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「ブラケットライト」で叶える上質インテリア。
最適な高さや取り入れ方を解説します。

こんにちは。リセノ編集部の増田です。

皆さまはブラケットライトと聞くと、
どのようなイメージがありますでしょうか?

  • おしゃれなカフェやホテルでよく見かける
  • 空間に落ち着きや高級感を生む
  • センスがいい人のお家にありそう

このように、他の照明に比べてちょっと特別で、
「いつか取り入れてみたい憧れの照明」
というイメージではないでしょうか。

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ですが、ペンダントライトやフロアライトに比べると
なじみが薄く、「よくわからないから...」と
選択肢から外している方もいらっしゃると思います。

そこで今回は、ブラケットライトを
取り入れるメリット・デメリットや、
取り入れ方のコツを詳しくご紹介。

今回のマガジンをお読みいただければ、
今よりもっとブラケットライトについて詳しくなり、
おしゃれなお部屋作りの幅がグッと広がります。

ぜひ最後までお楽しみください。

ブラケットライトとは?

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ブラケットライトとは、
壁に取り付けて使う照明のこと。

世の中には天井や床に設置する照明が多い中、
その中間の「壁面」を使える点が大きな特徴です。

ブラケットライトは、数ある照明の中でも、
空間を彩る装飾性にすぐれています。

壁に取り付けるので視界に入りやすく、
美しいデザインのものが多いです。

実用的な面ももちろんありますが、
アートのような「見せる照明」として、
空間にリズムや奥行きを演出します。

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また、壁に光が当たって生まれる
陰影やグラデーションも、魅力のひとつです。

天井照明には出せない、
空間をやさしく包み込むような雰囲気をつくれます。

お部屋の中で目に入りやすい壁に設置すれば、
それだけで、ホテルライクな雰囲気になるのです。

ブラケットライトを取り入れるメリット

それではここから、インテリアのプロの目線で、
ブラケットライトのメリットを解説します。

① お部屋の「上空間」の彩りに

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ブラケットライトは、お部屋の
「上空間」の彩りにぴったりなアイテムです。

リセノでは、美しいお部屋づくりのために、
お部屋を「上・中・下」の3つの空間
分けて考えることをおすすめしています。

  • 上空間 = 目線の高さ
  • 中空間 = 主役の家具の高さ
  • 下空間 = 床の高さ

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空間を3つの高さに分割し、
それぞれの高さにしっかり見どころをつくることで、
全体として美しいお部屋になります。

家具は、床に置くタイプがほとんど。
何も意識していないと、「中・下空間」ばかりに
アイテムが集まってしまいます。

そんなときブラケットライトは、
「壁に取り付ける」という特性により、
「上空間」に見どころをつくってくれるのです。

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ぽっかりと空いていた「上空間」に、
ブラケットライトが加わることで、
お部屋全体のバランスが整います。

さらにブラケットライトは、
「光る」ことによって美しさが増し、
より注目を集めるというメリットも。

同じように「上空間」を彩る
アートポスターや時計などにはない、
照明ならではの特徴だと思います。

② やわらかなあかりで空間を演出

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ブラケットライトは、やわらかなあかりで
空間をおしゃれに演出することができます。

もちろん実用の面もありますが、
どちらかというと装飾性にすぐれるブラケットライト。

1灯でお部屋を照らすシーリングライトなどに比べると
光量は控えめで、やさしい光を放ちます。

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ブラケットライトのやわらかい光は、
空間をおしゃれに演出することに向いています。

お部屋全体ではなく、
一部のみを効果的に照らすことで、
メリハリのある美しい空間になります。

また、ふんわり光を透過する
「間接照明」タイプであれば、
くつろぎやリラックスを演出できます。

③ 省スペースで、安全

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ブラケットライトは、
取り付けの省スペース性も魅力です。

壁に浮かせて設置するため、
下にモノがあっても大丈夫。

フロアライトなどの床置き照明に比べて場所を取らず、
空いている壁に取り付けることができます。

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コンパクトなお部屋や一人暮らしのワンルームでも、
デッドスペースを有効活用しつつ、
あかりを確保することができます。

また、お子さまやペットが
スタンドにぶつかって倒したり、
ケガをしたりする心配もありません。

モノが多いお部屋や小さなお部屋、
お子さまと一緒に暮らすご家庭に、
ブラケットライトはぴったりなんです。

ブラケットライトを取り入れるコツ

続いて、ブラケットライトをお部屋に取り入れる際に
意識いただきたいポイントをご紹介します。

① 高さは「目線の先」に

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ブラケットライトを取り付ける高さは、
取り付け位置が「よく人が通る場所」か
「通らない場所」かで変わります。

下に家具などが置いてあって人が通らない場所なら、
立った時の目線の高さに近い
「床から145cm」がおすすめ。

目線の先に設置することで、
自然とあかりが目に入りやすくなり、
装飾の効果が大きくなります。

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一方、廊下や階段など
よく人が通る場所に取り付ける場合は、
頭をぶつけないようにもう少し高い位置に設置します。

住まい手の身長によって異なりますが、
「床から160cm~170cm」くらいだと安心。

「視界に入りやすいかどうか」を考慮いただくことで、
お部屋を効果的に彩ることができます。

② 「多灯照明」で空間に奥行きを

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ブラケットライトを設置する際は、
ぜひ「多灯照明」を取り入れてみてください。

「多灯照明」とは、
ペンダントライトやフロアライトなど、
複数の照明と組み合わせてあかりを確保する
テクニックです。

一方向ではなくいろんな方向からあかりが届くので、
自然なコントラストが生まれ、
お部屋に奥行きを生み出せます。

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複数の間接照明を組み合わせてあかりを得ることは、
北欧の人々も実践している方法。

お部屋に適度な暗がりがあることで、
光の美しさがより際立ち、心を静めてくれるのです。

リビングやダイニング、寝室などで
ブラケットライトを使う際は、
ぜひ別の照明との組み合わせも計画してみてください。

ブラケットライトのデメリット

このように魅力たっぷりのブラケットライトですが、
取り入れる際のデメリットも理解しておきましょう。

① 取り付け工事が必要

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ブラケットライトの多くは、
取り付けのために工事が必要です。

あらかじめ設置位置をすり合わせて
専門の業者を呼んで取り付けてもらうのは、
時間もお金もかかります。

得られるメリットは大きいですが、
取り付けのハードルの高さはデメリットのひとつです。

② 簡単に位置を変えられない

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取り付けが難しいために、
一度設置したら簡単には位置を変えられない
というデメリットもあります。

「ここだ!」と決めた場所に設置しても、
時間の経過とともにインテリアが変わり、
「やっぱり別の場所にしたい...」というケースも。

気分次第で模様替えをしたくても、
なかなかできない...という可能性があります。

③ コードがだらしない印象に

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ブラケットライトの中には、工事を必要とせず、
コンセントにケーブルを挿して使うタイプもあります。

こちらは比較的設置や移動が簡単ですが、
コードが壁に垂れ下がってしまう
デメリットがあります。

家具などを前に置いて隠せばマシになりますが、
ちょっとだらしない印象になってしまいます。

賃貸でもOK!
ポータブル式のブラケットライト「Lumoa」

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さて、ここまでブラケットライトのメリットや
取り入れ方についてご説明してきましたが、
日本ではまだそれほど広まっていないのが現状です。

その一番の理由が、デメリットのところでご説明した
設置のハードルの高さでしょう。

特に壁に穴を空けられない賃貸では、
ブラケットライトを諦めざるを得ないことも。

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「せっかくおしゃれなブラケットライト、
 もっと日本のお家に広まってほしい...!」

そんな想いのもと、このたびリセノでは、
オリジナルのブラケットライト
「Lumoa(ルモア)」を開発しました。

「Lumoa」は、「設置工事が必要」「移動が大変」
「コードがだらしない」といったデメリットを解消し、
どなたでも取り入れやすくしたブラケットライトです。

  • 設置工事要らず、コードもなし。どこでも使える「ポータブル式」
  • シンプルで美しく、木のぬくもりを感じるデザイン
  • 「無段階調光」でシーンに合わせて変えられるやさしいあかり

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そんな魅力たっぷりのブラケットライトですので、
気になった方はぜひこちらのマガジンを
お読みいただければと思います。

ブラケットライトを取り入れて、
上質な空間をつくりましょう。

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いかがだったでしょうか。
それでは、今回のおさらいです。

▼ブラケットライトとは?

  • 壁に取り付けて使う照明。空間を彩る「装飾性」にすぐれる

▼ブラケットライトのメリット

  • お部屋の「上空間」の彩りに
  • やわらかなあかりで空間を演出
  • 省スペースで、安全

▼ブラケットライトのデメリット

  • 取り付け工事が必要
  • 簡単に位置を変えられない
  • コードがだらしない印象に

▼ブラケットライトを取り入れるコツ

  • 高さは「目線の先」に
  • 「多灯照明」で空間に奥行きを

今回のマガジンが、
皆さまのお部屋づくりのお役に立てば幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

▼自分にぴったりな照明選びのポイントはこちらをチェック!

Styling Furniture

ポータブルブラケットライト Lumoa

¥ 14,800


ブラケットライト LANCE

¥ 19,800 ~



Styling Goods

ウォールシェルフ H/A

¥ 24,800


フロアライト Oak&LinenMix

¥ 64,800 ~



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