照明って、どう選べばいいんだろう?
事前に確認しておくと良い3つのポイントをご紹介します。
こんにちは。
Re:CENO KYOTO セキです。
本日から4月ですね。
こちら京都でも、春の陽気が
本格的に気持ちよくなってきました。
さて、これまでにも、新生活シーズンへの家具選びなど、
こちらの読み物や動画にてご紹介してまいりました。
そこで今回は、大型家具は既にお選び済みの方で、
「まだそこまで考え切れていない、、」
というお声も度々いただく、照明についてです。
私たちが在籍しているリアルショップでも、
日々、照明をお探しの方がいらっしゃいます。
そして、ご提案を行う中で色々とお伺いすると、
「そこまでチェックしていなかった、、」
と、さらにお悩みされてしまう場面もございます。
今回は、照明をお選びされる際に、
事前に確認しておいた方が良いことを
3つご紹介いたします。
このポイントを押さえていれば、
必要な照明の選びやすさがグンと上がりますので、
ぜひご参考にしてみてください。
それでは、早速進めていきましょう。
自宅のどの場所に、照明を取り入れるかを想像しよう。
ではまず、ポイントに進む前に、
自宅空間の、どの場所に照明が必要かを
リストアップしておきましょう。
例えば、
- LDKには天井照明が2つ
- 寝室には天井照明が1つと、フロアランプが1つ
- 作業用の洋室には天井照明が1つと、デスクランプが1つ
など、必要な場所に、どれぐらい照明が必要なのか、
ここはイメージぐらいで十分なので考えておきましょう。
どこにどんな照明が必要かというのは、
シーンや用途にもよりますが、おすすめは、
照明は、足し算で取り入れるということです。
そして反対に、避けたほうがいいことは、
空間内を、天井照明ひとつだけにするです。
足し算というのは、まず必ず必要な部分を除いては、
実際に生活をしながら、必要な個所に足していく、
ということです。
リセノでは、一室多灯を推奨しており、
可能な限り、天井照明以外にも、照明を2つか3つは
空間内に取り入れていただきたいです。
一室多灯については、
下記の動画でご紹介しておりますので、
あわせてご覧くださいませ。
【動画】ナチュラルヴィンテージの作り方|Vol.5 多灯照明で、お部屋を彩りましょう。
その部分で、いきなり全ての照明を取り入れるのは、
イメージも少し難しい所がありますので、
「ここに照明があったら、快適になるなぁ~」
という所に照明を足していくことをオススメします。
では、次の項目からは、照明を選ぶ際の、
事前チェックポイントを順番に見ていきましょう。
チェック① 空間のサイズ感や、設備などを把握しておこう。
まずは、本当に基本的な部分ですが、
内覧や内見時に、空間のサイズ感や設備を確認し、
メモなどで控えておきましょう。
サイズ感の部分では、
- お部屋の畳数
- 床から天井までの高さ(cm)
- ダイニングテーブルのサイズと高さ(cm)※すでにお持ちの場合
設備の部分では、
- 天井配線機器の位置(シーリングやローゼットの位置)
- 天井配線機器の種類(シーリングやローゼットの種類)
- ダウンライトが空間内にあるかどうか
シーリングやローゼットは、
下記のような物が天井についているはずですので、
その部分の形状や位置を把握しておけばバッチリです。
これらが何もないということは、
あまりありませんので、位置や個数は、
しっかりと確認しておきましょう。
また、このタイミングで、
ダイニングテーブルの設置予定場所に、
ローゼットがあるかも確認しておきましょう。
よくある具体例としては、キッチンカウンターから、
何cm程離れた天井についているかです。
※赤い線を引いた部分で、キッチンカウンターから何cmあるか。
ここを把握しておくと、画像のようなレイアウトの場合、
ダイニングテーブル上の照明選びの時に役立ちます。
ダウンライトというのは、
下記の画像のような天井に直接埋め込まれている
照明のことを指します。
京都店ダウンライト
こちらが空間内に複数ある場合は、
ある程度の明るさは確保できていますので、
確認できる場合は、どれほど明るくなるか確認しておきましょう。
チェック② 設置シーンの明るさを、どのようにしたいかイメージしておこう。
シーンの明るさをイメージする。
ここが照明選びで一番難しい所かもしれません。
「どれぐらい明るくすればいいのか分からない」
「光の色の違いって、どんな役割があるの?」
「〇〇ワットって、どれぐらい明るいの?」
こちらが、よくお客様からいただくご質問です。
実際、今使っている自宅の照明が何ワットかなんて、
ほとんどの人は把握されていないかと思います。
ある程度明るくて、生活できていれば問題ない。
というのが、一般的な考え方では多いです。
しかし、この考え方は、すごく勿体ないのです。
光は人に与える影響も大きく、
電球の色や明るさで、気持ちの部分や、
ごはんの美味しさだって変わってきます。
ここでのポイントで、チェックしておきたいのは、
- 自宅で使っている照明のワット数(LEDの場合はルーメン)を確認しよう。
- 好みな電球の色(白っぽい昼光色、オレンジ色の電球色など)
この部分を、事前に把握しておくと、
照明探しの段階で役立ちます。
例えば、先ほど挙げていたご質問の中で行くと、
「どれぐらい明るくすればいいのか分からない」
「〇〇ワットって、どれぐらい明るいの?」
ここも、今ご自宅で使われている照明の明るさが、
何ワットか分かっていれば、次の照明選びの際に、
明るさのイメージがつきます。
ワット数での見え方の違いについては、
下記の記事を一度参考にしてみてください。
あなたのお部屋に、本当に必要な照明って?
色々な照明の明るさを比較してみました。
また、照明の基本ルールでは、
一般的には、一畳あたり30~40W
リセノでは、一畳あたり15~20W
を推奨しています。
明るさの部分では、感じ方に個人差もあり、
その空間で何をするかにもよって、
明るい方がいいのか、ちょっと薄暗い方がいいのか、
この辺りも変わってきます。
私が在籍する京都店スタッフみんなで、
約19畳程のLDKで明るさの体感実験を行った際、
下記のような環境下の場合は、一畳30~40W目安
- 手元で細かな作業を行う
- リビング学習などでお子様がいる時間も多い
- 二世帯などで、祖父母なども利用する空間
そして、下記のような場合は、一畳15~20W目安
- 細かな作業などはあまり行わない
- ゆったりする時間が多い空間
- 子どもや、祖父母なども常にはいない空間
が、活動範囲的な部分でシックリきました。
ちなみに、明るすぎるのがあまり好みではない私は、
自宅の自室などは15~20W相当で組み、
子どもがよく活動する場所は30W相当で組んでいます。
そして、次のご質問で、
「光の色の違いって、どんな役割があるの?」
この部分においては、
過去の分かりやすい記事がありますので、
下記を一度ご参考にしてみてください。
知っておきたい、3つの電球の違い。
「白熱球」「蛍光球」「LED」を上手に使い分けよう!
チェック③ 取り入れたい照明のイメージを固めよう。
さて、ここまでで、空間のサイズ感や設備の確認、
取り入れたい明るさのイメージができれば、
残す所は、適材適所の照明を決めていくのみです。
天井照明の場合、一般的には、
- ダイニングテーブル上には、吊り下げるペンダントライト
- リビング側には、天井直付けのシーリングライト
となります。
そこで、ダイニングテーブルの上に、
ペンダントライトを吊るす場合、
何点か、素敵に見える法則がございます。
ここで、チェック①の部分が役立つのですが、
まずは、ローゼットなど、照明取り付け位置の場所が、
ダイニングテーブルの真ん中に来るのかということです。
テーブルの真ん中に下ろせないという場合は、
以前に私が書きました、下記の記事をぜひ一度、
ご参考にしてみてください。
照明の取り付け位置ってずらせるの?
適切な場所に設置して、快適な明かりを楽しもう。
また、ダイニングテーブルのサイズも、
チェック①のポイントに入れていましたが、
ダイニング上のペンダントライトは、
テーブルから約60~80cm程空ける。
照明の傘部分は、テーブル幅の約1/3にする。
こちらが、素敵に見えるポイントです。
この高さは、テーブルをキレイに照らしてくれる
距離感ですので、この部分も重要な所です。
なので、天井とテーブルの高さを把握していれば、
照明のコードなどを調整する必要があるかどうかなど、
後で色々と確認する手間が省けます。
すごく簡単な例をあげると、
一般的な天井高は240cm
ダイニングテーブルは72cm
テーブルから照明を70cm空けたとすると、
240 - 72 - 70 = 98cm
つまりは、照明のコードと傘を含めて、
98cm以内に収めれば良いことになります。
※あくまで例となりますので、使用している家具の寸法などは異なります。
ペンダントライトの一般的なコードの長さは、
100cm程が多いので、傘部分を考えると、
少し長くなるのが分かります。
そのような場合は、コードリールという器具を使うか、
こちらの方法でコードを短くすればバッチリです。
コードの長さや、明るさの部分が
ある程度イメージできれば、
デザイン面などでお好みの照明を選びやすくなります。
事前チェックをしっかりと行い、照明計画を練ろう。
照明を選ぶ前の事前チェック、
いかがでしたでしょうか。
かわいい!かっこいい!ステキ!
だけでは選べない照明。
かつ、家具などをきれいに整えても、
照明が残念であれば、一気に残念な空間にもなります。
事前に把握できるポイントをおさえておけば、
照明選びも、より具体性を持って選べますね。
それでは最後に復習しておきましょう。
- チェック① 空間のサイズ感や、設備などを把握しておこう。
- チェック② 設置シーンの明るさを、どのようにしたいかイメージしておこう。
- チェック③ 取り入れたい照明のイメージを固めよう。
今回は、天井照明が主になりましたが、
冒頭で触れたように、一室多灯をゴールとし、
天井が一段落すれば、補助照明も挑戦していきましょう。
まだまだお伝えしたいことはありますが、
長々となってしまいそうなので、ご興味がおありの方は、
ぜひお店で直接お話させてください笑
もちろん、天井照明や補助照明について、
お悩みなことがあれば、ウェブや店頭スタッフへ
何でもご相談ください。
暮らしが豊かになり、夜の時間が待ち遠しくなるような
照明提案をいたします。
それでは、最後までお読みいただき、
ありがとうございました。