【整理収納のヒント手帖】
家具の使い方は、ひとつじゃない。
こんにちは。北欧式整理収納プランナーのmahoです。
今回は、家具の使い方や、選び方についての
お話です。
一見、用途がひとつに固定化されているように感じられ
る家具ですが、視点を変えてみると様々な使い方ができ
ます。
わが家では、「使わなくなった家具」をこんな風に使っています。
生活スタイルの変化などで、出番がなくなってしまった
家具や、しばらくしまっておきたいアイテムなどなど。
わが家の実例をご覧いただき、皆さんの暮らしの中で、
「こんな風に使えるかも!」という気付きや発見に繋が
ればうれしいです。
① テーブルの伸長板⇒作業台の天板として使う
わが家は、和室にダイニングテーブルを置いています。
ここで食事をしたり、娘たちがお絵描きをしたり、
家族が集う場所になっています。
こちらは、数年前に購入したfolkダイニングテーブル。
家の中に丸い形を取り入れたかったこと、用途に応じて
伸長できることをポイントに選びました。
4人で座っても、伸長用のエクステンション天板を外し
た状態で、十分広く使うことができています。
このエクステンション天板。
来客時に使えるように、冷蔵庫と壁の隙間に立て掛けて
収納していたのですが...!わが家の場合、使用頻度は今
のところあまり多くありません。
きれいな木目でしっかりとした造りの天板。放っておく
のはもったいない。
そんな時、たまたま台所で使っている作業台と奥行きが
ぴったり(60cm)なことが判明し、今はステンレスの
作業台の上に乗せて使っています。
ちょうど温かみのある木製の作業台にしたいと思ってい
たところだったので需要と供給がベストマッチ!
台所の雰囲気を変えることができたと同時に、エクステ
ンション天板に新たな役割を与えることができてうれし
く感じました。
娘たちが小学生になったらテーブルで宿題をしてもらう
予定。必要であれば天板をテーブルに戻して、快適な距
離感で勉強や食事ができるようになればと思っています。
それまでは、台所の中心である作業台の天板として愛で
ていこうと思います。
伸長式テーブルのメリット
人数や用途に応じて大きさを変えることができるので、
余分な家具を買い足さなくて良いこと。
例えばわが家の場合は、こどもたちの学習机としても使
う期間は伸長し、夫婦ふたりだけの生活になればコンパ
クトな丸型に戻すことができます。
伸長式テーブルのデメリット
ひとつデメリットを挙げるとすれば、天板を入れる隙間
にゴミが入ること。
大人だけならあまり心配ないのですが、こどもが飲み物
をこぼしたりすると、隙間を一度開けて掃除する必要が
あります。
わが家では、こどもの席を隙間部分に干渉しない位置に
配置したり、食事をトレーに乗せて出すなどして対応し
ています。
② ソファーのオットマン部分⇒レンジ台として使う
リビングに置いている3人掛けのソファー。オットマン
の部分は単体で切り離して使うことができます。
ソファー自体は大型家具なのですが、オットマン自体は
取り回しのしやすい小型家具なのです。
座面のクッションを取り外して、インテリアを飾ってい
た時期もありました。
引っ越しの際にレンジをどこに置くか悩んだのですが、
ちょうどオットマンのサイズとぴったり!
わが家のレンジ台として定着し、新たな家具を買い足す
必要がなくなりました。
レンジを使う際には、腰をかがめる必要がありますが、
地震が来ても安心な高さなので、ここが定位置に。
ちなみに、ソファー本体は背面のクッションを外して好
きなものに替えたり、リネンのカバーを敷くなどして、
その時々の好きな雰囲気に合わせてカスタマイズしてい
ます。
このように、クッション部分を取り外せたり、オットマ
ンを単体で使えるようなソファー選びは、模様替え好き
な方にオススメです。
③ 椅子⇒収納棚として使う
わが家には、家族の人数より多くの椅子があります。
来客時に使えるようにということもありますが、座る用
途だけではもったいない!
気に入っているデザインの椅子は、インテリアにもなる
収納棚としてあちこちに配置。動かして掃除しやすいと
ころも椅子の良さのひとつです。
リビングの真ん中に置いている背もたれのない椅子は、
実家に置いてあった古いピアノ椅子。
座面は剥がれてしまっていましたが、白布を掛けておも
ちゃの収納棚にしています。
椅子は背もたれや脚周りに程よく空間があるので、圧迫
感を感じないところも嬉しいですね。
いかがでしたでしょうか。
家具を動かすとなると、それなりの時間や家族の理解と
協力が必要になるので、体力的にも精神的にも、気軽に
取り掛かれることではないかもしれません。
でも、その労力をかける分、いざやってみると、暮らし
が大きく変わるきっかけになることもあります。
お部屋にある家具を、ぜひ別の角度から眺めてみてはい
かがでしょうか。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。