お部屋に彩りを♪ 美しい切り花を長持ちさせるコツ
こんにちは、ののむらです。
最近お花をいただく機会があり、
我が家のお部屋は、先日まで
色とりどりのお花でいっぱいでした。
朝目覚めた時や、仕事から帰って来た時に、
お部屋に綺麗なお花が飾ってあると、
見ているだけで心が安らぎますよね。
いつもと変わらない風景なのに、
なぜか明るい気持ちになったり、癒されたり。
やっぱりお花の力ってすごいなぁ・・・と
改めて思う日々を過ごしていました。
でも、そんな美しい花の姿を
見ていられるのは、わずか数日。
儚く散ってゆく姿も美しいけれど、
やっぱり生き生きした姿を1日でも長く
見ていたいですよね。
今日は、そんな美しい花を長持ちさせる、
いくつかのコツをご紹介したいと思います。
フラワーツールをそろえよう
まず、お花を活ける際に用意しておきたい
ツールがあります。
それがこちら。
- 花瓶
- 花バサミ
- 霧吹き
花瓶は、お花の大きさや
長さによって、どんなものを使うか
決めていきます。
背の低い小さなお花であれば、
お家にある、ジャムやプリンの
空き瓶などでもOK。
今回は大ぶりのお花なので、
直径8cm×高さ26cmの、少し
高さのある筒型の花瓶を用意しました。
それから、茎や葉っぱのお手入れに
使用する花バサミ。
家で使っているハサミでは、茎の
切り口が潰れてしまうことがあるので、
花専用のものがおすすめですよ。
霧吹きも、お花の潤い補給には、
重要なアイテムです。
そして今回、爽やかな夏をイメージして、
「トルコキキョウ」と「セイオペラ」に
「小判草」を組み合わせた、
ホワイト×グリーンのお花を用意しました。
それでは準備が整ったところで、
手順に沿って、長持ちさせるポイントを
見ていきましょう♪
花屋さんから持ち帰ったら、霧吹きで保湿を
まず、花屋さんから持ち帰ったお花は、
みずみずしさを保つために、霧吹きで
水分を補います。
葉っぱからも水分が蒸発しているので、
たっぷり潤い補給を。
この時、お花の顔ではなく、
葉っぱの裏側や茎に吹きかけて
あげてくださいね。
下葉処理をしよう
次に、水に浸かる部分の葉っぱを
丁寧に取り除いていきます。
葉っぱが水に浸かっていると、
そこから腐ってきてしまい、
水が汚れる原因になってしまうんです。
ただ、取り過ぎるのもあまり
よくありません。
今度は光合成ができなくなって、
逆に弱ってしまうので、適度に
残しておくことも大切。
小さくて硬いつぼみも
この段階で取っておけば、その分の
栄養が、開きかけのつぼみや
綺麗に咲いているお花に行き渡って
くれるので、そのためにも
思い切って取っておきましょう。
切れ味のよいハサミを使う
冒頭でもお伝えしたように、
切れ味の悪いハサミを使うと、
水を吸い上げる「管」がつぶれてしまいます。
これは、わたしたちの体でいう、
「血管」と同じ。
血液が流れなかったら、わたしたち
人間は死んでしまいますよね?
お花も同じで、水を吸えないと、
すぐにしおれてダメになってしまいます。
そんな可哀想な事にならないためにも、
花専用のハサミを使ってあげるのがおすすめです。
水切りで水分の通り道を確保しよう
では、実際に茎を切ってみましょう。
バケツや洗い桶など、口が広めの容器に
水を張り、水底で斜めにスパッと
切っていきます。
断面はこんな感じ。
しっかり斜め切りができていますね。
どうして斜めに切るのかというと、
直角に切った時より、吸水面積が広くなる
からなんです。
こうすることによって、お花が水をグングン
吸い上げることができます。
全て切り終えたら、そのまま
30分~1時間ほど、休ませてあげてください。
清潔な花瓶を用意する
さらに、お花を長持ちさせるためには、
いつも花瓶を清潔に保つことが
とっても重要。
花瓶が汚れていると、水の中に
バクテリアが繁殖し、花を腐らせて
しまう原因になります。
使う前には必ず、スポンジやブラシで
きれいに洗って、清潔な状態にして
おきましょう。
お家に1つ、花瓶専用のスポンジを用意
しておくといいかもしれませんね。
室内環境を整える
綺麗に活けたお花は、いつも目の
届く場所に置いておきたいもの。
でも、お花を置く場所にも、
注意しなければならない点があるんです。
温度の高い場所では、花瓶の水が腐りやすく、
花の呼吸が早くなって、持ちが悪くなります。
エアコンの当たる場所も、花の水分が
奪われてしまうので、避けた方がいいのです。
私達もエアコンにずっとあたっていると、
体温調節が上手くできなかったり、乾燥
したりして、体調を崩してしまう
ことがありますよね。
お花も一緒で、なるべく一定の温度を保ち、
気温の低い涼しい場所に置くのがベストです。
毎日のお手入れを忘れずに!
今の季節のように、暑い夏の時期は
バクテリアの繁殖も盛んになってきます。
そのまま放置しておくと、水の中が雑菌
だらけに。
毎日きれいなお水に変えてあげることも
とても大切なポイントです。
また、毎日茎の端を1cmほど切って
新しくする「切り戻し」を行うと、
みずみずしいお花を保つことができるので、
ぜひこの作業もしてあげてくださいね。
切り方は、水切りの時と同じように、
斜め切りです。
その時、茎にぬめりがあれば、
スポンジなどで洗い落とし、
花瓶も一緒に洗っておきましょう。
とにかく、お花も花瓶も水も、
全て清潔にしておくことがキーポイント。
ちょっと手間のかかる作業が多い
かもしれませんが、この一手間が、
美しい花を長持ちさせる秘訣なのです。
ぜひ皆さんも、お花を活ける時には
実践してみてくださいね。
お手入れを怠らず、毎日可愛がってあげれば、
癒しの花時間を長~く楽しめますよ。