幸せを呼ぶ木「ガジュマル」とは?
独特な樹形が魅力の観葉植物
みなさん、こんにちは。
Re:CENO KYOTO とだです。
今日は、足のような幹を持つ、私も大好きな
観葉植物ガジュマルを、ご紹介したいと思います。
独特な樹形をしている一方で、"幸福の木"と
呼ばれ、神秘的な木として扱われています。
その魅力を知れば、みなさんもきっと
ガジュマルを育てたくなりますよ^^
ガジュマルの特徴は、個性的な樹形
ガジュマルは、東南アジアやオーストラリア北部、
沖縄県、屋久島などの熱帯~亜熱帯に分布しています。
"ガジュマル"という名前は、沖縄の
現地名であり、正式な和名でもあります。
少し肉厚な、光沢ある鮮やかな緑の葉も素敵ですが、
その特徴は、何と言っても独特な樹形。
幹の途中から何本も生えた気根が、地面に
向かって伸び、木を支える支柱根となります。
大きいものでは20mにもなり、その姿は圧巻です。
12世紀前半に建立されたといわれる、
カンボジアの世界遺産・アンコールワットには、
ガジュマルの根が巻き付いています。
私も実際に目の前で見た事があるのですが、
ガジュマルのずっしりとした生命力を感じました。
1960年に発見された時には、既にガジュマルの
根に浸食されていたようですが、一体いつから
遺跡とともに過ごしてきたのでしょうか。
そしてその根は、今でも成長を続けているそうです。
ガジュマルが「幸福の木」と呼ばれる理由
一方で、ガジュマルは精霊が宿る木として知られ、
"聖木"として扱われる神秘的な木でもあります。
みなさん、"キジムナー"をご存知でしょうか?
沖縄で、巨木に成長したガジュマルに
住むといわれる、木の精霊です。
あくまで伝説上の生き物だそうですが、
沖縄では、キジムナーと仲良くなると家が
繁盛し、多くの幸せをもたらすといわれています。
その為、彼らの住処であるガジュマルも、
"幸福の木"や"多幸の樹"と言われる様になったのです。
実は、私もガジュマルに
幸せを分けてもらった事があります。
それは、Re:CENO TOKYOオープンでの出来事です。
100点以上の植物を植え替えた中で、
ころんとした、丸くて白い鉢に植え替えた
小さなガジュマルが、私の1番のお気に入りでした。
「最終日まで残っていたら、買って帰ろうかな」
と思うほどで、見ていると何だか癒されました。
そして、京都へ帰る日、
いつも置いてあったところへ行ってみると、
なんと、ぽっかりとその場所が空いています!
聞くと、幸せそうな新婚さんに、
ご購入いただけたとの事でした。
「もらわれていったんだ~」と、お嫁にいった
娘を持つ親のような複雑な気持ちでしたが(笑)、
それを聞いて、とっても嬉しくなりました。
仲良くお2人で選んで下さったこと、幸せいっぱいの
新婚生活にRe:CENOのグリーンが加われたことを
思うと、私まで幸せな温かい気持ちになれました^^
京都店で販売中のガジュマルをご紹介します。
現在京都店では、観葉植物として最もポピュラーな
ニンジンガジュマルと、流通量が少なく、とても
希少なパンダガジュマルを販売しています。
鉢はもちろん、樹形も1点1点まったく違います。
その中でも、私の一押しを少しだけご紹介します。
幸せを走って届けてくれる!? 躍動感溢れるガジュマル
この幹のかたち、走っているように見えませんか?
さらに、目や口もちゃんとあって、
葉は、鼻から生えているように見えます。
とっても躍動感のあるガジュマルです。
1本足で体を支えるガジュマル
1本の幹でからだを支えている、
たくましいガジュマルです。
途中で切られている幹が、今後どのように
変化してくるのかも楽しみですね。
少しだけ大きめの鉢に植え変えているので、
思いっきり成長してくれるはずです。
希少なパンダガジュマル
生産者が少ないために、
とっても希少なパンダガジュマル。
先の丸いぽてっとした葉が可愛らしいです。
他の種類のガジュマルよりも寒さに強く、
0℃まで耐えることができます。
今回は1点のみの入荷ですので、
気になられた方は、お早目にご来店くださいね。
ガジュマルを育てて、幸せな毎日を。
ガジュマルの魅力は、伝わりましたでしょうか。
個性的なその姿を見ていると、不思議と
神秘的な木といわれるのも納得できる気がしてきます。
観葉植物としてのガジュマルは、
自生地で自由に多い茂る巨木とは異なりますが、
愛情を持って大切に育てていると、キジムナーが
幸せを運んで来てくれるかもしれません。
東京店でガジュマルを買って下さった新婚さんも、
一層幸せな毎日を送られている事を祈っています。
京都店にいるガジュマルたちは、
みなさんのお家に行くまで、スタッフが大切に
育てていますので、ぜひ、見にいらして下さいね。
生命力に溢れたガジュマルを眺めていると、
明日も頑張るエネルギーが沸いてきますよ^^
ガジュマルの育て方のポイント
比較的強い性質の、ガジュマル。
気をつけるポイントは、置き場所と水やりです。
- 直射日光を避けた明るい日陰に置く
- 風通しのよいところに置く
- 水やりは土が乾いたらたっぷりと
- 葉水は茎や幹にも、毎日行う
レースカーテン越しの窓際などに置くのがおすすめです。
ちなみに、耐寒温度は5℃までと言われています。
これからの時期は、室内で育ててあげて下さいね。