布製ソファーを長持ちさせるには?
メンテナンスとお手入れのコツ
こんにちは。
品質管理チームのわたなべです。
ご愛用中のソファーを、できる限り長いあいだ快適な
状態で、使い続けたいですよね。
定期的に正しいメンテナンスをおこなうことで、
ソファーはより長持ちさせることができます。
今回は、ソファーが劣化してしまう原因に応じた
メンテナンス方法について、ご紹介していきます。
メンテナンスで解消できるソファーの劣化の原因
ソファーを劣化させる原因は、パーツによって異なります。
- クッション = フェザーなどの中材に溜まる湿気
- カバー = 汗やほこり・こぼしたものなどの汚れ
- フレーム = ネジの緩みや、ほこり
それぞれの劣化原因にあわせたメンテナンス方法を、
パーツごとにご説明いたします。
ソファーを長持ちさせる、2つのメンテナンス方法
ソファー長持ちさせるために、
普段のお手入れで気を付けていただきたいポイントを
2つご紹介します。
① 湿気を逃す
クッションの中材のウレタンやフェザーは、
湿気を吸収すると、重くなってしまい、復元力が
低下してしまいます。
さらに湿気を含み続けたままにしていると、
素材自体の劣化が早まり、型崩れでなく、
元に戻せなくなるほど、へたってしまいます。
湿気を吸収させないためには、
通気性のよい場所に、設置することが大切です。
日々のメンテナンス方法としては、フェザーの
クッションは、「空気の入れ替え」をおこないます。
クッションを側面から押さえてつぶすことで、
中の空気が入れ替わり、内部に溜まった湿気を
抜きさることができます。
最後に、フェザーの位置と形を整えてあげるだけで、
見た目も座り心地も、良い状態に戻すことができます。
動画で詳しい方法をご紹介してます。
【動画】フェザークッションのお手入れ方法をご紹介します。
空気の入れ替えで抜けきれない湿気が溜まったら、
クッションカバーを外して、陰干しをしましょう。
リセノで扱いの多いフェザーソファーのお手入れ方法
を、下記のリンクで詳しく解説しています。
フェザーソファーをお使いの方は、ぜひとも
ご参照ください。
快適な座り心地が続く!「へたり」を予防するソファーのお手入れ方法
② 汚れを落とす・防ぐ
ソファーの上で長い時間リラックスして過ごしている
と、さまざまな汚れが、ついてしまうものです。
それぞれの汚れにあわせたメンテナンス方法を、
ご紹介します。
突発的な汚れは、カバーを部分洗いしましょう。
ふとしたとき、ソファーの上に飲み物や食べ物を、
こぼしてしまうことがありますよね。
そんな突発的な汚れがついたら、すぐに拭き取って、
汚れを落としましょう。
カバーを外せるソファーであれば、すぐに、水や洗剤
で部分洗いをするといいでしょう。
中のクッションまで、液体が染み込んでしまったとき
には、下記の記事の方法で、汚れを落とすことが
できます。
ソファーの汚れはどう落とす?誰でもできる簡単な方法をご紹介!
表面についたほこりは、掃除機で吸い取りましょう。
日常的に発生してしまうほこりや、小さな食べかす、
カバーから出てきた遊び毛などの繊維は、掃除機を
使って、吸い取りましょう。
掃除機のヘッドについてある自動回転ブラシ機能は、
カバーの繊維を抜き取ってしまう恐れがあるので、
自動で回転しないようにするとよいでしょう。
カバーの毛羽の掃除が楽になる、 お手入れ方法をご紹介します。
染み込んだ汗は、定期的にお洗濯しましょう。
ソファーの上で過ごしていると、汗などが染み込んで
いくことは避けられません。
カバーを外して、定期的に洗濯するか、クリーニング
に出しましょう。
カバーの生地ごとに、お洗濯の方法が違ってきます。
下記の記事にて、詳しくご紹介していますので、
お洗濯の際は参考にしていただくとよいでしょう。
Re:CENO productのカバーは洗える?生地に合ったお手入れ方法をご紹介します。
汚れが付くのを、事前に防ぎましょう。
取扱に注意していても飲み物をこぼしてしまったり、
知らない内に付いた汚れが染みになってしまったり
することが、あるかと思います。
「テキスタイルプロテクター」を吹きかけておけば、
そんな汚れが染み込んでいくことを防ぐことができま
す。
きれいな状態で、スプレーをすることで、汚れが付き
にくく、また、汚れを落としやすいようブロックして
くれるので、日々のお手入れの負担が軽減できます。
ソファーを新調したときに、すぐにご使用いただくと
より効果的です。
③ 破損を防ぐお手入れ
クッションやカバーだけでなく、木部やスチールなど
の本体部分のメンテナンスは、ソファーを長く使い続
けるためには必要です。
緩んだネジは、締め直しをおこないましょう。
家具に使われているネジやボルトは、使っている間に
少しずつ緩んできてしまいます。
組立式の家具や、そうでない場合も外から見てネジや
ボルトが見える家具は、定期的に締め直しが必要です。
ネジが緩んだまま使っていると、力がかかってはいけ
ない方向に負荷がかかり、最悪の場合破損してしまい
ます。
グラツキを感じたときはもちろん、異常がなくても、
大掃除のタイミングなどで、ネジの締め直しを
おこなうことを、おすすめします。
フレームについた汚れは、拭き掃除をしましょう。
フレーム本体の普段のお掃除は、乾拭きで十分にきれ
いにできます。
乾拭きだけでは落としきれない汚れや、触る機会の
多いアーム部分などは、水拭きを行いましょう。
よりきれいにするためには、中性洗剤を少量含ませた
布で水拭きをおこない、その後、よく絞った布で水拭
きするときれいになります。
こちらの水拭きも、大掃除のタイミングなどで、
ネジの締め直しと一緒におこなうことを、
おすすめします。
知っておくと便利なソファーのお手入れ
これまでご紹介したメンテナンスを定期的におこなっ
ていただければ、ソファーは十分に長持ちさせること
ができます。
ここでは、他にも知っておくと便利な、ソファーの
メンテナンスを2つご紹介します。
① カバーのシワを伸ばす方法
カバーリングのソファーは、カバーが折りたたまれた
状態で配送されるので、深めの折りジワがついている
ことが多いです。
最初は気になるシワですが、本体やクッションに
セットして使っていると、時間が経つにつれ、自然に
シワは取れていきます。
そんなに待たずにシワを取りたい場合は、洋服ブラシ
を使ってブラシをかけていくことで、シワを伸ばして
目立たなくすることができます。
洗濯後に起きてしまうシワにも有効ですので、シワが
気になる方はお試しください。
ソファーカバーのシワを取って、綺麗にする方法をご紹介します。
② ファスナーが外れた時の対処法
カバーリングのクッションは、もたれかかったり、
座ったりで、力が加わる量が多く、ファスナーが外れ
てしまうことがあります。
またピシっとした見た目のソファーは、クッションの
カバーがタイトなので、カバーをかける時に、ファス
ナーに力がかかって、外れてしまうこともあります。
このように外れてしまった場合でも、「ラジオペンチ」
と「マイナスドライバー」さえあれば、自分で修理
することができます。
下記のマガジンにて、詳しい方法をご紹介しています。
自分でできる、外れたファスナーの修理方法をご紹介します。
メンテナンスを行って、ソファーをより長く使いましょう。
ソファーのメンテナンス方法は、いかがでしたでしょうか。
最後にメンテナンス方法のおさらいです。
- クッションの湿気には、空気の入れ替えや陰干しをおこなう。
- カバーの汚れは、お洗濯や掃除機掛けをおこなう。
- フレーム本体の破損防止は、ネジの締め直しをおこなう。
メンテナンスを正しく行うことで、お使いのソファー
は、より長く使い続けることができます。
今回の記事を参考に、定期的にメンテナンスをしてい
ただければ幸いです。
最後まで、お読みいただきありがとうございました。