初心者の方でも手軽にできる!
ハンドドリップでおいしいコーヒーを淹れる3つの基本
こんにちは、よねもとです。
寒くなるにつれ、コーヒーがおいしく
感じる季節になってきました。
今回のマガジンは、ハンドドリップで
おいしいコーヒーを淹れる3つの基本
について解説していきます。
使う道具は、コーヒーメーカーkalita(カリタ)の
ウェーブシリーズ。
初心者の方でも、味のブレが少ないと
定評のあるコーヒーアイテムです。
ドリップ手順も簡単なので、ぜひ
チャレンジしてみてください。
kalitaってどんなブランド?
ドリップ方法に入る前に、まずはkalita(カリタ)に
ついて簡単に触れてみましょう。
kalitaの創業は1958年。
今から58年前まで遡る、歴史ある
コーヒーブランドです。
国内コーヒー器具メーカーのパイオニア的存在として
高い知名度を誇り、プロのバリスタからも
厚い信頼があります。
当店でも、豆の販売をさせていただいている
"Fuglen Tokyo"や"CIRCUS COFFEE"でも
kalitaのコーヒー器具を使用しているので、
ぼく達にとっても縁のあるブランドです。
こちらは"Fuglen Tokyo"さん。
店内は、落ち着いた北欧ヴィンテージの
インテリアでまとめられた素敵な空間。
本場の雰囲気が伝わってきますね。
こちらは"CIRCUS COFFEE"さん。
京都らしい町家の外観にかわいらしい
柄の暖簾(のれん)が素敵ですね。
当店リアルショップでも、コーヒー豆を
わざわざ買い求めに来る方もいる
くらいの人気ショップです。
手順は簡単! 3つの基本を抑えて、ハンドドリップにチャレンジしよう。
さっそくウェーブシリーズを使って
コーヒーを淹れていきます。
ハンドドリップをする時の
基本ステップはこの3つ。
- 下準備
- 蒸らし
- 抽出
それでは、手順を追って解説していきます。
計量したり、豆を挽いたり。
おいしいコーヒーを淹れるためには"下準備"も大切なポイント
用意する道具はこちら。
手前奥側から時計回りに。
- ドリップポット
- ドリッパー(コーヒーを抽出する器具)
- ペーパーフィルター
- サーバー(コーヒーを受ける容器)
- ミル(コーヒー豆を粉にひく器具)
- マグカップ
- スケール(コーヒー豆、水を量るもの)
- コーヒー豆
スケールは、用意しなくても大丈夫だと思っている
方も意外に多いようですが、おいしいコーヒーを
淹れるための必需品なので用意しましょう。
では初めに、お湯を沸かしていきます。
水の量は、カップ一杯分となる140cc。
強火に掛けると、ポットの取手が熱く
なるので、中火くらいがおすすめ。
お湯を沸かしている間に、
コーヒー豆を量ります。
今回は、一杯分なので
12gを用意。
続いて、計量した豆をミルで
粉に挽いていきます。
ここでは、できるだけゆっくりと、
丁寧にハンドルを回転させていく
のがポイント。
早く回してしまうと、摩擦熱で
豆の酸化が早まってしまい、
味が落ちてしまいます。
ちなみにペーパーフィルターで抽出する場合の
豆の挽き具合は、"中粗挽き"がおすすめ。
細挽きや、粗挽きは、他の抽出方法に
適した挽き具合とされているようです。
次にサーバー、ドリッパー、ペーパー
フィルターをセットします。
コーヒー粉をペーパーフィルターに入れたら、
トントントンと軽くドリッパーの横を叩いて
コーヒー粉を平らにならします。
こうすることで、ドリップした時の
味が均一に保たれます。
これで、コーヒーを淹れるための
一通りの準備は完了。
続いて、ハンドドリップ一番の醍醐味とも
言える抽出の工程に移っていきます。
"蒸らし"は、コーヒーのおいしい成分を十分に引き出すための大切な工程
コーヒーを抽出する時に、最も大切な
工程とされているのが"蒸らし"です。
まず、蒸らすための最初のお湯を注ぎます。
注ぐお湯の量は、少量。
サーバーに抽出されたコーヒーが、ポタポタと
数滴落ちる程度で大丈夫です。
蒸らす時間は、30秒。
このときに漂ってくるコーヒーの芳醇な香りが
なんとも言えない至福の瞬間。
「う~ん、いい香り!」
なぜこの"蒸らす"工程が大切かと言うと、コーヒーの
おいしい成分を抽出しやすくするためなんです。
コーヒーに含まれている油脂分には、
水分をはじく性質があります。
はじめに少量のお湯を注いで蒸らすことで、
お湯がコーヒーの粉全体に行きわたって、
コーヒーに浸透しやすくなり、おいしい
成分が抽出しやすくなるわけです。
おいしいコーヒーを淹れるためは必ず、
30秒間"蒸らす"という工程が
欠かせないということですね。
"抽出"はコーヒー粉の中心に、小さな「の」の字を描くように
蒸らし終わったら、いよいよ本抽出スタート。
注ぐ時のポイントは、コーヒー粉の中心に、
小さな「の」の字を描くように
注いでいくのがポイント。
この時、湯を切らさないように、ゆっくりと
細かく注いでいきます。
ブクブクとコーヒー粉が膨らんだら、
一旦お湯を注ぐのを止めます。
このブクブクは、膨らみが大きいほど新鮮な証。
新鮮なコーヒー粉にはガス(二酸化炭素)が
多く残っているので、そのガスが抜けることで
ブクブクしてきます。
そして、沈みかけたらまた注いで、膨らんだら
また休んで、この工程をポットのお湯が
無くなるまで繰り返します。
ここまできたら、あとは少し。
最後に溜まっているお湯が落ちきる前に、
ドリッパーを外します。
もったいないからと、最後までお湯が落ちるのを
待ってしまうと、コーヒーの雑味まで抽出して
しまうことになるので、飲んだ時の苦味や
渋みの原因になります。
もったいないけど、おいしいコーヒーを淹れる
ために、落ちきる前に外しましょう。
これで、全ての工程が完了しました。
あとは、お気に入りのマグカップに、
コーヒーを注ぐだけ。
3つの基本をおさらいしましょう。
いかがでしたか?
ハンドドリップでおいしいコーヒーを
淹れるための3つの基本。
最後に、簡単におさらいをしましょう。
- 計量したり、豆を挽いたり。おいしいコーヒーを淹れるためには"下準備"も大切なポイント
- "蒸らし"は、コーヒーのおいしい成分を十分に引き出すための大切な工程
- "抽出"はコーヒー粉の中心に、小さな「の」の字を描くように
この3つの基本を抑えて、ハンドドリップに
ぜひチャレンジしてみてください。
お家で過ごす時間が、きっと楽しくなるはずです。
これからチャレンジしてみようと考えている方は、
こちらのコーヒー特集も併せてチェックしてくださいね。
コーヒー特集 Life with Coffee
それでは、また次回に。
よねもとでした。