ユーカリの剪定方法は? 具体的な手順を解説!
みなさん、こんにちは。
Re:CENO KYOTO とだです。
少し暑さが落ち着き、日差しも柔らかくなってきましたね。
植物にとっても、過ごしやすい陽気になってきました。
と同時に、徐々に冬支度が必要な時期でもあります。
よく成長するユーカリも、冬を迎える準備が必要です。
暖かい時期は特に成長が著しく、
この春入荷してきた京都店のユーカリも、
この半年間で倍ほどの丈に成長しました。
このままユーカリの成長を見守っていたいところですが、
元気に育てるためにも、今の時期に剪定が必要です。
剪定には、かたちを整える為だけでなく、
害虫の発生や枯れを防ぐ目的もあります。
わさわさと密集して生えている状態では、日光も
充分に当たらず、風通しも悪く蒸れてしまいます。
さらに、ユーカリの根は浅いので、全体を
軽くしてあげることで、倒れにくくなります。
そこで今回は、ユーカリを元気に育てる為に
必要な、剪定方法についてご紹介します。
ユーカリを剪定するときの2つのポイント
① 透かし剪定
剪定は、ただやみくもに枝を
切ればいいという訳ではありません。
枝を落とすともうそこから新芽は生えてこないので、
枝ではなく、葉を減らすイメージで剪定していきましょう。
「透かし剪定」というやり方で、
自然樹形を維持するように剪定します。
透かし剪定とは?
伸びすぎたり、混み合っている枝を適度に透かす剪定方法。
日当たりや風通しが確保でき、間延びしにくくなります。
枝ぶりは整いつつ植物全体のシルエットは保たれるので、樹形を良くすることが出来ます。
さっそく、カットしていきましょう。
主軸よりも徒長しやすい、分岐した細い小枝を
いくつか切り落とし、枝数を減らしていきます。
円錐形に整えるイメージで、伸びすぎた枝や
樹形を乱す枝をカットしていくと、コンパクトな
樹形が維持でき、見栄えが良くなります。
大事なポイントは、又部でカットすることです。
下の画像のように、枝の途中でぶつ切り
しないように、注意してくださいね。
※NG例
② 摘心
成長のはやいユーカリは、放っておくと
どんどん伸びるので、摘心も行いましょう。
摘心(てきしん)とは?
伸びすぎないため、枝先にある新芽を摘み取ること。
枝ごと落とすのでなければ、植物は基本的に
切った手前の葉元から、二股に分かれて成長します。
それを活かして摘心を行えば、脇芽を発生させて
枝を増やしたり、葉を大きく丈夫に、そして、
こんもりとした樹形に成長させることが出来ます。
剪定のポイントは、たったこれだけです。
伸び放題だった京都店のユーカリも・・・
before
after
葉と葉の間がしっかりと空いて、
日光が十分にあたるようになりました^^
剪定後は、水や肥料を与えず、過酷な環境で
育てることで、コンパクトに育ちますよ。
おまけ:剪定でカットしたユーカリの活用方法
京都店のユーカリは、今回の剪定で、
これだけの小枝を切り落としました。
せっかくなので、これらも飾りたいと思います。
爽やかな香りと、優しい緑色が素敵なユーカリは、
フラワーベースに生けるだけでとっても素敵ですが、
それ以外にも、色んな活用方法があります。
くるんと丸めて小瓶に入れ、香りを楽しんだり・・・
ドライフラワーにしても、食卓が優しく華やぎます。
そしてこんな風に、
ラッピングに使うのもおすすめです。
贈り物にそっと添えられたユーカリが、
印象に残るプレゼントになりそうですね。
ユーカリの楽しみ方については
以下のマガジンでもご紹介しています。
新生活を彩るユーカリの魅力と楽しみ方
春のお花で、インテリアにぴったりの簡単リースの作り方!
剪定をして、ユーカリを年中楽しみましょう。
いかがでしたでしょうか。
ポイントさえ押さえれば、剪定はとっても簡単です。
これからの時期は、太陽の光が貴重になります。
寒い季節が苦手なユーカリを元気に育てる為、
今のうちに剪定をして冬を迎えましょう。
ユーカリは、空気清浄効果もあり、気管支系の
トラブルを緩和する効果もあると言われています。
見た目に美しいだけでなく、身体にもいいユーカリを
上手に生活に取り入れて、爽やかな生活を送りたいですね。
京都店では、植物に関するご相談も大歓迎です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。