狭いお部屋でも大丈夫。リビングが広くみえる
ソファーの「選び方」をご紹介します。
こんにちは。編集部の江上です。
インテリアショップの店舗スタッフ時代、
お客さまからよく頂いていたお悩みのひとつに
こんなものがありました。
「お部屋がコンパクトだから、ソファーでゆったり
過ごすことは諦めるしかないですよね...」
今回は、同じようなお悩みをお持ちの方に向けて、
実際にわたしが自宅で実践してみて効果を感じた
狭い間取りであってもリビングを広くみせることが
できる「3つのアイデア」をお届けします。
- ソファーの選び方
- ソファー周りの家具の選び方
- 広く見せつつ、味気なさをなくす方法
ゆったり過ごせるソファーの特徴とは?
本題に入る前に。
ゆったりと過ごしやすいソファーの特徴について、
私なりにたどり着いたのが、以下の3要素でした。
- 座面が広い(横になれる、あぐらがかける)
- 適度なコシと柔らかさが共存している
- 肌触りがいい(チクチクしない、柔らかい)
例えば私の場合、リビングで過ごすときは、
横になったり、体勢を崩してだら~っとした姿勢で
過ごしたい派のため、上記の3つの特徴をもった
AGRAソファーを選びました。
ゆったり感が変わる!座面の広いソファー5選をくつろぎ順に解説
お部屋を広く見せるための「ソファー選び」
ポイントは3つ!
それでは、本題です。
省スペースに配置するソファーを選ぶときのコツ。
ソファー選びでは、つい横幅と奥行きに意識が
行ってしまいがち...!
ですが、「色味」と「高さ」に着目することで、
実は、広い座面のゆったりサイズのソファーを
お迎えできるかもしれません。
お部屋を広くみせるソファー選びのポイントは、
以下の3つです。
- サイズ感:座面が低いものを選ぶ
- 色:膨張色や壁と同化しやすいものを選ぶ
- デザイン:ひじ掛けがないものを選ぶ
自宅のリビングは、約6畳とコンパクトですが、
3つのコツを取り入れてソファー選びをすることで、
「リビングでゆったりする」暮らしを手に入れる
ことができました。
とくに「色」は、印象を大きく左右するポイント。
コンパクトなお部屋には、白い壁と同化しやすい
ベージュやライトグレーのソファーカバーを選ぶ
ことで、グッと圧迫感をなくすことができます。
お部屋を広く見せるための「ソファー周りの家具選び」
続いては、ソファーの周りに配置する家具選び。
ポイントは、この2点です。
- 置かない家具を見定める(例:ローテーブル、テレビボード)
- ラグ・カーテンなど面積の大きいファブリックは、膨張色を選ぶ
わが家では、リビングにはこれを置く...!という
先入観をなくし、置かなくてもいい家具を選択する
ことで、ゆったりサイズのソファーを配置することが
可能になりました。
例えば、こんな感じ。
- ローテーブルをサイドテーブル(ネスト)に変える
- テレビを置かない
サイドテーブルの中でも、2つのテーブルが入れ子に
なったネストテーブルは、デザイン性がありながら、
実用的でおすすめです。
(コンパクトに収納できる、持ち運びがしやすい)
また最近は、天井照明と一体化したプロジェクター
も販売していたり、テレビがなくても映像を楽しめる
時代になりました。
私自身も、思い切ってテレビを置かない選択をする
ことで、お部屋を広く使えるように...!
その上、テレビがないことでテレビボードを置く必要
もなくなり、模様替えの幅もグンと広がりました。
応用編:広く見せつつも、味気なさをなくすアイデア
空間を広くみせるモノ選びは、大きいサイズの
ソファーが置けたり、うれしいメリットがある反面、
味気ないインテリアに陥りやすいのが課題。
そんなときは、圧迫感を感じさせずに、
味気なさを解決してくれるコツを活用してみます。
コツ:「立体感」を演出する小物アイテムを混ぜる
立体感のある小物アイテムを混ぜることで、
空間に「奥行き」が生まれます。
その結果、複雑性がうまれ、お部屋を広くみせつつ、
インテリアの楽しさや個性も感じられる空間に◎
モノを足す=圧迫する というわけでもないのが、
インテリアの面白いところ。
奥行き感をつくるアイテム例
- 葉っぱに動きがある観葉植物(中型)
- フロアライトやテーブルライト
このとき、配置する「場所」がキーになります。
観葉植物は、お部屋の中間あたりに配置することで、
壁までの距離が実際よりも長くみえるという
錯覚がうまれます。
例えば、写真を撮るとき。手前にモノを置くことで、
奥にあるモノへの距離を感じるようになり、立体感が
うまれた!という経験はありませんか?
人間の構造は、前後にあるモノを同時に見ることで、
脳内では前後2つのデータが合わさり、遠近感をつかむ
ことができるようになっているのだとか。
ただ、フロアライトなどの照明は、なるべく
壁面の隅に配置することをおすすめします。
照明は、モノ自体で奥行き感を演出するというよりは、
灯りの広がりによって、立体感をつくるアイテム。
照らされる壁が奥にあればあるほど、奥行きを
感じやすくなります。
また、メリハリを作ることは、インテリアを美しく
見せる大事なポイントです。
例えば、明るい場所と暗い場所を作ったり、
モノを置く場所と置かない場所を作ったり。
フロアライトやテーブルライトは、光源が低いため、お部屋全体を照らすシーリングライトとは違い、照明があるところを中心に明るく、遠いところは暗くなります。
フロアライトやテーブルライトは、
メリハリを作りつつ、空間の広がりも感じさせて
くれる一石二鳥なアイテム。
コンパクトなお部屋でこそ、重宝したい存在です。
居心地のいいお家は「照明」がつくる。具体的なテクニックを3つご紹介します。
最後に、まとめです。
今回は、リビングを広くみせるソファー選びの
ポイントについてお届けしました。
ソファー選びのポイント
- サイズ感:座面が低い選ぶ
- 色:膨張色や壁と同化しやすいものを選ぶ
- デザイン:ひじ掛けがないものを選ぶ
ソファー周りの家具選びのポイント
- ラグ・カーテンなど面積の大きいファブリックも膨張色を選ぶ
- 置かない家具を見定める(例:ローテーブル、テレビボード)
広く見せつつ、味気なさをなくすコツ
- 奥行きを生むアイテムを適した場所に配置する
コンパクトなお部屋であっても、インテリアのコツを
知ることで、ソファーでゆったりリラックスした時間
をお過ごしいただけるかもしれません。
ぜひご参考いただけるとうれしいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。