【蚤の市で見つけた偏愛品】
ちょっと特別なコンポート皿
モスグリーンのひっそりと落ち着いた色合いに
一目惚れした古いガラスのコンポート皿。
古いものは一期一会...と思って、
逃せない!と感じたものは即決する私なのですが、
今回は少し躊躇して立ち去りました。
それは「ガラスのコンポート皿」ということ。
料理苦手な私に使いこなせるのかな、
ガラスだと割れちゃいやすいかも、
そういえば、最近ガラス瓶を割った覚えも...
あぁでもスモーキーな感じやフォルムかわいい!
葛藤が頭の中でぐるぐると。
ここまで考えるなら買えばよかったかな、
いやでも...と優柔不断な自分がイヤになるくらい。
そんな繰り返しをしているところ、
古いもの好きが共通の
スタッフ岩部のエッセイを読んで、
ひっそりと背中を押されました。
「たくさん使ってあげることで、
もし壊れてしまっても
感謝の気持ちで見送ることが
できるんじゃないだろうかと。」
【まるく、暮らす。】いつかは壊れてしまうけど
言葉がストンと心の中に落ちてきました。
古いもの好きが高じて、
物へのストーリー、どう使うおうか、
側に置いておきたい物ってどんなのだろうと、
さらに興味が湧いた時の気持ちを思い出しました。
「好き」な気持ちはやっぱり譲れないですし、
どう使うか、迎え入れるか、自分の気持ち1つ。
その後お店のサイトにも掲載されていたのを
見つけて、早速購入。
売り切れてなくてよかったと、
ほっと胸を撫で下ろしました。
スーパーで買ったあんみつや、
毎日食べるフルーツも、
このお皿に盛ると、
何だかちょっと特別に感じてしまいます。
すごく単純でシンプルな話かもしれませんが、
「好き」な気持ちは大事にしたいなと、改めて。
たまには迷って、少し遠回りしてみるのも、
普段と違う気づきを得られるのかもしれません。