自宅作業の効率化や生産性が上がる
デスクランプの取り入れ方をご紹介します。
こんにちは。
Re:CENO KYOTO セキです。
今回は、デスクランプについてのお話です。
このようなご時世ですので、
長らく自宅等でお仕事や作業をされている方も
多いのではないでしょうか。
「自宅作業にも、もう慣れた」という方も、
いらっしゃるかと思います。
そこでですが、みなさまはデスクに
照明を置いておられますでしょうか。
もし置かれていないという方は、
もしかすると、デスクランプを置く事で、
作業効率や生産性がアップするかもしれません。
今回は、デスクランプの取り入れ方について、
ご紹介して参ります。
テーブルライト COPYING
デスクランプを置くメリットとは?
さて、早速ですが、
デスクランプを取り入れようと思うタイミングとは、
みなさんどのような時でしょうか?
「天井照明だと少し見えにくいので、手元を明るくしたい」
「住環境の兼ね合いでデスクを使う時だけつけたい」
「デスク上にちょっとスペースがあるので置きたい」
など、お客様からお伺いする事があります。
そこで、デスクランプを取り入れる際のポイントは、
大きく分けて3つございます。
- 実用性
- 利便性
- インテリア性
この3つのポイントを考慮し、
適した照明を取り入れる事で、
作業効率がグンと上がります。
それでは、3つのポイントを、
順を追って見ていきましょう。
デスク作業が捗る
「 実用性 」
それではまず、
実用性の部分から見ていきましょう。
デスクランプは、手元の明るさを十分にする。
というのが大きな役割です。
テーブルライト Birdy
ここが十分でなければ、
デスクランプの実用性としては乏しいのです。
まず、最初のポイントは、この明るさなのですが、
デスクライトの明るさは300ルクス以上が必要と
言われています。
ルクス?
あまり聞き馴染みの無い言葉が出てきますが、
ルクスとは、光に照らされた面の明るさを表す単位です。
しかし、一般的な照明器具では、
「ワット」や「ルーメン」などで表記される事が多く、
この単位はルクスに換算ができないので、
実際どれぐらいの明るさを選べば良いというのが難しいです。
300ルクスは、一般的には「 蛍光灯二本分 」と、
表される事が多いのですが、蛍光灯の種類にもよるので、
これも深堀していくと、かなり難しくなっていきます。
なので、少し大きく捉えると、
無理なく文字などがしっかり見えるぐらいの明るさ
を選ぶとよいでしょう。
リセノでは、1畳 15~20Wをお勧めしており、
本を読めるぐらいの明るさを確保でき、
目が疲れない上質な明るさを実現できます。
明るい方がお好みの方は1畳 30Wを目安にしましょう。
であれば、畳数に応じたワット数の天井照明が
点いていれば十分そうに思いますが、
お勧めは、天井照明もデスクランプも点けるです。
STYLING BOOK No.064-28
何故かと言いますと、レイアウトにもよりますが、
おおよそデスクの配置は壁向きに配置する事が多く、
天井照明が部屋の真ん中にある場合、
後ろ上側から光が当たり、自分の影などが入ってしまいます。
また、デスクの上を天井照明だけで照らすには、
天井からの距離など、照度自体が足りない場合があります。
照度
物体の表面を照らす光の明るさを表す物理量。
単位はルクス(記号: lx)や、ルーメン(記号: lm)が用いられます。
では、今度はデスクランプだけ点ければ?
と思われる方もいらっしゃるかと思います。
そこで、みなさまは、子供の頃に両親や先生などから、
「暗い所で読書やゲームをすると目が悪くなるよ!」と、
怒られた事はないでしょうか。
僕はたくさんあります笑
実は、ここにもポイントがあります。
デスクだけを照らしていると、その他の周りは暗いので、
他の場所に目をやった時に急に暗くなり、
また目を戻すと明るくなる。
これを繰り返すと、目の瞳孔(黒目)が大きくなったり
小さくなったり、簡単にまとめると目が疲れてしまいます。
また、その環境下でPCなどを使い、
長時間同じ体勢・同じ画面を見ていると、
眼精疲労や頭痛をさらに感じやすくなってしまいます。
なので、可能な限り、デスク以外の部分との
明るさが極端に変わらない方が、目には優しいのです。
加えて、定期的なストレッチなんかも取り入れて、
目や身体に負担をかけないようにしましょう。
作業シーンに合わせた
「 利便性 」
続いての項目は利便性です。
ここでのポイントは、明るさ調整に
フォーカスを当てていきます。
実用性の部分でも触れましたが、
デスクを照らす際には、デスク以外の空間との
明るさに極端な差をつけないというのがポイントでした。
もともとリセノでは、一室多灯という、
お部屋の中で、必要な場所に必要な照明を、
というのを推奨しております。
なので、天井照明はもちろん、
デスクランプやフロアランプなどを使い、
デスク周りにも光があるという事が望ましいです。
そこでお勧めなのは、LED調光・調色機能です。
どういった物なのかの詳細は、
下記の過去記事からご覧いただけます。
「Phillips hue」をセンス良く、インテリアに取り入れよう!
これは照明自体では無く、電球に調光機能がついており、
スマホなどで明るさや色味を変える事ができます。
個人的にも自宅で使っており、大変便利で、
使ったら最後、無いと生活が不便にしか感じません。
例えばこれを天井照明とデスクランプにつけ、
空間を一定の明るさに合わせたりする事もできます。
調色についても、照明の基本になりますが、
集中したい時には昼光色(青白い色)
リラックスしたい時には電球色(オレンジっぽい光)
と、状況に応じてサッと切り替える事ができます。
LED対応の照明器具には、
おおよそ取り付けることができますので、
こちらは、ぜひ取り入れて頂きたいポイントになります。
また、加えてシェードが可動できるものは、
さらに利便性を高めてくれます。
照明が直立状態の場合、手元がこれぐらいで、
少し画像では分かりにくいですが、
このように動かすだけで、手元がより明るくなります。
調光機能とシェードの可動を組み合わせることにより、
照らしたい所を的確に照らすことができ、
作業にも集中できることでしょう。
気分が上がる
「 インテリア性 」
最後の項目は、インテリア性です。
やっぱり機能面などがいくら良くても、
見た目が素敵で無ければ気分も上がりません。
ここは、デザインの好みにも左右される部分ではありますが、
ポイントはシェードの透過性と考えます。
シェード(笠部分)の素材や形状に応じて
透過性は変わります。
上記画像のように、シェードがガラスや布は透過性が高く、
アルミや琺瑯などは透過性がありません。
ほわっと、全体的に明るさを出すなら透過性を高め、
スポット的な照らし方をしたい場合は透過性が無い
シェードを選ぶとよいでしょう。
そして、最後に重要なポイントは、
デスクランプを配置する場所です。
デスク上をコーディネートする際に、照明を
座った時の自分の頭ぐらいの高さで、利き手と逆側に配置する
という事です。
例えば、右利きの場合で右側に置くと、
このように、自分の手の影が入ってしまいます。
そこで、利き手の反対側に置くと、
このように、影も入らず書き物を行う際など、
読み書きしにくくなる事も無くなります。
高さに関しても、可能な限り座った時の頭ぐらいの
高さになるように配置すると、
広範囲で明るさが取れるので意識しましょう。
デスクランプを置かない場合
ここでは余談程度ですが、
デスクランプを置かない場合のご提案です。
デスクのサイズ的にデスクランプの配置が難しい場合、
デスク横にフロアランプを配置したり、
壁にブラケット照明を付けるという方法もあります。
フロアライト HEMPLEN
ブラケットライト SPREAD Aタイプ
テーブルサイズやレイアウトの状況に応じて、
こちらもご参考にしてみてください。
まとめ
デスクランプの取り入れ方、
いかがでしたでしょうか。
少し長くなりましたので、
最後に簡単にまとめていきましょう。
手元がしっかり明るくなる明るさで、極力デスクだけを照らさない。
天井照明やフロアランプなどと併用する。
LED調光・調色機能を取り入れ、シーンに応じて調整を行う。
シェードタイプは、用途にあった物を選ぶ。(可動できれば、なお便利)
デスクに配置する際は、座った時の頭ぐらいの高さで利き手と逆側に配置する。
このポイントを意識し、
デスクランプを一度取り入れてみてください。
既にお使いの方も、今一度上記の内容を
落とし込んでみていただければ、
きっとデスク上が違った見え方になるはずです。
自宅での作業が少しでも効率アップすれば嬉しいです。
京都店では、実際に上記を盛り込んだ
デスクのコーディネートを行っております。
ぜひ店頭でも一度ご体感くださいませ。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。