ソファーのへたりが気になる方へ。
快適な座り心地が続くお手入れ方法
こんにちは。
品質管理チームのわたなべです。
今回は、ソファーの座面クッションを
良い状態に保つための、お手入れ方法をご紹介します。
悩んで購入を決めて、ソファーが家に届いて、
はじめて座ったときの気持ちの良い座り心地。
そのときに感じた座り心地を、いつまでも維持したい
ものですが、何年も使い続けると、座面が沈み込んで、
へたってしまい、座り心地が変わってしまいます。
そんな「へたり」の発生を抑えて、できる限り長く、
快適な座り心地を維持するためのお手入れ方法を、
これから詳しくご説明していきます。
ソファーのへたりを予防するお手入れ方法
ソファーのへたりを予防するために、
定期的に行いたいお手入れ方法をご紹介します。
簡単にできるので、ぜひ試してみてください。
① 部分的な凹みを抑えるため、定期的に入れ替える。
いつも同じ場所に座り続けてしまうと、
そこだけ中のウレタンが早くへたってしまい、
座り心地に影響が出てきます。
ウレタンを部分的にへたらせないためには、
荷重がかかる場所を分散させることが大切です。
座面クッションが取り外せる場合、
クッションの左右、表と裏を入れ替えると、
同じ箇所がへたることを防ぐことができます。
効果的にへたりを予防するには、
月に1度は入れ替えすることをおすすめします。
クッションが外せない場合は、座る位置を変えたり、
親子や夫婦など何人かで使う場合は、
座る定位置を交替することで、
部分的なへたりを抑えることができます。
ウレタンは、荷重がかかり続けてつぶれてしまうと、
元には戻らなくなるので、
工夫してへたりを抑えましょう。
② クッションに空気を入れて、型崩れを予防する。
フェザークッションにつかわれている羽根は、ウレタ
ンのようにへたらずに、「型崩れ」しているだけなの
で、座り心地を、簡単に復元することができます。
フェザーをたっぷりと使ったクッションは、空気につ
つまれるような柔らかい座り心地で、とても快適です。
しかしながら、長く座っていると、空気が抜けたり、
フェザーが偏ったりして、型が崩れて、座り心地に影
響が出てしまいます。
劣化して、へたってしまったわけではないので、メン
テナンスすることで、簡単に復元できます。
クッションを側面から押さえて、中の空気を入れ替え
ながら、フェザーの位置と形を整えてあげるだけで、
見た目も座り心地も、良い状態に戻すことができます。
リンク先で、詳しいお手入れ方法を紹介していますの
で、ぜひご参照ください。
【動画】フェザークッションのお手入れ方法をご紹介します。
③ クッションの湿気を取り除き、素材の劣化を予防する。
クッションの中材のウレタンやフェザーは、湿気を吸
収すると、重くなってしまい、復元力が低下して、座
り心地がかたくなってしまいます。
さらに湿気を含み続けたままにしていると、素材自体
の劣化が早まり、型崩れでなく、元に戻せなくなるほ
ど、へたってしまいます。
湿気を吸収させないためには、通気性のよい場所に設
置することが大切です。
それでも、人が使うものなので、湿気がクッションに
徐々に溜まっていってしまいます。
使用頻度が高いときや、雨が続いた日などは特に
湿気が、溜まってしまいがちです。
さきほど紹介したフェザークッションのお手入れをす
れば、中の空気を入れ替えて、溜まった湿気を逃がす
効果もあり、へたりを予防することができます。
お手入れすることで、お手入れ直後の座り心地の復活
だけでなく、年月を経たあとのへたりを抑えられるの
で、できれば毎日お手入れしていただくと良いでしょう。
フェザーを使用していないウレタンのみのクッション
の場合は、陰干しを行いましょう。
ウレタンだけでなく、フェザーやシリコンフィルなど、
どのような中材にも有効なので、日々のメンテナンス
と併用いただくとより良いです。
少し面倒に感じてしまうかもしれませんが、人が触れ
る布団などの寝具も、定期的に干したりして、乾燥さ
せるように、ソファーでも同様のお手入れが必要です。
クッションカバーを外して、陰干しをすることで、
溜まった湿気を取り除くことができます。
陰干しは、晴れて湿度の下がった日に、通気性の良い
場所でおこなうと、より効果的です。
日光を当てれば、乾きはよくなりますが、生地をいた
めてしまうので、直射日光は避けてください。
定期的に、陰干しをしていただければ、生地もクッ
ション材も劣化が遅くなり、ソファーの快適な状態を
長持ちさせることができます。
2年以上使用した、フェザーソファーの「リアルな使用感」は?
リセノのソファーの中でも、とくにフェザーを
ふんだんに使ったAGRAソファー。
フェザーソファーということもあり、ご購入前に
「クッションは、へたらないですか?」という
ご質問を多くいただきます。
そこで、AGRAソファーを2年ほど愛用している
スタッフに、リアルな使用感を聞いてみました。
「結論からお伝えすると、座り心地については、
使い始めとほとんど変わらないと感じています。
この変わらない使い心地を維持するために
ひとつだけ重要なのが、クッションのお手入れです。
ほんのちょっとの手間はかかりますが、
ゆっくり行っても10分かからないくらい。
お手入れにより、クッションが復元した時には、
わーふかふかだ!と、毎度嬉しくなります。」
(上)空気を入れる前(下)空気を入れた後
詳細のレポートにつきましては、
以下の記事よりご覧いただけますと幸いです。
AGRAソファーのクッションの変化は?愛用歴2年の使用感をレポートします。
へたらないよう定期的にお手入れして、
ソファーを長く快適に使いましょう。
ソファーの座り心地を長持ちさせる方法はいかがでし
たでしょうか。
最後に内容をおさらいしておきましょう。
- 同じ場所に座り続けないよう工夫する。
- フェザークッションは空気を入れ替える。
- 湿気がたまったら、陰干しをする。
以上のことを守っていただければ、何年もの間、買っ
てまもない頃の座り心地を、維持できます。
これらを守っていただいても、ウレタンがへたってし
まったら、中身を交換するしかありません。
ただ「モールドウレタン」のような硬いウレタンを
使ったソファーであれば、そもそもへたリにくいので、
長年使うことを想定されている方にはオススメです。
また過去のマガジンにて、長く使えるソファーの選び
方を紹介していますので、購入時にはご参考にして
いただけますと幸いです。
ソファーは何年で買い替える?
寿命が長い1台を選ぶコツをご紹介します。
最後までお読みいただきありがとうございました。