Re:CENO流 福岡探訪記
~「余白あるひと時を過ごす珈琲喫茶店」編~
こんにちは。エノモトです。
日ごとに暖かさを感じられるこのごろ。
気持ちの良い空気に、気分が上がりますね。
季節はもう春。
街巡りが楽しみやすい時期となりました。
本日ご紹介するのは、ぜひ街巡りの途中に
立ち寄りたいお店です。
センスの良い空間に感動し、
店主の所作に心地よさを、
珈琲の味に癒しを感じる。
ひとつの目的地としてもおすすめできますので、
この春の楽しみの参考にしてください。
それでは福岡探訪記第7弾。
ぜひ、ご覧くださいませ。
福岡探訪記 7店舗目「珈琲いわくま」
場所は福岡市南区の高宮駅の近く。
閑静な通りにお店を構えています。
隠れ家的な場所ですが、鮮やかなブルーの
入口が印象的で目印に。
空間好きな私は、
外観を見ただけでも興奮していました。
店内は静かでゆったりとした時間が
流れており、落ち着きを感じます。
また、その中に漂うコーヒーの香りも
相まって、リラックス感もプラス。
居心地の良さは別格でした。
少し羽根をのばしたい、
ゆっくりとした時間を過ごしたい、
なんて時には最適です。
この居心地の良さの理由を
紐解いていきましょう。
「珈琲いわくま」の人となりを知る。
お店を語る上で、そこにいる人の存在は欠かせません。
お店のことを話す前に、
すこし店主についてお話しを。
店主のお名前は店名にあるとおり、イワクマさん。
変なことをしないようにと、戒めもこめて
自身の名前を店名に。
なんだか、ここでも人となりが
出ているように感じました。
社会にいる以上、恥ずかしいことはしたくないと、
お客様と向き合うことをなによりも
大事にされています。
話すことの奥行きと言いますか、
ひとつひとつの所作からも、
大人の落ち着きを感じます。
とはいえ緊張することもなく、
リラックスできるのは店主の気遣いの姿勢から。
若い人からお年寄りまで、このお店に通う
理由はここにありました。
イワクマさんの人となりとその姿勢から、
「珈琲いわくま」が形作られているのです。
空間に、珈琲に。こだわりを知る。
店主の考えや想いが現れるお店には、
それが一種のこだわりとして出てきます。
イワクマさんは
「特別なこだわりはなにもないですよ」
なんてお話ししていましたが、そんなことはない。
ここでは私が感じたポイントをお話しします。
美意識あふれる空間づくり
内装はコンクリートの打ちっぱなし。
モダンさと、少しのスタイリッシュさも感じます。
そこに温かさを感じる木製のヴィンテージ家具に
ヴィンテージのラグ。
オランダを代表する
工業デザイナー「フリソ・クラマー」
のチェアも嫌味にならず、
アクセントとして活かされています。
これを狙わずに組み合わせているならば、
恐るべしセンス......です。
そして、ある程度広さがある空間に関わらず、
座れる席はテーブルが2つと
カウンターに椅子が4席ほど。
「効率が悪いのは分かっている。
それ以上に大事にしたいのはお客様の時間」
とはイワクマさんのお言葉で、
質問した自分が恥ずかしくなりました。
席同士の間隔を広めにとることでゆったりと、
居心地の良い時間が過ごせます。
時間も空間も「余白」が大事ということです。
コーヒーではなく、珈琲を飲む。
「珈琲いわくま」は、カフェではなく喫茶店。
コーヒーではなく珈琲と言いたくなる場所です。
それは雰囲気から......だけではなく、
その珈琲の味からも感じるところ。
私がいただいたオリジナルブレンドは、
昔からある喫茶店のコーヒーをイメージしたとのこと。
コクと深み、珈琲らしさを感じる味で
酸味が苦手な私にとって大好きな味でした。
ストレートで用意されている豆の種類は
季節によって変わり、焙煎度合いも
それぞれの豆の良さを引き出すためにかえています。
挽く量も豆によってそれぞれ変えて淹れているとの
ことで、これをこだわりと言わずなんというのか、
と感じました。
街巡りの、ひとつの目的地として。
上質さを感じるモダンな内装ながらも、
「喫茶店」を思い出す不思議な空間。
それは、ちりばめられたイワクマさんの想いが
随所に感じられるからでしょう。
ゆったりと余白ある時間を過ごしたい。
店主とゆっくりお話をしたい。
はたまた、この空間を楽しみたいというのも
ありかもしれません。
ぜひ、すこし足をのばして
余白あるひと時を過ごしてください。
それでは、また。
お店の基本情報
店名 | 珈琲いわくま |
住所 | 〒815-0037 福岡県福岡市南区玉川町15−4 |
電話番号 | 092-287-5663 |
営業時間 | 10時00分~19時00分 |
URL | https://iwakuma.base.shop/ |