身近なモノをリサイクル
3ステップでできる「水耕栽培」をやってみよう!
こんにちは。
Re:CENO KYOTO セキです。
まだ寒い日が続きますが、太陽が顔を出すと、少し
暖かさも感じられるようになり、店の植物達にも
新しい芽が出てきたりと、春の近づきを感じます。
さて今回は、普段家で使っているような
身近な物を使って簡単にできる、
水耕栽培のやり方をご紹介いたします。
水耕栽培って?
水耕栽培とは、土壌を使った育成方法とは違い、
ベースが土では無く、水を使った方法となります。
別名ハイドロポニックスとも呼ばれ、
植物屋さんや雑貨屋さん等で、水だけを使って
育てられている植物を見かけたりしませんか?
このように、根っこ部分が見え、ぐんぐんと根が
伸びて行くのが分かり、育成方法も少しのルールを
守れば、簡単に水耕栽培を楽しむ事が出来ます。
また、水耕栽培の良いところは、水やりを
しなくても大丈夫という事です。
本来、観葉植物などで手間となる水やりですが、
水耕栽培の場合、根が必要な分だけの水を吸収する
ので、根腐れ等の心配もいらないのです。
※葉水は時々あげましょう!
さらに、メリットとして、病気になりにくい
という点です。
土植えの場合、病気の原因のほとんどが、
土を媒介とした感染系となります。
なので、土を一切使わない水耕栽培は病気にも
なりにくく、虫も出にくいのです。
普通の観葉植物に少し飽きてしまった方や、
ちょっと変わった方法で植物を育ててみたい
という方には、とてもオススメの方法です♪
それでは、順序を踏みながら、
家にある物を使って1つ作ってみましょう!
身近な物を使って、水耕栽培を始めてみよう!
水耕栽培の植物は、家庭内の身近な物を代用して、
簡単に作る事が出来ます。
それではまず、準備を始めましょう。
用意する物
- 根っこが入る大きさ程の瓶
- 植物(今回はサボテン)
- ピンや竹串などの先が細い物
用意する物はこれだけで大丈夫です。
土を使った鉢への植え替えに比べると、
用意する物も手間も、実はとっても簡単なんです。
瓶に関しては、植物を浮かべるわけでは無いので、
口が少し狭く、根から上が瓶口に乗るような
イメージとなります。
今回は、牛乳瓶のようなサイズのキャニスターを
使用します。
口が狭い瓶が無いという場合は、アクリル板などを
瓶口サイズにカットし、その中に穴を開け、
根だけをおろせるように出来れば問題ありません。
そして今回は、僕が好きなサボテンを使用します。
「サボテンって水に弱いから、無理なんじゃ...」
と、思われる方もいらっしゃるかと思いますが、
大丈夫なんです!
水をあまり必要としないサボテンの枯れる原因で
多いのは、土の水が腐ったり、そこからの雑菌が
繁殖したりして枯れることが多いのです。
サボテンの水耕栽培の場合、サボテンが根から
必要な分だけの水分をくみ上げてくるので、
根腐れなどの心配もいらないのです。
あまり大きなサイズの物は向いていないので、
ちょっと小ぶりな物がオススメです。
では、早速作っていきます♪
①植物を土から出し、根を整える。
まず、土の埋まっている状態の植物を掘り返し、
土を払い、細いピンなどで、根と根に詰まっている
土などを洗いながら、ほじくり出していきます。
根を傷めないようにやさしく出していきます。
土が残った状態だと、水がすぐ濁ってしまうので、
ここでは、できるだけ土などはしっかりと
落としましょう。
キレイに土が落とせたら、次は本体部分から約1cm
程残して、根をカットしてしまいます。
こうする事により、根が水を探し求め、ぐんぐんと
水のある下に、伸びていくという訳なんです。
また、カットしたあとは、湿気のない場所で
3日間ほど陰干ししてあげましょう。
土壌で育ったものから、いきなり環境を変えると、
植物もビックリしちゃうので、耐性をつけ、
しっかりと発根させてあげましょう。
②根の高さを意識して、容器に移し替えよう。
しっかりと根が乾いたら、瓶に移動させましょう。
この時、水の量はカットした根が水に浸かるぐらい
で大丈夫です。
こうすることにより、
水耕栽培に適した根が、生えやすくなるのです。
ここで、本体が水に浸かってしまうと、
一気に植物が腐ってしまうので、注意しましょう!
③あっという間に完成です!
そして最後に、水の量を調整して、
瓶に植物を乗せれば水耕植物が完成です!
とっても、簡単に水耕植物が完成しました。
完成したら、普段は直射日光を避けた
日当たりの良い場所に置いておきましょう。
気がつけば、ぐんぐんと根を出していきますよ♪
ここで一つ注意点として、サボテンは日当たりの
いい場所を好みますが、水温の上がりすぎは良く
ないので、時々水温を確かめるようにしましょう。
ぐんぐん根が出てきたら、②の工程と同じ要領で
水位を下げ、根の上部が水から出るよう調整します。
必要な水替えは、一週間に一回程で大丈夫です。
水替えを行わないと、水が濁ってきたりし、
汚い水のままでは植物に悪影響となりますので
注意しましょう。
色んな容器を使って、水耕植物を楽しもう♪
いかがでしたでしょうか。
水耕植物は、普通の鉢植えに比べて、
手軽に植物を楽しむ事が出来ます。
今回はサボテンを使いましたが、他の多肉植物や、
観葉植物でもできるので、お気に入りの植物で
試してみるのもいいですよね♪
容器は、牛乳の瓶やフラスコ、大きな電球、
フレグランスの空き瓶やピーカーなど、
クリア系の物であれば何でも代用できます。
小さな物から大きな物まで、形状も色んなタイプの
容器で試してみて、お気に入りの組み合わせを
探しだすのもイイですよね♪
是非一度みなさんも、お気に入りの瓶を使って
水耕栽培を始めてみませんか?
きっと、一回作ってみると、
可愛くって色々作りたくなりますよ^^
最後までお読みいただき、ありがとうございました!