実はとっても簡単。
せいろの使い方・お手入れ・レシピをご紹介
こんにちは。動画クリエイターのひぐちです。
普通の食材も、切って蒸すだけで
とびきり美味しくなる「中華せいろ」。
一見、手間がかかりそう...。
と思われがちなせいろですが、
いざ使ってみると、その手軽さと魅力に驚かされます。
とても使い勝手がよく、美味しくてヘルシー。
そのまま食卓へ出せるので、片付けも楽ちん。
今回は、せいろの基本的な使い方や
お手入れ方法、面倒くさがりなわたしが、
せいろを実際に使ってよかった点をご紹介します。
せいろの活用方法いろいろ
まずは、せいろについて簡単にご説明します。
せいろとは、中国の蒸し器のこと。
木枠の底に編んだ竹を敷き、水を張った鍋にのせて使います。
全体に蒸気がまわる仕組みになっており、
中の食材に水分がぎゅっと入り込むことで
栄養を逃さず、ふっくらと蒸しあがります。
中国生まれと聞くと、
シューマイや団子などをイメージしがちな「せいろ」。
実は、いろんな食材の調理に大活躍してくれるんです。
せいろ×パン
数ある食材の中で、
個人的におすすめしたいのが、パン。
ベーグルや食パンなど
柔らかく弾力のあるパンがお気に入りです。
せいろでパンを蒸すと、まるで焼きたてのような
「ふっくら、もちっ」とした食感に。
忙しい朝は身支度前に、パンをせいろにセット。
支度をしている間に朝ごはんの完成です。
電子レンジやトースターとは異なる
むちむちの食感がたまりません。
【わたしの愛用品】冷凍パンをふわふわ、もちもちに。パン好きにおすすめしたい「せいろ」
せいろ×お米
お米やおこわ(もち米)も、おすすめです。
炊飯器や圧力鍋でも炊けますが、
せいろなら、粒が立ち、ふっくらと柔らか。
炊き上がるまでの、お部屋に広がるいい香りが
なんとも食欲をそそります。
お米を炊くのはもちろんのこと、
冷凍ごはんの温め直しにもせいろが大活躍。
せいろに蒸し布を敷き、ほぐした冷凍ごはんをのせ
3分ほど温めれば完成。
炊き立ての美味しさが復活します。
せいろ×おかず
「ごはん作るの、面倒くさいなあ〜...」
そんなときも、好きな食材を
せいろで蒸すだけで、あっという間にごはんが完成。
せいろで蒸した食材は、
野菜もお肉も魚も、何だって美味しくなります。
調理の手間いらずで、栄養も摂ることができて
その上とってもヘルシー。
そのまま食卓に出せるので
後片付けの手間が少ないのも、嬉しいですね。
せいろは、お仕事で帰宅が遅くなりがちな方や、
面倒くさがりさんにこそ使っていただきたいです。
せいろ×スイーツ
せいろは、プリンや蒸しパン、団子など
スイーツ作りにも役立ちます。
プリンと同じ要領で、茶碗蒸しも作れちゃいます。
圧力鍋で作るよりも、食材本来の旨みを
しっかりと楽しめるのがせいろの魅力です。
せいろの選び方
お次は、せいろの選び方について解説いたします。
中華せいろには「素材」「サイズ」「段」と
さまざまな種類があります。
使う頻度やライフスタイルによって
ご自身に最適なものを選んでいただくのが
おすすめです。
素材
せいろは、竹や杉、檜(ひのき)といった
天然素材で作られています。
それぞれの特徴は、こちら。
竹...香りが少なく、耐久性があり、お手頃な価格。初心者さんにおすすめ。
杉...軽く、木の香りが楽しめる。お手頃な価格。
檜(ひのき)...強度と耐久性に優れ、上質な木目が特徴。竹や杉と比べて高価。
扱いやすさなら「竹」、
価格や香りの強さであれば「杉」、
愛着を持って長く使いたいなら「檜(ひのき)」
を選んでいただくのがおすすめです。
サイズ
一般的におすすめのサイズは、
1人暮らしの方には21cm前後。
3〜4人のご家族や、おもてなしに使いたい方には
27cm前後。
少食の方や、副菜用が欲しいという方には
18cmくらいのサイズが使いやすいです。
段数
もちろん1段でも十分ですが、
個人的には「2段」がおすすめ。
2段あると、一気に何品も作ることができ
時短で料理ができます。
わたしは友人を招いて家で食事をすることが
多いのですが、人数が増えた際にも重宝します。
料理をたくさん作りたい方、
たくさん食べる方、時短で料理を作りたい方は
「2段」を。
収納場所が少ない方、少量だけ料理したい方、
せいろをサブで使いたい方は「1段」がおすすめです。
せいろの基本的な使い方
お次は、せいろの使い方です。
一見、難しそうに見えますが、実はとっても簡単。
面倒くさがりさんや初心者さんも、
気軽にお使いいただけます。
① 使用前にせいろを水に濡らす。
まずは、せいろが焦げてしまわないように
本体、蓋ともに水でまんべんなく濡らします。
② 食材を入れ、お湯を沸かしたお鍋にせいろを置く。
そしてお鍋に水を張り、沸騰させます。
ご自宅の鍋を使う場合は、縁幅が広く、持ち手が邪魔にならないお鍋をお使いください。
鍋のサイズは、せいろよりも鍋の外径が1cmほど小さいものを目安にお選びいただくと、ぴったり収まります。
沸騰したらせいろを乗せ、
あとは食材に火が通るのを待つだけ。
野菜やお肉なら10〜15分ほど、
お米なら30分ほどで出来上がりです。
蒸し料理は、熱と蒸気がまわることで調理されるので
強火でしっかりと湯気を出し続けましょう。
火が弱かったり、ちゃんと蒸気が上がっていないと、
上手に蒸しあがりません。
せいろのお手入れ方法
お手入れ方法も、いたって簡単です。
① 汚れを落とす。
普段のお手入れは、布で軽く拭いていただくだけ。
汚れが気になる場合は、お湯でサッと洗い流します。
お肉や魚のにおいが気になるときは、
粉状のクレンザーか塩で、こすり洗いをすることで
より長持ちします。
② 風通しがよい場所で乾かす。
そして洗い終わった後は、乾いた布で水気を拭き取り、
しっかりと乾かすことが大切。
レンジフード下へ引っ掛けたり、戸棚の上、
冷蔵庫の上など、風通しがよいところでの
影干しがおすすめです。
引っ掛けることで、置き場所にも困りません。
金属たわし、洗剤は、傷みの原因となるためご使用をお控えください。
さらに長持ちさせる方法として、アルコール消毒もおすすめ。
洗浄後に、消毒用のアルコールを内部全体に吹きかけることで、殺菌・黒ずみを抑えることができます。
せいろを使ったおすすめレシピ5選
最後に、
数分で作れる簡単なものから、
おもてなしにぴったりなものまで
せいろを使ったレシピを5つご紹介します。
① 野菜の旨味たっぷり「蒸ししゃぶしゃぶ」
切って、入れて、蒸すだけ。
20分ほどでサッと作れるお手軽レシピ。
ヘルシーながら食べ応えもあるので、
平日の晩ごはんにもぴったりです。
【カメラマンのお料理レシピ】せいろで簡単!野菜たっぷりの「蒸ししゃぶしゃぶ」
② サツマイモの甘さが優しい「サツマイモおこわ」
ほくほくのサツマイモと、もちもちのおこわ。
想像するだけでお腹が空いてきます。
素材本来の優しい甘さを、存分に味わえるレシピです。
【まるく、暮らす。】「せいろ」はじめました。
③ おもてなしにも。「豚バラとキャベツのせいろ蒸し」
千切りキャベツって、せいろで蒸すと
こんなにも甘くなるの...?と思わず驚いてしまう一品。
キャベツ1玉があっという間になくなる
美味しさです。
【シンプルを極めるレシピ】豚バラとキャベツのせいろ蒸し
④ 秋の香りが、お部屋いっぱいに広がる「栗おこわ」
見た目からも、味からも、
秋の訪れを感じられるレシピ。
一口ほおばった瞬間、その美味しさに
思わずにんまりしてしまいそうです。
【動画】晴れのち、キッチン|#6 自分らしく暮らしを楽しむ方法。せいろでつくる「栗おこわ」
⑤ 素材そのものの美味しさを味わえる「アクアパッツァ」
なんだか作るのが難しそうなアクアパッツァも、
せいろを使えば、簡単かつ美味しく作れます。
フライパンよりも火の入り方が均一なので
食材が煮崩れることなく、見栄えも◎
【ほんとうの、美味しいって?】中華せいろで作るアクアパッツァ
せいろを日常に取り入れて、生活を豊かにしましょう。
使い方もお手入れも簡単で、
生活を豊かにしてくれる「せいろ」。
せいろを手に入れてからは、
わたしの食卓にも、かなりの頻度で登場しています。
みなさんもぜひ、
素敵なせいろ生活をおくってみてくださいね。
今回のお話が、少しでも暮らしの参考になると
幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それでは、また。