リセノで取り扱っているラグマットで、ルンバが使用可能な商品を検証しました。
https://www.receno.com/pen/maintenance/u41/2025-10-15.php公開日 2024年06月28日(金)
更新日 2025年10月15日(水)
ルンバはどんなラグマットにも使える?
2商品で比較検証!
(2025年10月追記)
取り扱い商品の入れ替えなどに伴いまして、
2025年10月に最新版マガジンを公開しております!
最新の商品はぜひ以下のマガジンをご参照ください◎
こんにちは。商品部のせきです。
今回は、昨今お問い合わせの多い、
ルンバなどのお掃除ロボット(以下、ルンバ)に
ついてのお話です。
日頃、お部屋のお掃除について、
ルンバをお使いの方も多いのではないでしょうか。
現代人の忙しい日常において、
ルンバは非常に便利なアイテムの一つです。
そこで、ルンバユーザーの方のお悩みの一つに、
「ルンバは、ラグを敷いていても大丈夫なのか?」
ということ。
お部屋の印象付けや、寒さ対策など機能面でも
重要なアイテムのラグマット。
今回は、ルンバの取り入れをご検討されている方、
すでにご使用中の方で、ラグマットをお悩みの方へ、
当店でのラグマット6種類を例に、
選び方のポイントなどをご紹介します。
こちらを読み終えるころには、
ルンバ・ラグの相性を理解し、
お選びいただけるようになれば幸いです。
それでは、見ていきましょう。
ルンバの基本的な使い方について
2024年現在、お掃除ロボットの普及率は、
掃除機関連を使用している方の中では30%を超え、
特に共働きの家庭で、多く使われています。
つまり、お掃除をする時間が限られていたり、
自宅での時間を有効的に使いたいという方が、
多く使用しているのです。
ルンバというのが、どういった物なのかという説明は、
もはや不要だと思いますので割愛いたしますが、
使用上での要点を4つ、端的にご紹介をいたします。
① 登れる高さは2cm程度
厚さ約1.9cmのラグマット
まずはルンバが登れる高さについてです。
公式に発表されている内容では、
清掃サイクルの実行中に全てのルンバモデルが
乗り越えることのできる最大高さは2cmです。
とあり、注意事項として、進入角度によっては、
2cm以内でも乗り越えられない場合もあるとの事です。
つまりは、今回のラグマットの内容に置き換えると、
2cm以上の厚みでは登れないという事になります。
しかし、少しオーバーしていても登れる場合もあり、
目安として認識しておきましょう。
② 薄手のラグマットは、めくれる可能性がある。
続きましては、厚さの反対に薄さについてです。
薄すぎるラグマットの上を通ると、ルンバが
ラグマットをめくりあげる可能性があります。
また、薄く小さいサイズの物であれば、
どこかまで連れて行ってしまう可能性もあります。
登れないというのが心配だから、
薄ければ薄いほどいいという訳では無いのです。
対策としては、滑り止めを底面に貼り、
めくり上がらないように施すことです。
ラグマットやカーペットを固定するテープが、
ホームセンターやウェブ上でも販売されていますので、
そちらをお使いくださいませ。
また、薄いが故の底付き感を軽減させるためや、
滑り止めの機能も付いている、
ソフトサポートラグという補助アイテムもございます。
滑り止め+クッション ソフトサポートラグ は、厚み約1cm
こちらを薄手ラグマットの下に入れ込むことで、
薄いが故のめくり上がりの対策が可能です。
しかし、ラグマット + 1cmで総高2cmを超えないよう、
厚みの部分は気を付けましょう。
③ 吸引力に注意
続きましては、吸引力についてです。
こちらは、掃除機でも同じで、
機種によって異なる部分ではありますが、
吸引力を表す単位としてPa(パスカル)が
あります。
Pa(パスカル)とは?
真空度の単位。
真空度は、ゴミなどを浮き上がらせる力になり、
どれほど浮かすことができるかの指標になります。
数値が大きければ大きいほど、
ゴミを浮き上がらせる力が強いことを示します。
一般的なお掃除ロボットの場合、
2500 ~ 3000 Pa が平均値となります。
上位クラスの物になれば、
3000 ~ 4000 Pa になるような物もあります。
吸引力が強すぎるものは、
ラグマットの表面の毛を絡めたり解いたり、
また、表面の毛を抜いてしまう可能性もあります。
ラグマットの毛を絡めたりする心配部分では、
新しいモデルなどには、絡まり防止機能が
搭載されている場合もございます。
表面の毛を抜いてしまう事が心配な場合は、
ラグの上を進入禁止エリアに、
ルンバを設定いただくことをお勧めします。
この部分は、ラグマットの素材や毛足の長さとの
相性がありますので、少し注意が必要です。
④ 黒い部分の上では、止まることがある。
こちらはイメージ用に合成した画像となります。
最後はこちら、ルンバが止まってしまう可能性です。
ルンバは、階段や玄関から落ちないように、
落下防止用の赤外線センサーが搭載されております。
床に反射するセンサーの光を感知して動いているので、
黒や深い色の場合、光が反射せず、
段差と勘違いしてしまうのです。
なんとも賢いですよね。
機能としては、とても良いのですが、
黒が含まれているラグマットなどの場合は、
止まってしまう可能性があるので注意が必要です。
対策としては、非公式ですが、
センサーを隠してしまうなどがあるようです。
しかし、逆に段差を感知できなくなりますので、
お部屋の形状や間取りと相談しながら、
自己判断にて対策をお取りください。
その他、別の記事にて、このあたりについても
ご紹介していますので、合わせてお読みください。
ルンバブルな家具の特徴は?
ルンバで掃除しやすい、家具の選び方をご紹介します!
では、ルンバの要点を押さえていただいた所で、
続いて、当店のラグマットを種類別に、
ルンバ対応か否かを一気にご紹介します。
今回は8種類のラグマットをご用意いたしました。
また、今回検証に使用したルンバは、
iRobot Roomba 880と呼ばれる、
少し前にリリースされた物を使用しております。
最新機種では、少し内容が異なる場合があります事、
あらかじめご理解いただけますと幸いです。
ラグマット別のルンバ対応可否一覧
それでは早速、ラグマット別にご紹介します。
各アイテム別にポイントとなる、
- 登れるかどうか。
- めくれ上がるかどうか。
- 注意点や対策方法
を各々明記しています。
① ラグマット LINNEL
「 商品情報 」
厚み:約2.1cm
備考:滑り止め付き/フリンジなし
「 ルンバ対応 」
・真正面からは突っかかるが、斜めからは登れた。
ラグマットの辺に対し、直進にルンバが進むと、
少し突っかかりはしたものの、ルンバが方向を
変えながら、斜めからは登ることができました。
② フロアマット Aile ギャッベ
「 商品情報 」
厚み:約1.8cm
備考:滑り止め無し/フリンジ一部あり
「 ルンバ対応 」
・滑って登れないが、市販の薄手の滑り止めを使用すれば、問題なく登れた。
サイズも小さく、ラグマット裏面の滑りも良く、
上記の画像から、下記のようにズレてしまいました。
ズレ防止には、100円ショップなどでも販売されている
網状の薄手の滑り止めを、ラグマット下に入れ込むと
ズレないようにすることができます。
ズレがご心配な方は、滑り止めを忍ばせましょう。
ルンバが使えないラグマットのお手入れについて
それでは最後に、ルンバが使えない場合での、
ラグマットのお手入れ方法をまとめておきます。
こちらは、今までにも複数ご案内しておりますので、
そちらをご覧いただけますと幸いです。
日頃のお手入れってどこまで必要なの?ラグのメンテナンス方法をご紹介します。
https://www.receno.com/pen/maintenance/u41/2023-09-22.phpラグが洗えると、汚れや、においもさっぱりきれいに! 正しく洗って、清潔に保ちましょう。
https://www.receno.com/pen/maintenance/u41/2023-06-23.phpラグマットの「遊び毛・折りジワ・におい」について、原因と軽減方法をご紹介します。
https://www.receno.com/pen/maintenance/u61/2022-11-01.phpソファーやラグ、カーテンなどインテリアに使われているファブリックのお手入れ方法をご紹介します。
https://www.receno.com/pen/maintenance/u41/2024-04-09.phpラグマットには、遊び毛という使い初めに出る抜け毛
があります。
こちらも、理解しておきましょう。
ラグマットを傷める誤った掃除方法していませんか?
https://www.receno.com/pen/maintenance/u6/2022-03-15.phpまた、人気のジュート素材のラグマットを下記にて、
個別にご紹介しています。
素足でも快適に過ごせるジュートラグ。洗濯できないらしいけど、どうやって清潔に保てばいい?長持ちさせるお手入れ方法をお伝えします。
https://www.receno.com/pen/maintenance/u41/2024-05-07.phpルンバが使えるラグを選び、お部屋のキレイさを保ちましょう。
ルンバを使った、ラグマットの比較検証、
いかがでしたでしょうか?
気になられていたラグマットが、
ルンバに対応しているか否かなど、
少しでもご参考になっていれば幸いです。
最後に念のため、文中でも触れましたが、
今回検証した結果は、iRobot Roomba 880を
使用した内容となります。
違うルンバやお掃除ロボットをご使用の場合は、
少し結果が違う可能性があること、
再度ご理解いただけますと幸いです。
それでは、今回のおさらいです。
ルンバの基本情報としては、
- ルンバが登れる高さは、2cmが目安
- 薄手のラグマットは、めくれ上がる可能性がある。
- ルンバの吸引力に注意(毛を抜いてしまう可能性がある)
- 黒い物の前で、ルンバが止まる可能性がある。
対策としては、
- めくれ上がる場合は、ラグマットと床を固定させる。
- 吸引力が強く、抜け毛が心配な場合は、進入禁止エリアに設定する。
- 黒い物などが床にある場合は、止まってしまう可能性を認識する。
です。
日常のお掃除で便利なルンバを効果的に取り入れ、
日々快適に、整ったお部屋作りに活かしましょう。
それでは最後までお読みいただき、
ありがとうございました。


















商品部 関
BM 山本
品質管理 遠藤