インテリア失敗談から学ぶ。
家具選びで気を付けたい「3つのポイント」をご紹介します。vol.1
こんにちは。
Re:CENO TOKYOの江上です。
インテリアは、失敗がつきもの。
なぜなら、
サイズ感のイメージ、色合い、質感など、
迷う要素がとても多いです。
また、お洋服のように
たくさん持っておくことができないし、
一度買ったものは、替えがききづらいのです。
そうなると、失敗した中で、
どうお部屋に馴染ませていくか、
工夫できるところを探します。
その工程を通して、手間がかかった分、
愛着も増していくのが、
インテリアの楽しさでもあるなと思います。
とは言え、最初から、
失敗を回避できることが一番です。
そこで今回は、
私自身のインテリア失敗談をもとに、
家具選びで気を付けるべき
「3つのポイント」をお伝えします。
1、サイズ選びは、「幅」と「奥行き」だけじゃない。
ほんの少しの「高さ」が、けっこう大事。
購入したい家具を見つけたとき。
一番最初にチェックするのは、
サイズ感という方が多いかと思います。
店頭でも、サイズにまつわるご質問を
いただくことが一番多いです。
例えば、ソファー選び。
「幅」と「奥行き」の2点は、
チェックするけれど、
「高さ」は、意外と見逃されがちだったりします。
実は、幅・奥行きと同じくらい、
ケースによっては、それ以上に、
高さが与える影響は大きいのです。
わたし自身、
高さをあまり気にせずに
家具を購入したことがあるのですが、
思ったよりも大きく感じたことがありました。
その原因は、高さを見落としていたこと。
以前使っていたものより、
たった5cm分、上がっただけなのに、
こんなにも違うのかとびっくりしました。
また、インテリアショップは、
天井が高い作りになっていることが多く、
東京店・京都店も高めです。
そのため、お店でみた家具を
実際に、自分のお部屋に迎え入れると、
思ったよりもでかい!と感じやすいです。
購入時には、その点も注意しましょう。
Re:CENO KYOTOの内観
Re:CENO TOKYOの内観
2、照明は、ちょっとずつが基本。
「足し算」しよう。
2つ目は、失敗談というよりも、
より居心地のよいお部屋づくりのために、
知っておきたいこと。
「大は小を兼ねる」という言葉がありますが、
照明選びは、少しずつ明るさを
足していく方法がおすすめです。
ポイントは、必要な明るさを
ひとつの照明でまかなわないこと。
具体的には、天井照明に、
フロアライトやテーブルライトを
合わせる多灯スタイルです。
わたし自身、生まれてから何十年間、
天井照明のみでの暮らしが当たり前でしたが、
照明の使い方を見直すことで、
過ごし方も変化しました。
写真のように、
1灯だけだと、どこを切り取っても、
「まんべんなく明るい」という状態になります。
影のない明るさは元気を与えてくれますが、
家で過ごす時間は、
夕方から夜、眠りにつくまでがメイン。
そうなると、家の中では、
ゆったり、リラックスして過ごせる環境を
つくることが大事だったりします。
そこで、天井照明は、
ワット数を抑えたものにチェンジ。
プラスして、
フロアライトを取り入れました。
そうすることで、
室内には、明暗のグラデーションができ、
落ち着きのある、
柔らかい雰囲気がうまれました。
照明の演出により、気持ちがゆったりすると、
時間がのんびり流れているような感覚になります。
忙しい毎日でも、気持ちに余白がうまれて、
読書をしてみたり、日記をつけたり。
ぼーっと、食べたいものや好きなことを
考える時間がふえて、
一日の密度が濃くなった気がします。
▼こちらのマガジンでは、
照明の使い方について、深堀りしていますので、
ご参考くださいませ。
居心地のいいお部屋は、「照明」がつくる。具体的なテクニックを3つご紹介します。
3、ファブリックを選ぶときは、
色味だけじゃなく、「質感」チェックも念入りに。
最後は、
ファブリック(布)のお話です。
お部屋の中には、
ファブリックを使った場所が多くあります。
面積が大きいものだと、
カーテンやベッド、ラグ、ソファーなど。
ファブリックは、
実用的にも視覚的にも、温かさがあり、
暮らしに、なくてはならないものです。
ですが、占める範囲が広すぎると、
重たい印象になってしまいます。
わたしの失敗談なのですが、
カーテンの前にソファーを配置したところ、
同じ素材どうしだったこともあり、
かさばりが気になりました。
そのため、窓回りを
布カーテンからブラインドに変更することで
重たさを回避することに。
(理想は、ウッドタイプにしたかったけれど、
賃貸だと難しく、アルミを購入しました。)
実際に設置してみると、とてもすっきり。
けれども、何だか、
オフィス感が出てしまいました。
無機質さが少し気になります。
その理由は、光沢のある
「ツヤあり」を選択していたため。
また、色味が、
寒色系のアイボリーだったことも
影響しているかと思います。
温かみのあるナチュラルヴィンテージな
お部屋づくりをしたい場合は、
「ツヤなし・暖色」がおすすめです。
インテリアのむずかしさは、
ちょっとした質感の違いや、
素材の組み合わせ方によって、
お部屋の印象が大きく変わるところだと思います。
そのため、購入前には店頭にて、
素材感などをお試しいただけると安心です。
ご来店が難しい場合は、
生地サンプルをお取り寄せいただいたり、
TELやメール、LINEにて、
お気軽にお問合せくださいませ。
※リセノでは、布カーテンのみの取り扱いです。
※サンプル取り寄せできない商品もございます。
長く使うものだから。
いつでも、お気軽にご相談くださいませ。
今回は、
個人的に経験した失敗談を交えながら、
お部屋づくりで気を付けるべき
「3つのポイント」についてお話しました。
家具は、個のかっこよさ以上に、
お部屋の中にあるもの同士の
バランスがとても大切です。
長く使うものだからこそ、
チェックしたいポイントも多く、
優先順位を立てるのが
むずかしい分野でもあります。
だからこそ、立ち止まった際には、
店舗スタッフや
オンラインのプロサポートまで、
お気軽にご相談くださいませ。
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。