公開日 2021年12月10日(金)
更新日 2023年07月31日(月)
インテリア失敗談から学ぶ。
家具選びで気を付けたい「3つのポイント」をご紹介します。vol.1
こんにちは。
Re:CENO TOKYOの江上です。
インテリアは、失敗がつきもの。
なぜなら、
サイズ感のイメージ、色合い、質感など、
迷う要素がとても多いです。
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また、お洋服のように
たくさん持っておくことができないし、
一度買ったものは、替えがききづらいのです。
そうなると、失敗した中で、
どうお部屋に馴染ませていくか、
工夫できるところを探します。
その工程を通して、手間がかかった分、
愛着も増していくのが、
インテリアの楽しさでもあるなと思います。
とは言え、最初から、
失敗を回避できることが一番です。
そこで今回は、
私自身のインテリア失敗談をもとに、
家具選びで気を付けるべき
「3つのポイント」をお伝えします。
1、サイズ選びは、「幅」と「奥行き」だけじゃない。
ほんの少しの「高さ」が、けっこう大事。
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購入したい家具を見つけたとき。
一番最初にチェックするのは、
サイズ感という方が多いかと思います。
店頭でも、サイズにまつわるご質問を
いただくことが一番多いです。
例えば、ソファー選び。
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「幅」と「奥行き」の2点は、
チェックするけれど、
「高さ」は、意外と見逃されがちだったりします。
実は、幅・奥行きと同じくらい、
ケースによっては、それ以上に、
高さが与える影響は大きいのです。
わたし自身、
高さをあまり気にせずに
家具を購入したことがあるのですが、
思ったよりも大きく感じたことがありました。
その原因は、高さを見落としていたこと。
以前使っていたものより、
たった5cm分、上がっただけなのに、
こんなにも違うのかとびっくりしました。
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また、インテリアショップは、
天井が高い作りになっていることが多く、
東京店・京都店も高めです。
そのため、お店でみた家具を
実際に、自分のお部屋に迎え入れると、
思ったよりもでかい!と感じやすいです。
購入時には、その点も注意しましょう。
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Re:CENO KYOTOの内観
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Re:CENO TOKYOの内観
2、照明は、ちょっとずつが基本。
「足し算」しよう。

2つ目は、失敗談というよりも、
より居心地のよいお部屋づくりのために、
知っておきたいこと。
「大は小を兼ねる」という言葉がありますが、
照明選びは、少しずつ明るさを
足していく方法がおすすめです。
ポイントは、必要な明るさを
ひとつの照明でまかなわないこと。
具体的には、天井照明に、
フロアライトやテーブルライトを
合わせる多灯スタイルです。
わたし自身、生まれてから何十年間、
天井照明のみでの暮らしが当たり前でしたが、
照明の使い方を見直すことで、
過ごし方も変化しました。
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写真のように、
1灯だけだと、どこを切り取っても、
「まんべんなく明るい」という状態になります。
影のない明るさは元気を与えてくれますが、
家で過ごす時間は、
夕方から夜、眠りにつくまでがメイン。
そうなると、家の中では、
ゆったり、リラックスして過ごせる環境を
つくることが大事だったりします。
そこで、天井照明は、
ワット数を抑えたものにチェンジ。
プラスして、
フロアライトを取り入れました。
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そうすることで、
室内には、明暗のグラデーションができ、
落ち着きのある、
柔らかい雰囲気がうまれました。
照明の演出により、気持ちがゆったりすると、
時間がのんびり流れているような感覚になります。
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忙しい毎日でも、気持ちに余白がうまれて、
読書をしてみたり、日記をつけたり。
ぼーっと、食べたいものや好きなことを
考える時間がふえて、
一日の密度が濃くなった気がします。
▼こちらのマガジンでは、
照明の使い方について、深堀りしていますので、
ご参考くださいませ。
居心地のいいお部屋は、「照明」がつくる。具体的なテクニックを3つご紹介します。
3、ファブリックを選ぶときは、
色味だけじゃなく、「質感」チェックも念入りに。
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最後は、
ファブリック(布)のお話です。
お部屋の中には、
ファブリックを使った場所が多くあります。
面積が大きいものだと、
カーテンやベッド、ラグ、ソファーなど。
ファブリックは、
実用的にも視覚的にも、温かさがあり、
暮らしに、なくてはならないものです。
ですが、占める範囲が広すぎると、
重たい印象になってしまいます。
わたしの失敗談なのですが、
カーテンの前にソファーを配置したところ、
同じ素材どうしだったこともあり、
かさばりが気になりました。
そのため、窓回りを
布カーテンからブラインドに変更することで
重たさを回避することに。
(理想は、ウッドタイプにしたかったけれど、
賃貸だと難しく、アルミを購入しました。)
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実際に設置してみると、とてもすっきり。
けれども、何だか、
オフィス感が出てしまいました。
無機質さが少し気になります。
その理由は、光沢のある
「ツヤあり」を選択していたため。
また、色味が、
寒色系のアイボリーだったことも
影響しているかと思います。
温かみのあるナチュラルヴィンテージな
お部屋づくりをしたい場合は、
「ツヤなし・暖色」がおすすめです。
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インテリアのむずかしさは、
ちょっとした質感の違いや、
素材の組み合わせ方によって、
お部屋の印象が大きく変わるところだと思います。
そのため、購入前には店頭にて、
素材感などをお試しいただけると安心です。
ご来店が難しい場合は、
生地サンプルをお取り寄せいただいたり、
TELやメール、LINEにて、
お気軽にお問合せくださいませ。
※リセノでは、布カーテンのみの取り扱いです。
※サンプル取り寄せできない商品もございます。
長く使うものだから。
いつでも、お気軽にご相談くださいませ。
今回は、
個人的に経験した失敗談を交えながら、
お部屋づくりで気を付けるべき
「3つのポイント」についてお話しました。
家具は、個のかっこよさ以上に、
お部屋の中にあるもの同士の
バランスがとても大切です。
長く使うものだからこそ、
チェックしたいポイントも多く、
優先順位を立てるのが
むずかしい分野でもあります。
だからこそ、立ち止まった際には、
店舗スタッフや
オンラインのプロサポートまで、
お気軽にご相談くださいませ。
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。

















編集部 辻口
編集部 増田
お客様係 山崎