【蚤の市で見つけた偏愛品】
キルタのカップ&ソーサー
「古い映画のワンシーンに憧れて購入した
キルタのカップ&ソーサー。」
題名は全然思い出せないけれど...
タータンチェックのテーブルクロスの上に、
灰皿とカップ&ソーサー。
ナウい俳優が足組みしながら、
小さなカップに手を伸ばす。
微笑みながらすっと、口元にカップを運ぶ。
その一連の仕草がとても大人に見えた僕は、
カップ&ソーサーには憧れがありまして。
小さくてシンプル、そして昔っぽいやつ。
漠然としたイメージが頭の中に残っていて、
「まさにこれこれ!」と購入したのが、
このカップ&ソーサー。
深みのあるブラウンと程よい艶感。
少し厚みのあるぼてっとした感じが
洗練されていなくて、またいい感じ。
今っぽくないのが、今っぽいというか。
「映画で見たのは、こんなのだ」
と、小さな夢や憧れを
誰でも簡単にかたちにできるのが、
インテリアの楽しさ。
ちょっと背伸びしてる感じはあるけれど、
このカップ&ソーサーを使っていると
映画の主人公になった気分で過ごせることが
なんだか嬉しくって。
コーヒーを飲む時には、
このカップばかりを選んでしまいます。
ちなみに...
究極のベーシックとも呼ばれる、
イッタラのティーマシリーズは、
皆さんもご存知かと思います。
北欧の巨匠「カイ・フランク」が
手がけていることで、よく知られています。
そのティーマシリーズの原型が、
このキルタシリーズなんです。
北欧のヴィンテージにはよくあることで、
作られた時期によって、窯が変わったり、
ブランドが変わったり。
兎にも角にも、オリジナルに近ければ近いほど、
男心はくすぐられるというわけなんです。