こたつテーブルの構造「やぐら式」と「中天板式」の違いを紹介します。
今回のテーマは、「こたつの構造の違い」です。
こたつには、「やぐら式」と「中天板式」と呼ばれる
2つのタイプがあります。
この2つの構造は、耐久性や過ごしやすさに影響があり
特に「使い心地」や「利便性」を重視して
こたつを選ぶ方は、構造の違いを理解しておくと良いと思います。
今回のマガジンでは「やぐら式」と「中天板式」の
構造の違いや、それぞれのメリット・デメリットを、ご紹介します。
構造の違いを理解して、自分が使いやすいと思える
こたつを選べるようになりましょう。
オフシーズンに使う方にお勧めの「やぐら式」
やぐら式 上から見た様子
やぐら式 横から見た様子
こちらがやぐら式のこたつテーブルです。
やぐら式とは、このように本体の形状が
格子組みになっている構造のこたつです。
大きな特徴は、テーブルの側面に、幕板と呼ばれる板がある点です。
幕板
この幕板は、ダイニングテーブルにもある板で、
天板と脚部の接合を強くする目的があります。
幕板があると、テーブルが揺れにくくなったり、
脚が折れにくくなったりと、強度が高くなるメリットがあります。
また、幕板がヒーターを隠してくれるので、
ヒーターの存在が気になりません。
ヒーターが見えないため、パッと見た感じは
リビングテーブルのよう。
そのため「オフシーズンはテーブルとして使いたい。」という方に適しています。
さらに、やぐら式は格子状の構造なので、
中天板式と比較して、軽量というメリットがあります。
掃除するときによく動かす方や、よくレイアウトを
変更する方は、軽量のやぐら式が良いと思います。
デメリットは、床からテーブルのスペースが
若干、狭くなってしまうことです。
幕板がある分、揺れに対する強度は高くなるのですが、
幕板の厚み分、スペースが狭くなってしまいます。
例えば大柄な男性で、こたつで横向きになって寝たい
という場合は、少し狭さを感じると思います。
やぐら式のメリット・デメリットを踏まえると、
やぐら式はこのような方に、お勧めのこたつです。
- こたつに安定感や強度を求める方
- 一年間通して、こたつを使い続けたい方
- 掃除やレイアウトチェンジで、こたつを頻繁に移動させる方
寝転んで過ごす方にお勧めの「中天板式」
中天板式 上から見た様子
中天板式 横から見た様子
こちらが、中天板式のこたつテーブルです。
やぐら式が格子状になっていたのに対して、
中天板式は、天板の下にもう一枚板があるタイプです。
床から天板下のスペースが広々
一番の特徴は、床から天板までのスペースを確保できること。
やぐら式と異なり、幕板がないため、
天板下に広いスペースが確保できます。
天板下のスペースが広いので、足を組み替えたり、
寝返りをする動作が、やぐら式よりスムーズです。
また、脚元がすっきりするので、
コーディネート的には、開放感ある空間を作りやすいです。
左:中天板式 / 右:やぐら式
余談ですが、リセノのこたつテーブルFAMは、
円形が中天板式、長方形はやぐら式です。
床から天板下のスペースを比較すると、
中天板式の方が、4cm広くなっています。
中天板式 天板と脚の接合部分
中天板式のデメリットは、主に2つありまして、
1つは、強度の問題です。
中天板式は、上記の画像のように、
天板と脚が点で接合している構造です。
点で支えているため、例えばこたつを引き擦ると、
1点に荷重が集中し、脚部の接合部分に負荷がかかります。
こたつの脚部が折れないように、移動するときは
持ち上げて移動させるなど、ちょっとした配慮が必要です。
もうひとつのデメリットは、幕板がないため
ヒーターが見えやすいこと。
オフシーズンにテーブルとして使う方で、
ヒーターの存在が気になる場合は、取り外していただく必要があります。
こたつテーブルのヒーターの外し方
中天板式のメリット・デメリットを踏まえると
中天板式のこたつは、このような方にお勧めです。
- こたつで寝転んで過ごすことが多い方
- 開放感ある空間を作りたい方
- こたつを移動させることが、あまりない方
やぐら式と中天板式の違いを把握して、使いやすいこたつを選ぼう。
「やぐら式」と「中天板式」の違いは、いかがでしたか?
今回ご紹介したこたつの構造の違いを理解していると、
過ごしやすいこたつを選べるようになります。
こたつの構造の違いを知っておくと,,,
「デザインやサイズは気に入っているけど、なんか使いにくいな...」
というリスクがなくなります。
これからこたつをお探しの方は、ぜひ構造にも注目してみてください。
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