本を読むときに疲れにくい「読書向け」の椅子5選をご紹介
こんにちは。
Re:CENO TOKYOの大森です。
みなさん、読書はお好きですか?
私は、20代半ばまでほとんど本を読まずに
過ごしてきました。
ところが、コロナが流行し始め、お家時間が
多くなったころから、雑誌や文庫本を買うようになり、
文章を読むことの楽しさを知りました。
今では1日に1度は、本を開く習慣が付き、
自ら活字に触れるようにしています。
ライフスタイルの一部となった読書ですが、
読む場所や姿勢によっては、読後にものすごく
疲れてしまうことがあります。
「すごく良い本に出会えた」と思っていても、
肩こりや倦怠感が出ては、豊かな気持ちも台無し。
そこで、今回は
みなさまのよりよい読書週間をサポートできるような、
「疲れにくい読書向け椅子の選び方」について
深掘りしたいと思います。
後半では、読書向けの椅子を5つご紹介しますので、
ぜひ、最後までご覧ください。
読書に向いている「疲れにくい椅子」の共通点とは?
我が家では、ダイニングチェアの他に、
ラウンジチェアと呼ばれる座面が低い椅子や、
折りたたんでラクに移動できるニーチェアエックスを
使って、本を読んでいます。
勤務の休憩中には、ソファーや名作チェアなどで
雑誌や資料に目を通すこともあり、比較的たくさんの
チェアで文章を読んでいます。
そういったことを繰り返すうちに、読書に向いている
椅子には、いくつかの共通点があると分かりました。
今お使いの読書椅子が、こちらの項目に当てはまって
いるか、ぜひチェックしてみてください。
本の重さを支える肘掛け
小さい文庫本ならまだしも、中盤~雑誌サイズの本は
ある程度の重さがあり、長読するほど腕や肩に負担が
かかってきます。
その時に、両肘を載せられる肘掛け(アーム)
があると、とてもラクです。
特に効果を感じるのは、雑誌を読み込むとき。
ページを広げるとかなり大きくなる上に、写真を中心
としたレイアウトのため、文字が四方に寄っている
場合が多く、雑誌の高さを調節する必要があります。
その時に、肘掛けに雑誌の重さを預けていれば、
高さ調節もスムーズで、腕や肩の負担も軽減できます。
心地よい角度と高さのある背もたれ
何の支えも無しに、同じ姿勢でいながら、
長時間の読書ができる方は少ないと思います。
なぜなら、上半身を支えるために、
背筋や腹筋を使わなければいけないから。
そのため、読書をする際に必要不可欠なのが
「ちょうど良く背中を支えてくれる背もたれ」です。
私が試した限りでは、特にハイバックチェアの
心地良さはダントツです。
背中全体、そして頭までカバーしてくれる背もたれは、
頭を含めた上半身を適度に支えてくれるので、
常にリラックスした状態で活字を追えます。
このチェアの場合は、読後の体のコリも少なく、
本の没入感も素晴らしいため、小説を読む時は
必ずハイバックタイプを選んでいるほどです。
少しの硬さがある座面
読書向けの椅子を探す上で、
「座面のクッション性」は重要なポイントです。
極端な例ですが、
ビーズクッションのように手の平を押し当てれば
その型ができるほど柔らかい場合は、
リラックス度が増します。
反面、体は安定しません。
逆に、板座などのクッション性がほぼ無い
硬い場合は、体を安定させやすいです。
一方で、お尻が痛くなったり、長時間の使用で
疲れやすいなどのデメリットも。
では、どんな座面が適しているのか。
それは「少しの硬さがある座面」です。
本を読む動作には、体を安定させつつ、お尻への
負担を軽減する座面が適しています。
キャンプなどで使われる折りたたみ式の椅子は、
両端のフレームを広げ、ピンと張った布地の上に
腰掛けるわけですが、テンション感のある
「少しの固さ」を感じるかと思います。
リセノでも取り扱いのあるペーパーコードチェアも、
元は1本1本のコードを張っているため、適度な
しなりがあり、程よいテンション感が読書向きです。
通気性の良さ
10分程度の短時間の読書であれば問題ないですが、
本によっては1時間以上、同じ場所で読み続けることも
あるかと思います。
そんな時に、座面や背面などの体に接する箇所が
蒸れやすいと、気持ち悪くて集中できませんよね。
そういったことからも、座面・背面の素材感にも
注目していただくと、読書が快適になります。
- リネン生地
- コットン生地
- ペーパーコード編み
- ラタン編み
このあたりは吸放湿性が高いため、
年中蒸れにくく、長読する際におすすめな材質です。
姿勢をキープするホールド感
追加要素として「あれば尚良し」というポイントに
なりますが、自分の体にフィットする「ホールド感」
も姿勢をキープする上でとても大切です。
これは、お一人ずつの体型によって感じ方が変わる
ため、実際に座った時にしっくりくるかどうかを
確かめてみてください。
- 座面奥まで座ってみる
- 左右に体を揺らしてみる
- 上半身を背もたれに預けてみる
- 肘掛け(アーム)に手を置いてみる
上記を試した際に、密着感があり、
体をしっかりと囲っているなと感じた場合は、
体にフィットしていると言えますので
ご参考にしていただければ幸いです。
読書中に「疲れてしまう椅子」の共通点とは?
では、逆に「読書に向いていない椅子」とは
どんな共通点があるのでしょうか?
これも実際に試してみて
「なんだかしっくり来ないなー」と感じた
実体験を元に書いていきたいと思います。
肘掛けが無く、座面が硬い
読書においての肘掛け(アーム)の有り無しは、
とても重要で、肘掛けが無いと、途中で本が重く
感じてしまい、腕や肩が疲れる原因になります。
例え文庫本でも、長時間の読書では少しずつ
腕が疲れてしまいますので、読書向け椅子を選ぶ際は
「肘掛けの有無」を1つの目安にしましょう。
また、前述の通り、座面が固いとお尻が痛くなり、
思わず立ち上がりたくなります。
時々立ち座りをした方が、血の巡りが良くなるという
メリットはありそうですが、お尻が痛くなる座面に
座って、また読書したいとは思えないはずです。
フランネルラインチェアーマット LINNEL硬い座面で読書をする際は、チェアーマットを
座面に敷くことで、クッション性が生まれ、
お尻が痛くなるのを軽減できます。
座面と背もたれの通気性が悪い
通気性を気にする季節といえば、圧倒的に夏を
イメージするかと思いますが、冬であっても、暖房の
効いた部屋の中では、汗で蒸れることも。
座面と背面は、常に密着して本を読み続けるため、
蒸れてしまうと読む気力が一気に失せてしまいます。
「合成」や「人工」などの天然素材以外のものは、
特に吸放湿性が悪いことが多いので注意しましょう。
読書中に「疲れにくい椅子」おすすめ5選
それでは、これまでのお話をふまえて、
疲れにくい読書向けの椅子を5つご紹介いたします。
① ニーチェアエックス ロッキング
お尻から腰にかけてのフィット感とホールド感が
とても秀逸で、安定した姿勢で読書ができます。
また、ハイバックタイプの背もたれが、
頭も支えてくれるので首や肩が疲れにくいのも特徴。
肘掛けを使える点や帆布生地の通気性の良さもあり、
読書向けに作られたのでは?と思うほどぴったりの
リラックスチェアです。
「今日は窓際で本を読もう」なんて時も、
折りたたんで、どこでも持ち運べる身軽さも良し。
ロッキングの心地良いゆらぎを感じながら、
心地良い読書タイムをお過ごしいただけます。
② ラウンジチェア
座面高が低いラウンジチェアは、目線の位置も
低くなるため、落ち着いた気持ちになれます。
背面に向かって座面が下がっているものが多く、
どっぷりと腰掛けながらの読書が可能です。
画像のラウンジチェア(CH25)は、
肘掛けが幅広で、手を置いた時にゆったりと
くつろげるため、読書の合間に小休憩を取るのもあり。
また、ペーパーコード編みのチェアは、
通気性が抜群で、蒸れることなく読書を楽しめます。
ラウンジチェアを選ぶ際の注意としては、
座面の傾斜が体に合わないと、膝裏を圧迫して
座りづらい状態になりますので、実際に座ってから
迎え入れることをおすすめします。
③ Yチェア(CH24)
言わずと知れた名作椅子の「Yチェア(CH24)」。
ダイニングチェアというジャンルでありながら、
体のフィット感と孤を描くアームによるホールド感が
読書向きの椅子だと感じます。
アーム間の幅が広すぎず狭すぎずで、
常に肘をかけておけるので、非常に腕が楽。
あまりお行儀は良くないかもしれませんが、
後ろ向きに座って読むのも個人的には好きな
読書スタイルで、ぜひ試していただきたいです。
④ PP68
Yチェアと同じハンス・J・ウェグナーが
デザインを手掛けた「PP68」。
こちらもダイニングチェアでありながら、
誰が座っても気持ち良いと感じる背もたれを持ち、
ガッシリと前に出たアームが特徴のチェアです。
個人的には、ピタッとハマる座面が心地良く、
本を片手にお酒をいただく、なんて暮らしが
想像できる大人なチェアです。
高価なチェアですが、孫の代まで受け継げるほどの
耐久性があるチェアですので、経年美化を楽しみ
ながら、生涯の読書椅子として迎えて欲しい銘品です。
⑤ NOANAソファー 1人掛け
NOANAソファーは、体を支えながら安らぎを感じる
もちっとコシのあるクッションが特徴のソファー。
特に1人掛けタイプは、約70cmある幅広の座面で、
誰にも邪魔されず、読書に没頭したい方におすすめ。
緩やかに傾いた座面が秀逸で、無理のない姿勢を
キープできますので、体を傷めにくいです。
また、弾力のあるクッションのため、立ち座りが
しやすく腰への負担が少ないことから、腰痛持ちの方
にも使っていただけるかと思います。
読書中に疲れにくい椅子と共に、
豊かな読書ライフを。
「読書は好きだけど、肩や腰、お尻が
痛くなるから読まなくなった。」
「読書に没頭できる環境を整えたい」
という方は、疲れにくい椅子に座って、
ゆったりと読書を楽しんでいただければ嬉しいです。
改めて、読書向け椅子の共通点をまとめてみます。
- 本の重さを支える肘掛け
- 心地よい角度と高さのある背もたれ
- 少しの硬さがある座面
- 通気性の良い素材を使っている
- 姿勢をキープするホールド感
ぜひ、こちらの項目を参考に、自分にぴったりの
読書椅子を選んでみてください。
他の読書椅子についての記事もございますので、
ご覧いただけますと幸いです。
読書におすすめなチェアとソファー3選。カメラマンが実際の使用感をレビューします。
リセノ各店では、読書椅子選びのサポートや、
3Dを使った書斎のコーディネートなどをお手伝い
できますので、お気軽にご相談ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
また次回のマガジンでお会いしましょう。