々のお手入れ方法を、
順を追ってご紹介していきます。
Step1 羽毛布団に、カバーは必須。
週に1回、カバーをお洗濯しましょう。
カバーを付けることで、
羽毛布団に直接触れることがなくなり、
汚れや擦り切れといったダメージから、
羽毛布団を守ることができます。
毎日お肌に触れるものは、清潔に保ちたいところ。
カバーであれば、ご自宅で洗うことができます。
週に1回の頻度で洗うのがおすすめです。
羽毛布団の表面は、定期的なカバーのお洗濯で
清潔に保ちましょう。
Step2 羽毛布団は、月に1~2回日陰干し。
湿気を逃がしましょう。
羽毛布団は、湿気を追い出すことによって、
布団のふっくら感を、よみがえらせることができます。
羽毛布団の表面を、ほこりなどから守るためにも、
カバーは付けたまま、
風通しのいい場所で日陰干しにし、
湿気を追い出しましょう。
また、短時間であれば、天日干しも可能です。
日陰干しの場合と同じく、カバーはつけたままで、
片面30分~1時間、途中でうら返して両面を日に当てます。
羽毛はとても繊細なため、日に当たる時間が長いと、
かえってダメージになってしまいます。
「外出中に干しておきたい」というときは、
日陰干しにしておくといいでしょう。
羽毛は吸湿性・放湿性に優れているので、
頻繁に干す必要はありません。
月に1~2回の天日干しで、十分に湿気を取ることができます。
力は入れず、やさしくブラッシングしましょう。
取り込んだ後は軽くブラッシングするか、
掃除機をかけるのがおすすめです。
ほこりを取り除けて、より清潔になるので、ぜひお試しください。
長期間、圧縮袋を使用して収納する場合は、袋内に少し空気を残しておきましょう。
そうすることで、繊細な羽毛が潰れてしまうのを防げます。
Step3 羽毛布団を使い始めて2~3年。
汚れやニオイが気になってきたら、クリーニング店に。
画像右:羽毛布団ならではのふっくら感がなく、へたりが気になる状態。
数年使っていると、羽毛布団そのものについた
汚れやニオイ、布団のへたり具合が気になってきた、
なんてこともあるかもしれません。
Step1、Step2でご紹介したカバーのお洗濯、
日陰干しや天日干しで改善がみられない時は、
クリーニング店に持ち込んで、
水洗いもしくはドライクリーニングを検討してみましょう。
頻度は2~3年に1回程度でOK。
何度も洗ってしまうと、羽毛の油脂分を
必要以上に取り除いてしまい、
保温性や吸湿性といった、羽毛布団ならではの機能を、
下げる原因になります。
羽毛布団の正しいお手入れ方法を知って、
清潔に保ちましょう。
最後に、もう一度おさらいです。
- 表面のダメージを減らすために、羽毛布団には必ずカバーをかけましょう。
- 月に1~2回、湿気を逃がすために日陰干しをしましょう。
- へたりや汚れ、ニオイが気になってきたら、クリーニング店にお任せしましょう。
今回は羽毛布団のお手入れ方法について、
ご紹介させていただきました。
すでに羽毛布団を愛用されている方や、
これから購入を検討される方へ、
長く清潔にご使用いただけるよう、ご参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。