コーヒーマイスターが
おいしいコーヒーの淹れ方をご紹介します。
こんにちは、撮影チームのはまだです。
朝晩の冷え込みが少しずつ落ち着き、
秋が近づいてきましたね。
秋といえば、温かいコーヒーが飲みたくなる季節です。
僕は、前職でコーヒー器具の販売をしていて、
何よりもコーヒーが好きでした。
もっと詳しく、そしてわかりやすく
お客様にコーヒーの愉しさが伝われば良いなと思い、
コーヒーマイスターの資格を取得しました。
プロの目線からのアドバイスも交えつつ、
暮らしの中で愉しむコーヒーのあれこれを
ご紹介していきたいなと思っています。
というわけで今回は、自宅で簡単にできる、
おいしいコーヒーの淹れ方をご紹介していきます。
ハンドドリップ式の抽出といえば
お店で飲むコーヒーというイメージがあり、
おうちでは、チャレンジしにくいですよね。
ただ、外出の機会が減った
こんなタイミングだからこそ、
おうちでおいしいコーヒーを淹れてみませんか?
ちょっとしたコツさえ覚えてしまえば、
とっても簡単です。
おいしいコーヒーを淹れるための「準備」とは
おいしいコーヒーを淹れるためには、
準備がとても大切です。
その「準備」とは、
- スケールを使う
- 白いペーパーを使う
- カップを温める
この3つです。
それでは順を追って解説していきます。
用意する道具はこちら。
- 挽きたてのコーヒー豆 20g (中挽き)
- お湯 300cc (92℃前後)
- ドリッパー
- サーバー
- 専用フィルター
- コーヒースケール
①スケール
まず、コーヒーを抽出する上で欠かせないのは
計測です。
お料理やお菓子づくりなどでも、
調味料のわずかな分量の差で味が変わってきますよね。
コーヒーも同じように、豆の重さやお湯の量、
抽出時間によって味わいが変化します。
そこで、使用するのがHARIOのスケール。
豆の重さやお湯の量、抽出時間など、
基本となる数値を一度に計測することができる
便利なアイテムです。
おうちでコーヒーを淹れるというと、
なんだか難しく考えがちですが、
しっかりと計測さえ行えば
安定しておいしいコーヒーが愉しめます。
②白いペーパー
みなさんは、茶色いペーパーと白いペーパーの
どちらがコーヒーの抽出に最適かご存知ですか。
茶色いペーパーの方が「なんとなく良さそう」と
思っているのではないでしょうか?
ところが茶色いペーパーは白いペーパーに比べ、
紙くささがあり、この匂いがコーヒーの味に
影響を与えてしまいます。
そのため、プロの方々も
白いペーパーを好んで使用します。
HARIO V60用ペーパーフィルターW (100枚個箱入り)
ということで、
白いペーパーをおすすめしているわけですが、
補足として、コーヒーをよりおいしく飲むための
ポイントもご紹介します。
先ほどの紙くささですが、
白いペーパーにもわずかに紙の匂いはあります。
抽出前のドリッパーにペーパーをセットした状態で、
沸騰したお湯を注ぎペーパーを湯通しします。
このわずかな一手間を加えることで、
コーヒー本来の風味を損なわず
抽出を行うことが出来ます。
③カップを温める
せっかく上手にコーヒーが淹れられても
カップが温まっていない状態だと、
サーブするタイミングで温度が下がってしまいます。
カップに注いでからの温度変化によっても
コーヒーの味わいは変化しますので、
ドリッパーを温めるタイミングで
カップにもお湯を注いでおきましょう。
初心者にもおすすめな「5等分の簡単レシピ」
ご紹介するレシピは僕自身、
家でずっと使っている基本のレシピです。
YouTubeでも紹介しているので、
よろしければこちらもご覧ください。
コーヒーマイスターが教える!おいしいコーヒーの淹れ方
とっても簡単なので、
ぜひ参考にしてみてくださいね。
抽出レシピはこちら
- 一投目(蒸らし)・・・60ccのお湯が全体にまんべんなくいき渡るように優しく注ぐ
- 二投目・・・45秒で60ccのお湯を注ぐ
- 三投目・・・1分15秒で60ccのお湯を注ぐ
- 四投目・・・2分で60ccのお湯を注ぐ
- 五投目・・・2分45秒で60ccのお湯を注ぐ
それでは、抽出していきましょう。
中挽きの豆20gに対して300ccのお湯を45秒間隔で、
5回に分けて均等にお湯を注いでいきます。
お湯は沸かしたてのものよりも、
少し冷ました状態の、92℃前後がおすすめ。
1投ごとの分量を細かく分けることで、
抽出のブレを少なくしているので
誰でも安定したコーヒーが抽出できます。
意外かもしれませんが、
抽出時に抑えてほしいポイントは
「蒸らし」だけ。
コーヒーの成分を抽出しやすくさせる
この工程さえしっかり行えば、
あとはレシピ通りにお湯を注ぐだけです。
これなら、とっても簡単ですよね。
慣れてくると、
抽出のコツや要領がだんだんわかってきます。
自分好みにレシピを調整したり、
気分によって味を変化させたりと、
コーヒーの愉しさがぐんと広がります。
プロセスを愉しみながら、自分だけの特別な時間を。
今回はせっかくなので、
僕なりのコーヒーの愉しみ方も、
ご紹介させていただければと思います。
リモートワークを機に、
料理やお菓子づくりに挑戦していることもあって、
コーヒーの産地に合わせた、エチオピアの郷土菓子
「ボンボリーノ」を作ってみました。
ボンボリーノとは?
甘くないドーナツのようなお菓子。
エチオピアでは砂糖が高級品のため、甘いお菓子が少ないそう。
旅行に行くことができないこんな時期だからこそ、
特別な感じがして良いですよね。
もちろん、お気に入りのスイーツに合わせたり、
コーヒーとの相性で組み合わせを考えてみるのも
グッドです。
他にもコーヒーは、
家族や友達のために丁寧に淹れたり、
好きな空間やお気に入りの椅子に座って飲んだり、
暮らしの中で、いろいろな愉しみ方があります。
丁寧さやこだわり、
想いを詰め込めば詰め込むほど
特別でおいしい一杯になると思っているので、
プロセスを大事にしながら
愉しんでもらえたら良いなと思っています。
ちなみに僕は、レコードに最近はまっているので、
好きな音楽を聴きながら飲むコーヒーが
とっても大好きです。
みなさんにとって最高な
コーヒーを楽しんでくださいね^^
ポイントを抑えて、
おいしいコーヒーを淹れてみよう!
それでは、最後におさらいです。
おいしいコーヒーを淹れるためには「準備」が大切。
- スケールを使って「計測」する
- 紙臭さの少ない「白いペーパー」を使う
- 温度が下がらないように「カップを温める」
抽出時のポイントは、
- コーヒーのおいしい成分を十分に引き出すために「蒸らし」を行う
です。
以上のポイントを踏まえて、
ぜひチャレンジしてみてください。
おうちでも、おいしいコーヒーが
愉しめるようになるはずです。
最後までご覧いただき、
ありがとうございました^^