【今週のお花レター】くすんだカラーが秋を思わせる。
ドライでも素敵な「アンティーク紫陽花」
朝晩、ひんやりと冷え込む日も増えて、
残暑はどこへやら、
すこしずつ秋が深まってきましたね。
そんな今日、わたしがご紹介するのは
しっとりと味わいのある「アンティーク紫陽花」。
紫陽花といえば、雨に濡れる花びらが
とっても綺麗な梅雨のお花。
でも実は、その綺麗な花を剪定せず置いておくことで
ゆっくりと退色していき、美しい色のグラデーションを
楽しむことができるんです。
「秋色アジサイ」とも言われるくすんだカラーは、
淡くも濃く、まるで水彩画のような色合い。
ふんわりとボリュームのある1輪を、
部屋の一角にある飾り棚に。
薄いピンクに、濃い紫、くすんだグリーン...
アンティークを思わせる色合いが、
古い家具たちと、やさしく馴染みます。
ここは、入口から対角のところにあって、
部屋に入るとすぐに目に飛び込んでくる場所。
入った瞬間に「わ!素敵だな~!」と
気持ちが高まるインテリアがあるだけで
お部屋の雰囲気がぐんと良くなって、
自分の家をもっと好きになれますよね。
お花のグラデーションに合わせて、
ガラスの揺らめきが綺麗な「琉球ガラス」の
ピッチャーに生けてみました。
これは、1人暮らしを始めるときに
母から譲り受けたもの。
すごくすごく気に入っていて
オブジェとして飾っていたのですが、
これからは、いろんなお花を生けるのに
活躍しそうな予感です◎
それから、アンティーク紫陽花は
生花だけでなく、ドライとしても
また違った味わいを楽しめる花。
お気に入りの1輪を見つけて、
長く楽しんでみてはいかがでしょうか^^